いちおう、ネタバレ注意。
ホラーは苦手な私。
いくら岡田くんが出てるからと言って観に・・・観にい・・・・・・行きますよ、ええ
頑張って1回は観に行きますよっ ←とか言いつつ、心霊特集とか見る人。
呪われそうなレイトショーで行ってきました
結論から言うと、うっわ、こっわ!こっわ!てか面白っ! って感じ (←支離滅裂)
笑。
ホラーというか、どっちかというと スプラッタ×ほん怖×虫恐怖症・・・。
リングとか呪怨のような和風ホラーではなかったから、ホラーがダメな人も観れる程度に緩和されてます
逆にホラー好きな人は、完全ホラーだと期待して行ったらちょっと微妙かも。
ロックとエログロと和風が絡み合った、人間ドラマ、かな。
ま、私はところどころ薄目になって観ましたけどw
怖いのだめだから原作読まずに行くかわりにググってネタバレしてから行ったんだけど(笑)終わり方は原作ファンからすると賛否両論かもしれない。
でも個人的にはアリだったかなぁ
ブッキー 超うざい(笑)
よくTwitterのママさんアカウントで炎上している案件がバンバン出てきて、ドキュメンタリーかと思ったわ
初っ端の親族飲み会なんて、姑からのマウントから、女はお酌しろ案件に、セクハラまで。
そして役に立たない旦那。
みんな去勢してしまえ(マテ
そんな中に潜んでくる不気味な感じ。
おばあちゃんの「あぁ、あなたが秀樹さん(笑)」と言って笑う、その笑顔の恐ろしさ。
ぼぎわんの正体は原作よりも単純に落とし込んでいるけど、原作のままだと思ってたから、おばあちゃん怖っってなった(笑)
この「あれ」の正体を子供の寂しさだけにしてしまったのは、シンプル過ぎて、そのぶんいろいろな人の悪意というのが薄まって、ちょっと原作ファンからしたら物足りなくなるかも?
悪意の渦巻く結婚式から2次会。
新居ではお腹の大きな妊婦に友達のお接待をさせて、
裸の王様な秀樹や、周りで悪口を囁く、友達・・・とは言えないような、しょうもない友人たち。
将来を暗示させるような津田と香奈の距離感。
本当に、少しずつ画面に染み込ませてくる不穏な行為や発言の数々が、「普通」だからこそのリアリティがありました。
まぁ・・・男ってバカだからね(笑)
ママさんが観たら、結構くると思う、この映画(笑)
一番面倒なのが、悪意じゃなくて、善意だと思うから。
秀樹も彼的には良かれと思ってたんだろうし、自分を繕って生きてこないと生きられないくらいに弱い人だったんだろうし、でもその善意は全くの自己満足だから、だからこんなことになったんだろう。
パパ友の会みてても分かるように、ほら、男って皆 本当にバカだから(2回目)
こんなバカな男に、うっさいわ ばーか!一遍死んでくるか?あぁ?味噌汁で顔洗って出直してきやがれって言えない女性は多いけど、黙ってるからと言って納得してるわけじゃないからな。
いつかお前も「あれ」に喰われないように気を付けろよ世の中の男ども。っていう道徳の教科書的な?(違)
でも、こういうことって、本当によくある。
でもなー、野崎と同じように私も、秀樹が最後死ぬ前に必死になっている姿は、良いカッコしぃではなくて、本当に守りたかったんじゃないかなって思えた。
香奈にはそんなの今更知ったこっちゃねーよ、って気持ちだろうけど。
そしてそれは、最期の香奈も同じだったんだろうなって。
かわいい時もあるけど可愛くないことが多くて、自分の足枷になってて居なくなればいいって思って、だけどやっぱり自分の子供って 理屈じゃないから。
だから守りたかった気持ちも嘘じゃないんだと思う。
人間の同時に存在する二面性がごちゃ混ぜになってて、すごくそういう意味で面白い映画だった。
ていうか、黒木さんの裏面が超怖くて、映画の中で一番怖い人はこの人だと思った(笑)
野崎が持ってきた盛り塩を踏みつけた後に見せる笑顔が・・・
ホントのホントに怖くて、鳥肌立って目をつぶっちゃいました・・・ こわいこわい・・・こわいよぅ・・・
津田のクズっぷりもなかなかだった。
・・・うん、居るよね、こういう男(笑)
それを思うと、秀樹ってちょっと可哀想かも・・・あほすぎて・・・(え?笑)
幽霊になって知紗に会いたいって泣くところは、ちょっと同情してしまった・・・。
