夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<鉈切り丸@オリックス劇場>

2013-10-24 | 舞台

仕事終わりに駆け付けたので、ギリギリセーフの滑り込み(笑)
座席は、前のブロックの 下手側で、結構舞台見える位置でした。
でも下手側だったから、セットの加減でステージ上の人物が見えない事もあったけど、それよりなにより!
下手に はける花道の近くだったので、剛ちゃんが出たり入ったり!!!(笑)
ステージ上そっちのけで まじまじと観てしまったりして。
3時間の舞台も、あっという間でした。


舞台は 巴御前と義仲が逃げるシーンから始まって、次いで剛ちゃんのセリフが入った時 いつもと違う声に 剛ちゃんって気付かない私でした
いつものキュートボイス封印なハスキーボイス。
痣のある顔で 片足を引きずりながら 背中を曲げて登場した剛ちゃんは これまでとは全然違ってる。
そんな体なのに 殺陣さばきが見事で、思わず カッコいい!って思った。
義仲を殺され、範頼(剛ちゃん)に 命乞いをしろって言われた巴御前は、お前だけには殺されたくないと逃亡。
・・・この時点で前情報があったにせよ、「あ~ 璃子ちゃんは役者不足だな~」と思ってしまった。。。
仕方ないよね~ まだ若いし、演技の上手い下手というよりは、もう年齢や経験からくるもので。


所変わって鎌倉。
頼朝が大好きな海を見ながら義経に語り掛けております。

・・・・・

頼朝 めっちゃ 軽いっ!!笑。

もー 生瀬さん、前に番宣で自分はお笑い担当だって言ってたけど、間違いない!
出るたびに 軽すぎて笑ってしまうわ。笑。

乳母が鳥居に化けてて、井上さん演出にありがちな あからさまに笑いをとりに行ってるところ、私が苦手とするところで。。。
今回も、逆にちょっと白けてしまったけど、まぁそれも愛嬌という事にして・・・。

範頼が頼朝や義経に語り掛ける声は、裏の野心を全く隠して 可愛らしくて誠実な弟、頼りになる兄 な声で・・・これは騙されるがな!!!
恐るべし 範頼・・・。
と思いながら観てました。笑。

シリアスとギャグがすんごい勢いで入れ代わり立ち代わり出てくるから、もー どうしていいやら
後白河上皇のこと 「ホモホモキング~!?」とか「首チョンパっ」とか 生瀬さんのでっかい目で言われた日にゃ。。。苦笑。
政子の尻に敷かれっぷりも似合いすぎてて

今回の舞台では 範頼が鳶に話しかけるシーンが要所要所に出てきて、いつも野望を鳶に語るのだけど、話す内容は欲望なのに、剛ちゃんの声が それなのに切ない声で。
大それたことを言ってるのに 可哀相になってくる。
唯一本音を話せる相手が 遠くを飛ぶ鳶しかいないっていうのも 可哀相で。。。


京から鎌倉へ戻る途中の女郎屋で、義経と弁慶。
弁慶の千葉哲也さんは、やっぱり初っ端から存在感がハンパない。
女郎相手にふざけているのだけど、その実 結構周りを見てて、嫌な予感がする、とか言うところは カッコいいんだよね~。
巴御前と、範頼の実母・イトが ここで出てきて、あー 運命の糸が絡み始めて ややこしい事になってきたな~って思いながら(笑)
昌俊が義経たちを殺そうとしてやってきて、追いついたと見せかけた範頼が昌俊達をやっつけて(もちろん義経たちに対する芝居なんだけど)、義経に頼朝に反撃するように吹き込んで・・・なんかもうっ!
範頼の頭の働き具合に、よー そんな風に知恵が回るもんやわ!って感心するわ
千葉さんの薙刀振り回す立ち回りも流石の迫力やし、それだけじゃなくて 健太君!
彼がこんなに殺陣が上手いと思わなかった!
千葉さんに並んでも全然見劣りしないし、声も張りがあって 誠実で正直すぎる義経の雰囲気に本当にぴったりで。
やー こんなに上手い子だとは知らなくて、感動しました。

