フェルメールの続きで夜に、友達とご飯がてらに行ってきました。
デパートの展覧会だし、それほど何も考えずに行ったのですが、めちゃくちゃ凄かった!
全部で160点ほどあるのも知らずに行ったら、観ても観ても出口が見えてこない(笑)
いや~ びっくりしました!
しかも世界で〇点とか、珍しい作品がいっぱいあった
北斎や広重だけじゃなくて、春信、歌麿、菱川師宣や写楽まで。
浮世絵初期の絵は、色の数は少なかったりするけど、後期に行くにしたがって、どんどん細かくなって、髪の毛くらいの細さの線など、もう凄いなぁと。
写楽の顔は独特。
バックの地を雲母を使った作品とか、すごく豪華だし、ピンクのキラキラ、一周回って現代的で可愛かった
もう閉店間際になってもなかなか終わらなくて焦るくらいの作品数でした(笑)
めちゃくちゃ良かった!
今年京都である浮世絵の展覧会にも出る予定の作品とか、いっぱいあって、良い物を観ました
絵葉書いろいろ。
あとは、「大はしあたけの夕立」のマグネット。
初版と後刷りとで、船や雨雲などいろいろな違いがあるそうで、それも知らなかったから勉強になりました
大容量に、お腹いっぱい~!ってなりました贅沢
今日は、有給消化でせっかく平日だし!と行ってきました。
と言っても、周りを散歩していたせいでお昼ゆっくりの時間だったので、結構混んできてて失敗(笑)
やっぱり平日午前中だね・・・
それでも会場の配置が悪くなかったので、全然見えない!みたいな事にはならなかったです。
会場入って気付いたけど・・・そういやフェルメール自体は作品数6点だけなんだよね・・・(遅。笑)
それでは展覧会が成り立たないので同時代の画家の作品がいくつも並んでいて、一番最後にフェルメールのお部屋があります。
他に気に入ったのは、ヘラルト・ダウの「本を読む老女」とか。
そして、フェルメールに感化されて、似たような構図やテーマで描いてあるものもあるのですが、なんだろう、やっぱりフェルメールのほうが神秘的。
ミステリアスなところが、同じように上手な画家であっても フェルメールのほうが惹きつけられるんだなと思いました。
あとは、フェルメールは人の肌の透き通った描き方が上手!
女性のふわふわで美白な柔肌を描くのが上手いなと思います。
フェルメールの6作品の所感をつれづれと。
「マルタとマリアの家のキリスト」、これ好き。
マリアの顔の肌のツヤや輝きが、素晴らしく美人だと思った。
作品もフェルメールにしては大きい絵です。
でもテーマとしてはあまり好きくない・・・
だって、一生懸命もてなそうとしているマルタよりも、サボってキリストの話を聞いてるマリアを褒めるとか、キリストがそこらへんの会社に居るオッサンと同じに見えて(笑)
キリストよ、お前もか!って思った(笑)
キリスト教の世界観でいくと、マルタ<マリアなんだろうけどね。
それを差し引いても、作品としては好き
「取り持ち女」は、フェルメールとしては色とりどり鮮やかな作品だなと思いました。
タイトルの取り持ち女は地味に後ろの背景と同じく沈んでいるから、最初は右手の女性のことかと思って混乱しちゃったけど。
この黄色い服の女性の肌も素敵で、私も触りたいと思ったよ(笑)
手前の派手な布の色調や質感も綺麗だなと思った。
左の男性は、フェルメールの自画像ということみたいだけど、ちょっと笑顔は不自然に感じる
こういう、自分を作品の中に描くのが流行っていたんだろうな。
「手紙を書く婦人と召使い」は、この召使いの顔がいけ好かないから、今の私には苦手!(笑)
窓の外を見ながら、一生懸命手紙を書くご主人のことを「はぁ・・・そんなことしても、もう無駄なのにね・・・ふっ」って嗤っているように見えるから、苦手www
でも、いろんなシチュエーションが考えられるから、こういう見る人によって様々な妄想が掻き立てられるところが、これまたフェルメールの魅力なんでしょう。
この登場人物は好みじゃないけど、窓のステンドグラスが超絶好き!
