前日の「坂本・大津旅1日目 その1」「その2」はTravelカテゴリーにあります
さて、これが当初の目的(笑)
今日は朝から、「西国第14番 三井寺」を目指します。
今日は良い天気! 周りには琵琶湖疏水があります。 水門。
テクテク歩いて、仁王門へ到着。
手水舎には、何だかリアルな龍が(笑)
金堂の中は、円空仏や尊星王像など、たくさんの珍しい仏像を見ることが出来ます。
今持ってる御朱印帳がもう終わってしまうので、せっかくなので三井寺の御朱印帳を頂いて、そちらにご本尊の朱印を頂きました。
からし色と深緑色とあって、からし色のは持っていなかったからそれにしよう!って思って行ったのに、深緑色を見たらそちらが欲しくなって、さんざん悩んだ後、深緑にしたという(笑)
御紋や三井寺の文字が、深緑色のほうが金字が良く映えたから・・・
こちらも「三井の晩鐘」と言われる、良い音の鐘があり、突くことが出来ます。
金堂の裏手にある「閼伽井屋」には、左甚五郎作と言われる、龍が屋根のところに居ます。
逃げ出さないように、目に釘が打たれているって。
今も水がコポコポと湧いているようでした。
仁王門入ったすぐのところには、食堂があり、お釈迦様にお参りできます。
霊鐘堂には、弁慶が三井寺から奪って比叡山まで引き摺り上げたと伝えられる「弁慶の引摺鐘」があります。
鐘を突くと「イノー、イノー(関西弁で『帰りたい』)」と響いたので、弁慶が怒って谷底へ投げ捨ててしまった・・・って悪い奴だな!
笑。
鐘には弁慶が引きずった時についた傷があります。
大きな「弁慶の汁鍋」。弁慶が鐘を奪ったときに置いて行ったらしい・・・(笑)
こちらで可愛らしい「鐘みくじ」を引くことが出来ます。 水に浸すと、数字が出て来て、おみくじと三井寺百景のカードが貰えます。
一切経蔵。 中にはたくさんのお経の版木が納められているらしい。天井もすごかった!
三重塔と、 唐院。
三井寺は色んな映画のロケ地になってるので、この橋は「柘榴坂の仇討」で、近くの大きな橋は「るろ剣」などで使われています。
そして~・・・ 「天地明察」で算哲が朝靄の中駆け抜けたところ。クランクインの撮影場所です。
映画では、この橋の手前に大きな鳥居が・・・ということは、建てたんだねぇ・・・
懐かしいです
三井寺のキャラクター「べんべん」(笑)
微妙寺の向かいに「べんべん」ショップがあり、グッズを買うことが出来ます。
しかも、名所がプリントされた何種類かの名刺もあって、頂いてきました
ちなみに私はここで、オリジナルグッズが入っているというガチャガチャおみくじをしました(笑)
微妙寺。お不動さんと十一面観音にお参りできます。
9月にリニューアルオープンしたという、「本家 力軒」で休憩~。
イートインスペースの奥の所が、何だかとても気持ちいい場所でした
「三井寺辨慶力餅」 ほうじ茶付きで300円!
このほうじ茶が、ほうじ茶なんだけど今まで飲んだどのほうじ茶とも違う、なんかちょっと甘いというか・・・
上手く言えないけど、飲んだ瞬間、「ん?これほうじ茶⁈」ってなって、思わずお店の方にどこの物か聞いたら、信楽の朝宮茶を使ってるんだって。
実は力餅は、もう一つの三井寺力餅本家さんのほうが好みだったけど、このお茶飲んで、三井寺の境内で休憩できるとか、かなり贅沢!って、また行きたくなりました。
和んでたら、頭上から体掠めて「こつーんっ!」と結構な音を立てて落ちてきたものがあって、「あら、どんぐりでも落ちたかな?結構痛そうな音が鳴ったけど、頭当たってたら痛かったろうな~」って思いながら、ふ、と見たら・・・
・・・ん?
・・・・・・んんっ?!
これは・・・
・・・まいまい~っっ??!
一人で爆笑しそうになったわ!!!
え?なに?いま?上?上から来たよね?!って二度見 三度見(笑)
いや~、、、何考えてそんな上まで登ったんだろう・・・
きっと上まで行って、葉っぱ千切れちゃったんだろうねぇ
一応裏返して確認したけど、隠してる体が見えてたから、、、え?なんかの木の実じゃないよね?うん・・・ ってなった(笑)
踏まれたら可哀想だから、土のある所に連れて行きました。
はぁ~ 面白過ぎたwww
結構痛かったと思うわ・・・可哀想に
笑って笑って元気出たので(笑)出発~。
気持ちの良い並木道。紅葉の季節は綺麗だろうなぁ
階段を上がって、ようやく観音堂に到着です!
