5月16日
久しぶりにちょっと遠くのスーパーに出かける途中で
真っ赤と言うより紫色の実が付いている大きな木を見ました。
すぐに桑の実と判り 車を止めて写真を撮りました (*'▽')
昔日本では養蚕業が盛んに行われていました。
養蚕業とは蚕の養殖の事で主に絹糸を取るために発達した産業でした。
大正から昭和の初期までは輸出も積極的にされていました。
その蚕の餌として栽培されていたのが桑の木であり
この桑の木が付ける果実を桑の実と言います。
桑の実はラズベリーに似た少し面長の実で最初は白っぽい実を付けますが
熟すにつれ赤黒く変化し生でも食べる事が出来ます。
野鳥達の大切な栄養源でもありジャムやジュースに加工する事も出来
栄養豊富な食材です。
ドドメイロ(土留色)と言う色は桑の実の色を指します。
桑の実は別名で「マルベリー」や「ミユール」とも呼ばれます。
蚕の為に葉を収穫する「ヤマグワ」と果実の収穫目的として栽培される
「セイヨウグワ」と大きく二つの種類に分かれます。
桑の実は4~5月にかけて花を咲かせ実を付けます。
桑の実
クワ科 桑属の落葉樹になる落葉樹の総称です。
英語でマルベリー フランス語でミユールとも呼ばれています。
品種や変種が沢山あり葉っぱを収穫する養蚕用の「ヤマグワ」
果実を収穫が目的の「西洋桑」に大別されます。
果実の実は甘酸っぱく熟した物ほど甘みが強くなります。
ブラックベリーとよく似ていますが桑の実は食べた時に種が口に
残ると言うことが無いのでブラックベリーより食べやすいかも知れません。
桑の実は4~5月頃に花を咲かせ実を付け始めます。
収穫できるのは実が熟し赤黒くなる6月初旬辺りまでの1か月間ほどです。
桑の木は「花」「白い実」「黒い実」とそれぞれに違う花ことばを持ちます。
花「彼女のすべてが好き」 「共に死のう」
白い実「知恵 」
黒い実「私はあなたを助けません」 「あなたより生き延びます」
ベリー類に見える桑の実も一般的なベリー類がバラ科であるのに対し
桑の実はクワ科の植物です。
養蚕を生業とする農家が減り桑の木畑を見かける機会も減ってきて
しまいましたが現在でも日本中の所々で野生化した桑の木を見かけます。
年齢や年代によって子供の頃に桑の実を食べたと言う方もいらっしゃる
のではないでしょうか。
完熟した桑の実は甘みと酸味のバランスが良くそのままでも
充分美味しく食べられます。
2023.5.16 桑の実(マルベリー)
PCの不具合で暫く更新できませんでした。
今日から又続けていきたいと思います。
古い記事になってしまいますが
どうぞよろしくお付き合い下さいませ。