綺麗
そして、女主人のイヤリングや胸元のパール、小粒なのに惚れ惚れする輝き。
「リュートを調弦する女」と、「手紙を書く女」は、室内の薄暗い感じが少し寂しげなので、あまり好みではない・・・
小物とか、例えば後ろの壁の地図とか、そういうので状況を暗示する、っていうのは面白いけど、時代背景や暗黙の了解のアイコンを知らないと楽しめないから、もっといろいろ知識があればなぁと思います。
「恋文」が、好き。
不安そうな女主人の顔を見る、召使いの意味ありげな微笑みが、いたずらっ子のようで、茶目っ気があって、この2人は仲が良いんだろうなと安心してしまいました(笑)
構図としてはドアの手前から覗き見る感じなので、二人の周辺にいろいろな家具が描かれていて、少し雑な印象になるけど、この2人の雰囲気は好き。
女主人のアクセサリーのパール!(2回目。笑)
「手紙を書く女」は、よく使いまわされている黄色とファーの洋服の質感が好き。
あと、目を引く左右のイヤリングのパール!(3回目。笑)
リボンがいっぱいついていて、若い女性・・・なのか、表情からは少しお姉様なのか・・・ちょっと自分の中の落としどころが落ち着かないので、髪型は好みじゃない
黒目の中の、小さい白の点が、手紙を書くことを楽しんでいるこの女性の朗らかな気持ちを表しているようで、この目元は好き。
メツーの絵とか、フェルメールに着想を得ただろう作品が隣にありましたが、逆にフェルメールのほうが良いなぁと思ってしまうのは、なんでだろうねぇ。
やっぱり、いろんなストーリー性を感じることが出来るからかな、と思いました。
なかなかまとまってフェルメールの作品を観ることは出来ないので、良かったです!
終わってから、二階でやってるコレクション展に行ってきました。
「啓蟄! 考古遺物コレクション」「節句を彩る-人形と漆工-」「都市を描く-洛中洛外図と名所図会-」と、たくさんの作品が並んでいました。
なかでも、お雛様や端午の節句のもの、テーマが対になった根付と印籠とか、いっぱい並んでいたのが思ったよりも素晴らしくて、めちゃくちゃ楽しかったです!
これは観に行く価値がある
思いがけず良い物を観ました。
ミュージアムショップで、マグネットと、絵葉書をいくつか、キャラクターのマスキングテープを買いました。
じっくりと観ることができて、良かったです!
今日も有給消化で昼から半休にして、混まない間にフェルメールに行く予定に。
さらにせっかくだし、天王寺周辺をお散歩しようかと思い、夕陽ケ丘からテクリング開始〜
境内入り口は色々と修復中でした。
聖徳太子が六万体の地蔵を刻んで埋めたと言われています。
お墓や沢山の石碑がありました。カラスがてっぺん取ってた(笑)
書き置きの御朱印頂いて、次に出発
お昼ご飯は、ちょっとゆったり元気をチャージしたかったから、「元気茶房」という、台湾の薬膳料理が食べられるお店へ。
お店に入ると、漢方などの香り
悩んだけど、温まるために、薬膳一人鍋にしました。
卵と、甘辛い胡麻の香りがするタレと、お豆腐やお野菜、お肉。
ホイコーローみたいな味も感じます。
ハフハフ言いながら食べたら、最後はご飯入れて、おじやにして貰います
元気が出たから、また歩いて、「一心寺」へ。
昔は良く連れてって貰ってたけど、何となく不思議だったのは、このお骨佛。
宗派関係なく、持ち込まれた10年分の遺骨から作られた阿弥陀さんがそれぞれ並んでます。
大昔のものは空襲で焼けてしまったので、今はその焼けた残りと、昭和23年以降の遺骨から作られた第7期から今までの、計8体となります。
境内には土地柄、豊臣や徳川や、その後の時代の戦いなど、様々な歴史が混ざり合ってて、色々な方のお墓や遺構などが並んでるので、面白いです。
そして、南門から出るとすぐに茶臼山があります。
山と言っても、丘みたいなもので(笑)大阪五低山の一つです(笑)
それでも一段小高くなってて、通天閣やハルカスが見えます。
夏の陣と冬の陣で、陣地取りの勢力が変わってます。
そんな資料は、麓向かいの 一心寺 存牟堂(ぞんむどう)で見ることが出来ます。
そしてここでは、茶臼山の登頂証明書も貰えます
登頂までにかかるのは、1分弱だけど(笑)
・・・いや、うん、やっぱり平日午前中の方が良いね←自業自得
あまりに宣伝されすぎて既視感ありありでしたが、それでもやっぱり本物は立体的で、色の柔らかさや、画面の小ささなど、良いなぁって思いました。
レポは後日。
てんしばに、なんとフクロウ散歩させてるお兄さんが居ました
お兄さんのテンションがあまりにも大人しくて、むしろ先にそっちのほうが気になって心配やったけど(笑)
触らせて貰ったけど、やっぱりフワッフワでした
どこ触ったら嬉しいか分からなかったから、首と羽をさわさわ…(笑)
永遠に触り続けそうになった
お兄さん、ありがとうございました〜
夜は友達と合流して別の展覧会観に行く予定だったから、タリーズで一休み。