お参りして、西国の御朱印を頂きます。
あと、すくすく人形という三井寺境内で作っている手作りの人形が可愛くて、いろんな種類のものがあったのですが、犬を抱いている子を頂きました。
最初出してくれた人形のワンちゃんのお顔がちょっと好みじゃなかったので、他のも見せていただけますか?って聞いたらもう一つ持ってきていただけて、そちらの子のほうが好みだったので、選ばせていただきました。ありがとうございます
展望台に上がるのは、ちょっと元気が無かったので、、、境内からの景色を堪能
琵琶湖にヨットが沢山でてて、キラキラ綺麗でした!
ふもとまで降りてきたところの入口。 こちらの入り口が一番古いんですよって説明されてました。
少し歩いたところに神社があって、普段はあまり由緒が分からない神社にはお参りしないようにしているのだけど、、、
こんなに立派な楼門があったので、思わず挨拶に入ってしまいました。
須佐之男命をお祀りする「長等神社」です。
珍しい五間社流造の本殿と、それを取り囲む回廊という変わった形をしていました。
境内には、馬にまつわる神社もありました。
歩いてすぐのところに「大津絵の店」があります。
大津絵って、少し皮肉が混じっているし、独特の鬼の絵柄とかがあるし、で、ご当地のだから欲しいんだけどちょっと難しいな、、、って思っていたのですが
こちらのお店、建物自体が素晴らしくて、昔の貴重なものも見ることが出来たりするので、ぜひ寄ってほしいと思いました。
絵葉書は10年前位に頂いたことがあったので(先日、自宅で発掘された・・・)、いろんな意味を合わせて、藤娘の絵を頂きました
スタンダードな日本美人ではなくて、少しデフォルメした絵柄になってます。
これなら洋室でもいけるかなって。
藤娘には、「愛嬌加わり良縁を得る」という意味があるそうですので~
前日にいろいろと計算しまくって、京阪大津線が乗り放題になる「びわ湖チケット」を買っていたので、ひとまず次へと向かいます。
彷徨っているうちに市役所前まで行けちゃったので、テクテク・・・。
途中、街路樹の間には大津絵がたくさん並んでました。
トンビかな、すっごい近くで、手を伸ばしたら触れそうなくらい、お腹のモフモフや、羽の一本一本、顔の表情まで見えるくらい、近くを飛んでくれて、何度か頭上を回った後、飛んで行っちゃいました。
思わず一人で歓声の出逢い。
電車に乗って、次は「近江神宮」へ来ました。
この朱色、本当に圧巻。
楼門をくぐると、 拝殿が見えてきます。
こちらも流石、七五三でごった返してました。
そろそろお昼を食べないと、昨日みたいに昼抜きになる可能性が高く(笑)せっかくだから美味しい物を食べたい!と思い調べてたら、近江神宮の周りにはあまりなくて・・・。
びわこ浜大津まで戻って、L.O.ギリギリへダッシュして駆け込みました! 「肉バル モダンミール」です。
駅前の「旧大津公会堂」にあるレストランの一つです。こんなレトロなのがあるの、知らなかった!
オーダーしてしばらくすると、 サラダとスープ。美味しい~。
そして、ハンバーグやステーキセットと迷ったんだけど、今日は~・・・ 近江牛のローストビーフとウニが乗った、ウニク丼!
