ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

Cozy Powell's Hammer/Lost Reel Masters

2010年05月06日 | ブートレグ (A-C)
コージー・テープから「コージー・パウエルズ・ハマー」のレコーディング・テイクがリリースされた。なんかここまで来ると、遺跡が盗掘されている感がする。私はコージーのソロキャリアまで探求するほどコージーファンではないが、これは衝撃の音源でしょう。74/75年ころのコージーのプロジェクトで、ニール・マーレイも在籍していた時期もあったはずだが、本音源のbはクライヴ・チャーマンとされている。真偽のほどはわからない。音質はオフィシャルとして出せるくらい良い。詳細はメーカーインフォをご覧ください。(NON LABEL 1CDR)

1.Take Your Time (Instrumental) 2.Instrumental #1 3.Instrumental #2 4.Take Your Time (with vocal) 5.Bad Kid (with vocal) 6.Living A Lie (with vocal) 7.Le Souk (Final mix) 8.Le Souk (3 min. single version) 9.Le Souk (Outtake)

*Cozy Powell - Drums
*Bernie Marsden - Guitar
*Don Airey - Keyboards
*Clive Chaman - Bass
*Frank Aiello - Vocal

以下、メーカーインフォ抜粋 ↓

『1974年、コージー・パウエル、クライヴ・チャーマンら第二期ジェフ・ベック・グループのリズム隊を中心に、UFOそしてコージーのシングル「Na Na Na」に参加したバーニー・マースデン、べドラムのボーカルのフランク・アイエロ、そしてプロ・キーボーディストとしてのキャリアをスタートさせたばかりのドン・エイリーら、コージーの人脈をベースにブリティッシュ・ロックの名プレイヤーが集結した、伝説のバンド「コージー・パウエルズ・ハマー」のオフィシャル・レコーディング・テイクが世界初登場。コージーが所有していたとされる「COZY...HAMMER」と記されたリール・マスターをダイレクトに音盤化(リール・ケースの写真は内ジャケに掲載されています。)。収録時間は41分45秒で全9トラックを収録。その内3トラックはコージー4枚目の幻のシングルLe Soukを3ヴァージョン収録しています。6曲目のLiving A Lieは後に、コージーのセカンド・ソロ・アルバム「Tilt」に再録され収録されましたが(本盤に収録されているのは「Tiltヴァージョン」とは別のオリジナル・テイク)、それ以外のトラックは、楽曲そのものが全て初登場という衝撃的な内容になっています。音質は最高級のステレオ・ライン録音で収録されており、オフィシャル・ユースにも耐えうる最高クラスのサウンドです。
一曲目のコージーの肉声カウントからスタートするTake Your Timeのファンキーなバッキングプレイに、誰しもがあっけにとられて聴き入ってしまうことでしょう。JBGでもお馴染みのコージーとクライヴのファンキーでいて確実にロックしている最強リズム隊の演奏と、それに被さるバーニーのメロディアスなプレイはまさに絶品。ドンのエレピによるセンス抜群のプレイも最高です。またもや肉声カウントからスタートする疾走感に満ちた2曲目のインストは、実際は歌入れを想定していると思いますが、インストナンバーとしても成立する位のクオリティです。これまたファンキーにハードロックした、初期ホワイトスネイクの佳曲を思い出させるようなナンバーで、全編に渡って、凄まじいグルーブ感に満ちた最高の演奏を楽しむことができます。ドンのキーボードも一曲目以上に大活躍、2分台後半にはバーニーのらしいロングソロが用意されています。曲後半のバンド全体が畳み掛けるようなアンサンブルプレイはまさに圧巻。ドンのシンセの試し弾きのようなイントロからよりハードロックしたギターリフが唸り、バンド全体がへヴィで高度なアンサンブルに突入。これもまたボーカルを想定しているのかもしれませんが、インストナンバーとしても十分に通用する魅力を兼ね備えた名曲です。3分台にはドンのシンセソロが炸裂、コージーが凄まじいドラミングを聴かせ、よりへヴィ・ロックに接近したコロシアム2を聴いているようです。4曲目からフランクのソウルフルなボーカルがフィーチャーされています。バック陣の演奏は1曲目のバッキングナンバーとは別テイクで、音像からミックスまで全然違う演奏が楽しめます。ドンのエレピもより大きめにミックスされています。曲後半のバーニーの流れるようなソロプレイも絶品。Bad Kidはこの一群の中ではやや異質のオーセンティックななグルーブ・ロックで、フランクのボーカルとドンの強烈なピアノがラウドにフィーチャーされています。Living A Lieは前述の通り、この6年後に「Tilt」で同じフランク&バーニーを迎えて再録されたほどの名バラードです。ソウルフルな魅力に満ちた味わい深いフランクのボーカルには大いに感動させられます。アレンジも違ううえ、本ヴァージョンは7分30秒と「Tilt」収録版より2分も長く収録されており、ボーカル、そして泣きのロングギターソロとよりスケールの大きな展開と熱いパフォーマンスを聴くことができます。以降3テイクはミッキー・モストのプロデュースの元で録音されたコージー4枚目の幻のシングルLe Souk。ファイナル・ヴァージョンと3分のシングル・エディット・ヴァージョン(演奏は違います。)そして肉声カウントから始まるアウトテイクを収録。ドンのキーボードがたっぷりとフィーチャーされた「Over The Top」に収録されても違和感のないパワフルでメロディアスなインスト・ナンバーで、「Dance With The Devil」よろしく途中で女性コーラスが登場します。3テイクとも演奏、音像、アレンジ、ミックスかなり違うのでそれぞれが聴き所になっています。この幻のナンバーをついに聴ける日が来るとは・・・。熱心なコージー・ファンは驚きと同時に、ある種の感慨を感じるのではないでしょうか。世界中のロック・ファンを唖然とさせた、「Rough And Ready Reel Masters」以来の衝撃とも言える、本年度を代表する大必聴タイトルが限定プレスCDにて登場です。』