つまんない と呟いて
電源OFFのボク
今日は何だか 反抗期
笑顔も冴えない 缶詰授業
頭はフリーズ 刺激をプリーズ
ウン回目のあくびが 降り積もる
1人モードに切り替えONの心の扉 覗き込んで
ムリするなよ と君は 笑って閉めた
あー あー 本日は晴天なり
感度良好 ツー カーでいこう
いつも隣にいなくても 凸凹コンビでいいんじゃない?
光合成で充電完了 照れ笑い 噛み潰し
ハッピーパワーを
今度は 君に。
犬が時折 顔を上げ
何の香りだか 鼻を動かしては
幸せそうに目を細める
風は優しく頭を撫ぜ そのまま
勢いよく 鳥と大空へ飛び立った
気流に乗れば ばさり はばたけ
一度でいいから
『飛ぶ事は意外に 至極カンタンなのかもしれないよ』
───高く もっと高く 遠くへ 遠くへ───
もうすぐ 海が開ける ほら
この山駆け下りれば 波頭で太陽が遊ぶのが見えるだろ
ぱしゃ ぱしゃと 笑い声をあげて
水が跳ねて 少し濡れたじゃないか
浜辺で転げ回る貝殻が 一生懸命僕達を呼んでいる
───アスファルトのジャングルで 少年は
ふと 立ち止まり 思い出す
自分を呼んだ声を
風は勢いよく 向かい風で
『帰るべき場所はいつも 向かい風で』
そして駆け出す 宿題もテストも放りだして
速く もっと速く 遠くへ もっと もっと遠くへ
少年は 空を目指す───
満月が冴え渡り
目は醒め切って
扉が薄く開く
鈴がかすかに震え
小さく音を出した
湧き上がる泉に沈みゆけば
逆らわないで その引力に
そこから私は
私を探す旅に出る
身体は溶けて
意識は流れ着き
寄せ返す波に包まれて
明るい夜
私は散り広がり
深呼吸と共に イメージは糸を紡いで
繭となり 私を暖める
突き上げる衝動が
言の葉 書き綴り
私は私を求める
何処で途切れ
何処へ続くのか
真白なノートは次々と捲られ
私の瞳は
何処を映すのか
絶え間なく訪れる欲求のまま
私は私を探しあぐね
大きな箱を覆い隠す靄の蔓を
手で探り そっと掻き分ける
『私の鍵は
私の手で開けるわ』
心地よい疲れを連れて
月の光から浮上する
長い夜
私だけの時間
静かな夜
そこにあるのは私だけ
喉につかえた意識の断片を
自分の手で連れ出して
ページも終わりに近付く頃
私は安堵の溜息を小さく洩らす
私が私に
回帰する瞬間
穏やかな眠りの森へと誘われて
夜明けには密かに息づく私の足跡
It's my secret voyage…
HOPE
あかりの消えた瞬間は
誰でも闇に目が眩む
まっくらで 何も見えなくて 自分の事すら見失って
そこへ立ちすくむ
だけど暫くじぃーっとしていれば
暗がりにも慣れてくる
周りがぼんやり浮かび上がり 自分のつま先が見えてきて
たとえ曇り夜の薄明かりでさえ
自分の進むべき方向を確かなものへとしてくれるから
だから焦って 怖がらないで
見えないことに 怒らないで
どんな時にもこの世界から
光が消えることは 決して無いんだ
貴方の紡ぐ 泡の首飾り
なだめるように 諭すように
何て優しい目をしているの
流れを澱ますことなく 受け入れる
命の総てを知っているかのように
私の全てを知っているかのように
ただ無心の尊さを伝えて
手を伸ばせばすぐ そこなのに
私にはできない
ガラスの境界線
私と貴方は離れすぎてて
止まない涙だけど 泣いてなんかないわ
こんなにも静かな気持ち
せめて許しを与えてくれるなら
その光の糸をいつまでも心に纏う事を
それが私の未来へ
永遠に私の誇りとなる
再会の日に此処を越えていけるように・・・
イルカと一緒に泳ぐのが私の一生の夢なんです☆
イルカ大好き☆
冬の夜道
君の歌声で
この見上げる満天の星空
遠く とおく
連れて行って下さい
青い星屑は
凍ったレモンソーダの味でしょうか
赤い星々は
甘く酸っぱいイチゴでしょうか
何も聞こえない
広い ひろい 宇宙
光の渦に抱かれて
二人一緒に どこまで
飛べるだろう
星降る夜
このまま どこまで
歩いていこうか・・・
秘密
くしゃ って笑う
貴方の目元が 好きだった
部屋の端と端で
二人の間に散らばる雑音も空気もかき消して
悪戯の共犯みたいに
こっそり 視線合わせて
少なくともその瞬間だけは 私だけの
ふっ と 世界が途切れたように笑う
おどけた目元が好きだった