美味しい~!!!柔らかくて、卵を崩して、モグモグ一心不乱に食べました(笑)
帰りには、店員さんが「素敵なお客様、お帰りで~す」って声を上げるのが、面白かったです
今日は、おなか一杯で満足・・・
駅からホームに上がると、 ちはやふる列車。
最終目的地とどっちに行こうか悩んだんだけど、フリーチケット使う今日しか特典もらえないし、、、と思ったから、行っちゃいます
着いたよ、石山駅 石山寺には、今度来るよ(笑)
これがかの有名な「瀬戸の唐橋」。
結構田舎なんだけど(失礼)、昔から「唐橋を制するものは天下を制す」と言われ、京都へ通じる軍事・交通の要となっている場所です。
「俵籐太の百足退治伝説」って、ココだったんだ!ていうか、近江富士だったんだ!ってなりました(笑)
急がないとと、諸々間に合わなくなる!って思いながら早足で向かったのが、近江の一之宮「建部大社」です。
社門の三本杉とハートが並んでカワイイ。 こじんまりしながらも、優しい境内。
三本杉と拝殿。
由緒は不明らしいですが、縁結びのご利益があるという大野神社。
もともと建部大社がこの地へ来る前に、この地域の地主神として祀られていた神社なんだって。
本殿の裏へ回ると、 さざれ石。
なんといってもすっごい珍しいと思った!菊花石 作り物じゃなくて、自然でこの形になったらしいけど、すごいくっきり菊の花なの!これは必見
木の根とか。
穏やかな神社で、ゆっくりしたかったのですが時間が迫ってたので急いで駅に向かいます。
ザカザカ歩いて、 急いで向かったけど、駅の手前で赤信号につかまって・・・目の前で遮断機が下りて・・・乗りたい電車は通り過ぎて行きました・・・あぁ・・・
もう一本後だと、向こうに着いてからダッシュだったから、乗りたかったのにぃ~(笑)
さて。
線路の端から端まで30分ほど電車に揺られ、またしてもやってきました坂本駅
そう昨日は時間が終わって行けなかった滋賀院門跡にどうしても行きたくて、戻ってきたのです←なのにギリギリでまたしても間に合うのか?(笑)
昨日よりも道が分かる分、急いで向かいます。
途中、あ!クロネコちゃんだ!って思って、 振り返ったら、、、ルナじゃん!
・・・愛想無く 行っちゃいました(笑)
何とかギリギリ滑り込み 「滋賀院門跡」です。
こちら、本当に素晴らしかった!
延暦寺から下がり受けた不滅の法灯が間近で観れたり、狩野派の障壁画とか、襖絵とか、山ほど素敵なものがあります。
高齢になった延暦寺の僧侶が、麓の坂本に降りて来て暮らす様になったのが里坊で、中でも座主が暮らしたのがこちらの滋賀院だったため、少し格式高いところになっています。
内佛殿の入り口には、「サルが入るので、扉を閉めてください」と(笑)
ここでも窓をそっと開けると、近江富士を見ることが出来ました!
延暦寺の根本中堂にあるご本尊と、こちらの内佛殿の薬師如来さまは同じ方角を向いていらっしゃって、その延長線上に近江富士があるんだって。
同じ方角を向いているので、山坊に居た時と同じように、里坊でも修業が出来るとのことです。
お庭は、こちらも小堀遠州のお庭で、奥に坂本の石垣が綺麗にバックになってみることが出来ます。
夕方だったので、私が ひとり占め~
宸殿には、涅槃図がありましたが、こちらの涅槃図は面白いことに魚が描かれているのです
なかなか珍しい!
本当にたくさんの物があって、時間が足りないくらいでしたが、もう片付けを始められていたので帰ることにしました。
またお参りに来たいなぁ
ちなみに、山坊よりも里坊のほうが、柔らかかったです(笑)
勅使門や、 「頭上注意」の花梨の木。立派な実が沢山実っていたので、たしかに、、、
は~、もう二日間で制覇くらいの勢いだったわ~でも、もっともっといろいろとあるんだけど
壊れた足を引きづりながら、帰ります・・・。
この町並みに居ると、トトロでサツキ&カンタが本家に行って、メイが迷子になっちゃった本家の集落を思い出す。
あ~ 疲れたよ~ぅ。 古典的でありながらSFみたいな近未来デザインの駅舎。
そして、最後にもう一仕事。
びわこ浜大津駅前の「三井寺力餅本家」のほうで、お土産を買って帰ります。
本当はJRのほうが早いんだけど、これがあったから京阪で(笑)
2階はギャラリーになってて、大津絵の松山作品がたくさん並んでいました。
こちらのほうがフワフワのお餅で、ペロリいっちゃいます
今日比叡山や坂本を観光してた母グループより先に帰るつもりが 意外に遅くなったから、今どこ~?って母にLINEしたのに既読にならず。
ま、いっか、と思って三条まで戻ってきて、乗り換えのためにホームに降りて・・・ん・・・?(つд⊂)ゴシゴシ ・・・(;゚ Д゚) …!?
まさかのホームでばったり、でした(笑)
は~、なんだかこうなるんじゃないかと思ってたんだよ・・・
私なんかより超絶元気なおばちゃま達は、各駅で降りるまで延々しゃべり続けてました。
大阪のおばちゃんやっぱヤバい(笑)
そして、家まで母のカバン持ちをさせられて帰りました・・・
重い荷物抱えながら、これを見て脱力・・・え、園長ぉ・・・相変わらずで安心しました。
三井寺のすくすく人形と、べんべんマグネットと、フリー切符の特典で建部大社でもらったヤマトタケルノミコトのストラップ(笑)
とても楽しい2日間になりました。
気持ちもリフレッシュ。
また頑張ろ~。