義経たちが範頼に騙されて京へ引き返した後、範頼は耳鳴りに悩まされながら独り言をいうのだけど、そのちょっと投げやりなところが 生い立ちによるものなんだろうなぁ、、、欲望を語れば語るほど 最後はハッピーエンドに成り得ない 叶わぬ夢だと思っているから余計に切なくなってくる。


鎌倉では、頼朝と政子と、ここで登場。
彼無しに この舞台は成り立たなかったでしょう(笑) 鎌倉の歴史書「吾妻鏡」を政子の命で書いている大江広元。
めっちゃビビりで吃音の彼は、自己紹介しても何言ってるのか分からん(笑)
女郎屋の一件を書いたところを読めと言われたとたん、シャキーンってスイッチ入ったみたいに キリッ!!(`・ω・´) てなって、超硬い文語体で次から次へと流暢に喋り出すものだから、その瞬間の生瀬さんの「!!!」って顔が忘れられん。笑。
「・・・お前何ーっ?!?!」って。笑。
頼朝「てか 何言ってるのか分かんないしっ!もっと こう・・・ポップな感じないのっ?!」   ・・・ポップ!!!ポップって!!(爆笑!!!)
で、またスイッチ入った広元、いきなりHIP HOPなラップ調で言い出すから、もう笑いすぎて死ぬかと思った!!!
「~YO!」とか「~なったとさ!」って。
・・・なったとさ、じゃねぇよ!って思わずツッコむわ!
頼朝「・・・ぉおん!ポップ~!」   ・・・気に入ってるし!
ヒロモッティーとか あだ名付けてるし!
もう 意味わからん。笑。

頼朝は範頼が何故女郎屋で助かったのか、と疑問に思うけども、範頼が足が悪くて追いついたときにはもう皆返り討ちに合っていた、と説明。
・・・うーむ、なるほど、納得してしまうがな!なんて恐ろしい子!(笑)
頼朝「・・・・強運~!!!」  ・・・てオイ!!

そんな能天気な頼朝に対して 部下の景時は、「肉親こそ信じないように、範頼も義経も、義朝の血を引くため、少しでも上に立つことを許されたものは隙を狙って将軍の座を奪おうとするのが本能だから」と忠告。
景時は「自分のようなものは、守るべき最高の背中を探す。自分にとってそれは頼朝だ」と言うと、頼朝が「そういえば自分はいつも政子の背中を見ている気がする・・・」と。
そしたら景時が、「本当は政子様は頼朝様の背中を見ていたいと御思いなのです。」 と、右手 頼朝、左手 政子として、右手の後ろに左手を待機、のジェスチャー。
この時、エンジンをブルンブルン言わせて スタートを待つF1車の音響が。笑。
景時「・・・ですが、政子様のお気持ちが強すぎて、つい頼朝様を抜かしてしまうのです」  と、右手を抜かして左手ビューンッ!のジェスチャーに合わせて、F1車がブァーンッ!て追い抜いていく音響。笑。
もう 何なのこれ(笑)


場面は義仲のお墓の前へ。
お参りに通う巴御前に、そろそろ目立つようになったから通うのをやめたほうが良いと 僧が忠告。
この国が間違った将軍によって間違った道を進まないように、、、と祈る巴御前の前へ、範頼が現れ、「自分の妻になれ、そうでないなら子供を殺す」と脅し、お遊びだと言って僧を殺す。
そして義仲の墓前で巴御前を犯すのだけど、あー またこういう井上さんの演出、私苦手なんだよねー。
なんだかなー、蜷川さんもそうなんだけど、あからさまなエロって、人間の欲望を表現するのには必要なのかもしれないけどあまり生々しすぎると 興ざめするんだよな~
と思いながら、おそらく義仲の霊魂だと思う 人魂みたいなフワフワしたものが 巴御前が犯される直前に消えてしまった演出は、切なくて上手いなぁと思って観てました。