野崎はクズだけど、でも意外に(?)仕事や田原家に対して親身に心配してたり、実はけっこう責任感があって。
逢坂に会いに行く車内で、秀樹が真琴のことをけなした時の急ブレーキ、格好良かった(笑)
ぐじぐじ言い続ける秀樹に腹が立ったというよりも、真琴を馬鹿にされたことに腹を立ててる感じが、ちょっとイイオトコじゃん?(笑)
そして直接真琴を馬鹿にするなって言うんじゃなくて、タバコに火つけて、じゃあ辞めます?って言うところとか、ちょっとエロいやん?(笑)
真琴の病室でそっと手を握る その手が綺麗すぎて、血反吐 吐きそうになったわ(ナンデヤネン)
ご飯食べているときの猫背の品のなさとか、よくキャラクターに合ってたよ
でもちゃんと「これ、美味しい」って言ってる所とか見ると、、、やっぱりイイオトコだよ(コラ)
ていうか、「そう!これだよこれ!香奈は、これが欲しいんだよ?!ちゃんと作ったものに美味しいって言うとかさ、ブログに外食upして帳消しに出来るもんちゃうんじゃ!分かっとんか秀樹っ?!」って思ってしまったわー(笑)
琴子さんが強すぎて惚れた(笑)
なのに、その最強な姿勢が逆に面白くて
強いけど、でもちゃんと愛情があるって分かるし。
真琴のことバカバカ言ってたけど、マンションの天井が崩れそうになった時も真琴を必死に守ろうとしていたし、最後真琴を逃した時も、ちょっと泣きそうになっちゃった
誰だって強いだけじゃなくて、弱い所もあって、それは「あれ」に弱みとして付け込まれるかもしれないけどさ、だけどだからこそ人間であるために捨てきれないところなんじゃないかな。
最後の対決は、琴子さんが勝ったと信じてます
岡田くんを張り倒してるの面白かった(笑)容赦ナッシング(笑)
そして、ファブリーズかけまくる岡田くんのビビり具合が一番面白かった(笑)
吹きかけてるシーンの1コマ前で 琴子が話してるシーンの後ろで シュッシュシュッシュやってる音が響いてるのが、ちょwwwかけすぎwwwって、一番コントやった(笑)
子供の笑顔って、可愛いけどでも怖いよね・・・
お山で連れ去られたチサちゃんも、知紗ちゃんも、よく見ると怖いねん・・・
最後の対決はちょっとCG的になって ざっくりして終わった感じがあるけど、それまでのいろいろなやり取りは、人間としてなんか切ないというか・・・。
人間の浅ましさが凄く出てて、でもその弱い所も ・・・仕方ないねんなぁ 人間やし・・・(by偽みつお)ってなりました。
ユタのおばあちゃんたちを微笑ましく観てたのに、タクシー超怖かったしっ
おじいちゃん達は、普通の顔して結構怖い状況なのね・・・
さらっと「誰か一人くらい辿り着けるやろ」って、こわいこわいこわい・・・
笑。
柴田さんはいい味出してた。
信じられるのは痛みだけ。
怪しい霊媒師かと思ったら、優しくて強い人だと思いました。
菜奈ちゃんの弱さは一番のやさしさだと思いました。
見た目と全然違う。
子供と遊んでる時も自然だったし、すごいなあって思った。
部屋で野崎に「痛いって何⁈」って詰め寄るところも、切々と訴えかけるものがあったし、もう子供を産めないってことは事実として受け止めてあって、でも他人の子でも可愛いものはかわいい、と素直なところが良かったです。
ファンキーロッキンな琴子の登場シーンから、病室、祈祷所の設定とか、お祓いシーンとか、めっちゃ格好良くて。
宗教ごちゃまぜなお祓いバトル準備中にワクワクしちゃって、「え、これ、ホラー映画なのに、こんなワクワクして良いのかな私?不謹慎じゃないのかな?」って思ってしまった(笑)
ベースがホラー映画なのに、こんな面白い形に着地させた中島監督は、面白いなと思いました。
告白とかは、あのストーリーのイヤ~な感じが嫌いだったんだけど。
間で差し込まれる煽情的で気持ち悪いCGや(褒めてる)、場違いなロックBGMがクールだなって思いました。
ホラー苦手な人でも、大丈夫だと思います!・・・・・・たぶん(笑)
というか、ホラーよりも幼虫が無理な人は絶対やめた方がいいと思うヨ
おえーっってなるから(笑)
最初のお山のシーンで幼虫出てきたときから、もうこれは鳥肌とは言えんさぶいぼ ぞぞぞーってなるから・・・・・・・・・おえーっ
笑。
思ってたよりも趣旨が違って(笑)面白くて、楽しめました!