シマトネリコ
学名:Fraxinus griffithii
科名/属名:モクセイ科 トネリコ属
原産地:日本(沖縄)中国 台湾 インド フィリピン
和名:シマトリネコ 他:タイワンシオジ
草丈・樹高:10~15m 花色:白 開花期:6~7月
シマトネリコは常緑でシンボルツリーとして人気の植物です。
葉は小さな葉が密に生えるので見栄えがする事、
洋風和風の庭にも合うので人気の庭木です。
シマトネリコの名前の語源
シマトネリコのトネリコは「戸に塗る木」が語源です。
昔はトネリコの樹皮に付くイボタロウムシの分泌する蝋物質を敷居などの溝に
塗って戸のスベリを良くした事から名付けられました。
シマトネリコは沖縄などの島に自生するトネリコと言う事です。
初夏に咲く花はやや地味ですが小さく艶のある美しい葉と風になびく
樹姿が魅力的です。新芽は淡い緑色で後に濃緑に変わります。
5月下旬から7月にかけて枝先に小さな白い花が房の様に咲きやがて結実して
白色のハク(翼)を持った種が見られます。
種は樹上に長く付いているので遠目には花が咲き続けている様に見えます。
トネリコ
トネリコ(梣)トネリコ(秦皮)ササトネリコ タモ
日本原産の植物です。 半落葉高木で雌雄異株の植物です。
5~6月頃に見頃を迎え白色の小さな花を沢山咲かせます。
花言葉 威厳 偉大 服従 高潔
その昔トネリコの樹皮を煮詰めて墨に混ぜ写経に使用した事から威厳と言う
花言葉が付けられました。又偉大や服従そして高潔等と言う花言葉は
トネリコを昔から北欧では神聖な木であり魔力や海を従わせる偉大な力が
あると信じられていた事に由来します。
トネリコの由来
トネリコと言う名前の由来は諸説あり一説にはトネリコの樹皮に付く
イボタロウムシが分泌する「イボタロウ(いぼた蝋)」と言う物質を
動きが鈍った敷居に塗る事でスベリが良くなる事から「戸に塗る木」が
転じてトネリコと呼がれる様になりました。
トネリコの学名は「Fraxinus japonnica]でありFraxinusとはローマ時代の
トリネコの名前で「一段と高い」という意味があります。
英名ではJapanese Ashと呼ばれ元々はアイルランド語のAekが語源であり
最初の人間と言う意味です。
北欧神話によると人類の最初の人間はトネリコの流木から作られたと
伝えられています。
トネリコは日本に自生する半落葉高木で開花時期は5~6月頃で花弁の無い
白い花を多く咲かせます。雄雌異株の植物で公園や街路樹などに多く植えられます。木の高さは15m程で花が咲いた後に細い3~4cm程度の果実が実ります。
羽状復葉の葉が特徴で全体の葉の長さは約25~30cmです。
トネリコの種類
トネリコの品種は世界で70品種類ありそのほとんどが北半球に生息します。
※シマトネリコはトネリコ属の中でも珍しい常緑樹です。
木の高さは約10mです。
開花期は5~7月で枝先に房の様な白い花を咲かせます。
日本を始め中国やフィリピン等が原産で耐暑性に強い植物です。
※トネリコは木材として弾力性に優れていて強靭な粘りがある事が特徴です。
主に野球のバットやテニスラケット、ステッキ等に使用される事が多いです。
※その他
トネリコは漢方として下痢や目の充血などに効果があり生薬名は
「秦皮(しんぴ)」です。
また鎮痛や消炎 尿酸排泄など薬理作用もある事で知られています。
2021.8.29 散歩で見た花木
Green Snapから引用