ヤツシロソウ(八代草)
学名:Campanula glomerata Var・dahurica
科名/属名:キキョウ科 ホタルブクロ科
原産地:九州 阿蘇 久住地方 朝鮮半島 中国東北地方
別名:ナツキキョウ(夏桔梗)リンドウザカンパニュラ(竜胆咲)
花ことば: 従純な人 誠実 開花期:5~9月
赤城自然園 で咲くヤツシロソウ 2019.6.23
山地の湿った草原に生育する草丈30~80cm程の多年草です。
日本には九州の阿蘇や久住地方の限られた地域のみに分布します。
茎は直立し根出葉には葉柄あり茎葉は長さ5~10cm程度の広披針形で
互生しほどんど葉柄が無い茎をだき縁に細かい鋸歯があります。
茎上部の葉腋に直径2cmほどで先端が5裂した漏斗形の花を
10個ほど頭状に咲かせます。
花色は薄紫色 、ピンク、白があります。雄蕊は5本柱頭は3~5裂します。
花は桔梗や竜胆に似ています。果実は朔果です。
和名は熊本県八代市で発見されたことに由来します。
環境省レットリスト(2012)
絶滅危惧IB類(EN)に登録されています。ホタルブクロと同属です。
属名の「Campanula」はラテン語に「Campan(小さな鐘)」が語源です。
花の形に由来します。
種小名の「dahurica」は「(シベリアの)タフリアの」と言う意味です。