鎌倉に場面が戻り、義経が奥州へ逃げたくだりをヒロモッティーがラップで説明。笑。
だんだんノリノリでYOYO!って一緒にやってる頼朝とか政子とか もう・・・笑。
巴御前をキヨと偽り、祝言を上げる範頼。
白い衣装の剛ちゃんは、とっても素敵だった~思わず溜息~ふわわ~
途中、健礼門院が生霊として登場。
もうこの麻実さん、存在感も迫力も すごい!
怖いし深いし、息詰めて観てしまう。
カッコいいわぁ。。。
藤原秀衡が急死の報を聞き、泰衡に義経を渡すように手紙を書けばよい、と範頼が提言し、ルンルンで書きに引っ込む頼朝。
これからは範頼の時代が来ると思っている、と広元が範頼に言うところ、意外に冷静にまともなこと言えるじゃん、と思ってしまった私。笑。
「良い気分にさせるじゃねえか」って言った範頼。
今まで、自分の思うように事が運んでも どこか冷めてる雰囲気がしてたんだけども、ここだけは血の通った 悪党の雰囲気がして、ちょっと嬉しかった。


奥州で義経と弁慶が死ぬシーン。
下手花道に範頼がずっと立ってて、義経たちの立ち回りのシーンの合間に台詞を挟むのだけど、もう、舞台上を観たらいいのか 剛ちゃんを観たらいいのか、、、分身の術!!!したかったわ~!!!(笑)
ここの義経と弁慶、ものすごかった!
もう、ぼろ泣きです。。。
弁慶の大往生は言わずもがな、すごい迫力だったし。
なによりも健太君。
心底、彼の義経に惚れるわ。
自害する時。
「鎌倉の兄上、私はあなたのために働き続けるつもりでした。それがどうしてこのような山奥で命を落とす羽目になったのでしょう?後の世の人々は私をどう見るのでしょうか?歴史は誰が語るのですか?ただただ無念でございます。」
何故 こんな目に合わなければならないのか。
ただただ分からない。分からないまま死ぬしかない。
そんな義経の 若くて純粋で 儚く哀しい心。
それをものすごく上手に表現してたと思う。

そんな義経を見つめる範頼は、自分の筋書き通りに事が動くのをただ見ていて、そして何の思い入れもないとばかりに 淡々としているのだけど。
思わず剛ちゃんの目を ずうっと見てしまった。
あぁ、空虚って、こういう目を言うんだな、って。
無 って、こういうもので、真っ暗闇とか悪とか そういうので表現できるものとは違うって思った。
舞台上に観客の意識が集中している中で、少し視線をうつむけて。
多分この瞬間、剛ちゃんは範頼で 集中してるなんて思えないくらいに 何も考えていない程範頼で、観てると取り込まれそうな 虚空を見つめる目だった。  

「歴史は天下をとった者が書き換えるのだ。すなわち俺よ。この先の歴史は俺がすべて書き換える。お前は無垢で、無垢がゆえに誰の言葉も疑いなく信じ込んだ阿呆として、歴史にその名を刻まれるだろう。さぁ死ね義経。歴史はもうお前に少しの興味もない。」
・・・『歴史はもうお前に少しの興味もない。』
このセリフが、ガツンと来た。
これまで いろんな国々のいろんな時代で、これだけが真実で、それだけが繰り返されてきたんだろうなって 衝撃だった。
この一幕、これを観れただけで この舞台、価値があったと思った。


頼朝の部下の義盛と歩く巴御前が、イトと再会。
奥州から戻ってきた範頼が、お腹の子を愛おしそうに撫で 膝枕をしてもらうシーンは、いったい何が その瞬間の範頼の本当の気持ちなのか、ちょっと分からなくて混乱してしまったけど、とりあえず、膝枕剛ちゃんが可愛かったです。笑。
イトが近くにいると、耳鳴りがひどくなる範頼。
範頼「・・・誰だ?一体お前は誰だっ!!」

頼朝「・・・頼朝だけど?」  会場大爆笑。
いつの間にか御殿に場面が変わったもんだから(笑)お互いにきょとーん(笑)

木村君の「ちゅ~~~ぎがっ!」の反復とか、ここでそのキャラ来る?!ってなるし、イトが「・・・あれは絶対ホモだね」とか、もうシリアスとコントとどっちに腰を落ち着けていいのか分からなくなる
もうこの後から転げ落ちるように、登場人物が次々に死んでいって、舞台は終焉へと向かいます。
乳母がカエルの着ぐるみのまま範頼に殺されたのなんか、もうおなか一杯な気分でしたが
範頼が「着る必要あるのか?」と言いながら殺すところが 剛ちゃんのツッコミが冷静すぎて逆に笑ってしまったわ~。


んでもって、頼朝が血糖値上げるために饅頭食べて死ぬなんて、衝撃すぎました。笑。
でも、最期死ぬときの頼朝は、生瀬さんの本領発揮って感じで、低い声で真面目にしゃべると、こんなに胸を打つ芝居ができるなんて・・・・・・え、褒めてるよ?(笑)
この頼朝、この舞台の中で初めて カッコいい、と思った瞬間が終わりの場面でしたw
歴史上の本物の頼朝がこんなキャラやったとしたら、正直本気でイヤだ。と真面目に思ったわ。笑。


頼朝を弔うお堂での範頼と巴御前、イトのやり取りは、なんというか・・・なんとも言えんくらい えげつないわ~
あそこまで演出つける必要があったかどうかは分からないけど・・・。
個人的には仕事柄、複雑すぎたな
でも巴御前の舌を噛み切った後の範頼が、それを捨てて 手をぺぺぺぺって一生懸命払って 服でこすって落とそうとしているところ、あの一瞬だけは ものすごく人間味を感じた。
・・・て、このシーンを書いて改めて、、、酷いな、これ

でも、なんだかなー・・・ 演じ切れてなかっただけなのかは分からないけれど、巴御前の描かれ方が ちょっとイマイチ掘り下げられてない気がした。
どこまでも範頼を憎いと思っているのか、それとも それなのに子供は大事に思っていたのか、とか、、、本当に強い女性だったのか、その割にあまり刃向うことはなかったし。
最後あのお堂で このタイミングで範頼に「あなたには華がない」とか挑発する意味があるとは思えなかったし、範頼に対する怒りもあるのかないのか、殺されること 死ぬ事への恐怖もあるのかないのか はっきりしない感じで・・・。
いずれにせよ、璃子ちゃんにはまだ無理やろなーっていうのが正直な感想。。。
あれだけ豪華なベテラン勢に囲まれて本当に一生懸命なのは伝わったんだけど、いかんせん年齢は追い付けないよね~。
最後まで役割を演じるのに必死すぎて そこを越えられてなかったと思う。
番宣の璃子ちゃん自身は 素朴で素直な可愛らしい子だなぁと思ったので、まぁ、これを良い経験にして これから頑張っていってくれたら良いなと思いました。

自分が殺したくせに 声質をコロッと変えて、「政子様ぁ~!!」と助けを求める芝居をして はけていく範頼。
恐ろしいというか悍ましいというか・・・確かに悪 なんだと思った。


次は頼朝の子供たちを標的として、景時を言いくるめていた範頼だけど、最後の最後で 頼朝の純粋さが息子たちを救ったって感じやったね。笑。
もうこうなれば後は範頼には破滅しか残っていないわけで。
範頼は最後死ぬしかないわけで、なんていうかお芝居観ながら 早く早く って予想しているバッドエンディングを待ちながら焦りながら観たのは 初めてだったかもしれない。。。
そのくらい ずっと観たいorもう観たくない みたいな二律背反な気持ちが 悶々と渦巻く舞台は、これが初めてだなぁって。

将軍になった範頼が、お祝いの宴で舞姫と一緒に踊る所は、ちょっとシュールで笑ってしまった。。。
というか、空虚な感じで踊ってるのが どうも剛ちゃんがやる気ない時と同じ空気が漂ってる気がして(笑)
頼朝の姫を自分の妻に貰いたいと 政子に言い出して、範頼の急に強引に物事を進めていく姿勢が今までと違うなぁと違和感があったけど、そのせいで政子も少し疑いを持ち出して。
最後は景時が範頼の悪行をばらして、範頼は逃亡。
漁師が助けてくれたのだけど、そのあとに漁師がもう一人助けたのがイトで。
・・・この漁師、人良すぎでしょ。笑。

最後の最後で鉈切り丸の由来が分かるのだけど、諸悪の根源って、このイトやないかい!って思ってしまった。
この貧しい生活から抜け出すために、義朝の子(=範頼)を身籠って、道具にしようと思った ってことだもん。
その浅ましさ、こういう母親 最近の世の中にも多いよね。

蓮の花に囲まれて 過去に殺してきた亡霊たちに迫られて。
追っ手に追い詰められて、水飛沫の中 殺されていく。
泣きたいような 泣けないような 複雑な気分で 範頼が死んでいくのを観てた。

『お前の名は歴史には残らない。』
範頼にとってきっと、殺されるよりも一番恐れていたことなのに。
一番残酷な そして行ってきた悪行の数々に対する一番の報い。
それが、自分の名前は どこにも残らないという事。
これは、ものすごく胸に響いた。
人が死ぬのは、心臓が動きを止めた時じゃなくて、誰の記憶からも忘れ去られたとき、その時 人は死ぬんだよね。
「お前のような醜いやつが源の血筋から出たなんて 後世に残すことは、ならない。お前は綺麗な優しい奴だと書き換えておく。」
彼にとって これほど酷い罰はない。。。

歴史は勝者が作るもの。
本当にそうなんだな、と 噛みしめてました。

どうして剛ちゃんは、悪者なのに哀しい役が こんなに似合うんだろう。
いつも空を見上げて 鳶に語り掛ける範頼は なんて切ない人。


どうにもこうにも 居たたまれない、、、救われない話やな ほんま!!!
観終わってから何とも言えず、一緒に行った職場の人と ずーんってなってました。笑。
カテコは、剛ちゃん とってもそっけなくて、ほんと、剛ちゃんらしいわ~
剛ちゃんの舞台、金閣寺とウィルヴィルと今回のんしか観てないけど、脚本や演出は、自分の中では 金閣寺がダントツだったかな~。
それは別に剛ちゃんのせいじゃなくて、私の好みの演出やストーリーだったかどうか というだけなんだけど。

なんにせよ、生瀬さんや麻実さん、若村さん始めすごい俳優さん達を観ることが出来たこと、健太君の素晴らしさを知ったこと、剛ちゃんのあの空虚な目を間近で観ることが出来たこと。
中々 パワーの必要な舞台だったけど、楽しませてもらいました!

観終わって最初に思ったのは、剛ちゃん、頼むからどうか体を大切に 千秋楽まで演じ切ってほしい!!っていう、ただそれだけを願いながら劇場を後にしました(笑)


<その穴は埋まらないもの、だと常々思う。>

2013-10-24 | 暇つぶし
…なんて……なんて救われない話なんだ!!!
笑。
いやはや…重いね

そしてやはり剛ちゃんは凄い。
さらに生瀬さんはじめ、周りのキャストがもっと凄い!
いつも岡田くん観てても思うけど、こんなすごい人達と一緒に出来るのは、幸せだよ~。

や~ 剛ちゃん…身体大事に頑張ってほしいなー。
いち公演ずつ、身を削ってると思う…。
頑張れ!!

レポはまた後日~。
三時間の舞台は、あっという間やったけど…もう眠いのです(笑)

<大気に潜む 金木犀の粒子。>

2013-10-24 | 暇つぶし

建物を出ると、どうもキンモクセイの香りがしてならない最近です。
どこに咲いてるんだろう。。。
…気のせい?


夜は短し歩けよ乙女、やっと読んだ!
いやはや 最初は、なんて小難しい言い回しをするのかと思ったんだけど、読むうちに時代劇がかった書き方が クセになるね~。
日本語って 素晴らしい。
言葉が好きな方なんだろうな。

最後に向かうにつれて、ドキドキして。
先輩ってかなり変態やけど(笑)これが実に なかなか男らしいではないですか
読み終わって何と 柄にもなく、恋がしたいかも!?とジタバタしてしまったんですけど!
わーわーこんなの初めてやよ

何よりも。
面白い事を書いている、という自覚があるくせに、そんなつもりは全く御座いませんって感じに知らん顔しながら 横目で読者の反応を伺っている。
そんな気がする。
そしてそういう確信犯的ムッツリ、が大好きだったりする私(笑)
面白さはうまい具合にチラ見せするのが、書き手の醍醐味やと信じてます
…ずっと読むまでは、百粁徒歩の話かと思ってたのは内緒です(笑)


さて、これから
剛ちゃんに会いに行ってきまーす