夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「海賊とよばれた男」完成披露試写会@国際フォーラム 舞台挨拶2>

2016-11-14 | Movie

*岡田さんの演じた高齢の役はどうでしたか?

薫 「彼はすごく面白いというか変わっていて、他のドラマで捕縛術を習わなくちゃいけなかった時に、それをやり始めたらハマって師範まで取ったという人です、よね?
何事も追及の仕方が違うから。60代、90代の役をやっても、全く違和感なくできる人だなって思って見ていました。もちろんそれなりの緊張もあったと思うけれど・・・。
ずっと野間口くんをいじってたね(笑)」

野 「いやー、いじられましたねー。
・・・最初、染谷くんがいじられていたんですけれど、彼が先にクランクアップしたので、僕にお鉢が回ってきたという。
いなくなった寂しさを僕で紛らわせる。」  会場笑い。野間口さん、ごめんねー

ピ 「撮影の組み合わせが、僕と野間口くんのシーンが多かったんですよ。・・・『なんと花のない現場か』っていう。
ロケ行っても、ロケ先の方々も『・・・ピエールと野間口か・・・』と複雑だったんじゃないかと(笑)」  そんなことないよ!・・・きっと・・・(笑)

ピ 「でも仲良くなりすぎて、本番中に名前間違えて
アドリブで役名の“柏井”じゃなくて、“野間口”って呼んじゃって。
“カット!”って言われて、『え、なんで?!トチんなかったじゃない!』 って思ったんですけれど、『ピエールさん、いま“野間口“って言いました』って言われました(笑)」

野 「なんか名前で呼ばれると、急に恥ずかしくなるんですよね。
『ぅぁはぁぁっ?!本名で呼ばれちゃったっ?!///』って(笑)」 って胸に手をあてて焦る野間口さん(笑)

堤 「僕は、岡田くんが60代の頃のシーンで一緒だったんですけど、僕としては山崎組でスタッフも知っていて、気分ははしゃいでいたんですけれど、岡田くんは、役作りが大変かなと思って、あまり話しませんでした。」

(岡田くんのほうを向いて)「あんましゃべりかけなかったろ?」

岡 「はい。」

堤 「すごく距離を感じたと思うけれど・・・実は僕は居場所がなくてウロウロしてたっていう(笑)」

岡 「でも僕が不安なとき、それを察してか、堤さんや薫さん、國村さんたちが『60代に見えるよ』と言ってくれるんですよね。あの、ほんと救われました。」

堤 「・・・どういたしまして(`・ω・´)」 とどや顔w

そして二人で顔見合わせて、ぺこりとお辞儀w 仲良しかw

國 「現場では大好きな准一くん(←岡田くんが嬉しそうな顔をする。笑)が目の前には居なくて、代わりに憎ったらしい國岡のジジイ、ほんっとに憎ったらしいことしか言わない60代の國岡のジジイがいました(笑)」 とちょっと嬉しそうに言ってくれました

監督 「みんなで燃料船に乗って敵に突っ込むシーンがあったんですけれど、ノリノリでやったら、そのまま海岸に突っ込んで座礁しちゃって(笑)
でもその時にみんなが大爆笑して、その空気がほんとに良くて、『この戦いに勝った!」と思いましたね。」


*VFXが得意な山崎監督、グリーンバックでの撮影も多かったと思いますが。

岡 「なんか現場は30メートル四方であれば良いみたいなんですけれど・・・」

と、監督が「違う違うっ!」って焦って止める(笑)

岡 「あ?あ、違う?言ってませんでしたっけ?」

監督すごい勢いで否定(笑) 「駐車場くらいあれば、なんとか・・・」 ←罠にはめようとする岡田准一(違。笑)

岡 「僕が居たのは、30メートル四方で、日承丸とかもほとんどCGでした。やっぱり、すごいですよね。歩いてても『あ、いま横に電車が来るので気を付けてください』とか言われながら。」

岡 「でも、ゼロの時に比べて、2回目だから、今回はもう分かるだろうって、なんか説明が雑でしたよねw

初日に東京大空襲の様子を見ている顔の撮影があったんですが、監督からは 『なんか、すごいことになっています』とだけ(笑)
雑な感じでも伝わると思われてる(笑) 『あ、はぁ』って感じで、『はぁあっ!!』って感じの顔したんですけどw」

監督 「岡田くんはもう分かってるだろう、とw 雑な感じでw もちろん間違ってたら言いますよ!でも素晴らしいから。ツーカーな感じでw」

岡 「あ、ツーカーねw」  と、仲良しw
 

*堤さんからも『山崎組』という言葉も出ましたが、なぜ、山崎監督の作品はこんなに世の中に受け入れられると思われますか?

堤 「・・・う!ん!(運)」  ・・・身も蓋もない!会場爆笑

でも青木アナ、アドリブ対応できず?もう一度聞くから、、、
堤 「いや、だから、・・・う!ん!」(会場爆笑)

堤 「いや~、なんででしょうかね。
逆に今回初めてな人とか、外から見てどうか聞いた方がいいんじゃないかと。」 と言いつつ、そっと野間口さんへ合図。

監督はじめ、皆が 「野間口さんとか?」「野間口さん初めてでしたよね」ってニヤニヤ。

野 「いやだから!僕出てますって!」  で会場爆笑。

誰かが「何の役したの?」

野 「ドアを叩いて『ドンドンドンドンっ!茶谷さん!茶谷さーん!』って役。

・・・や、もういいですっ!誰も覚えてないなら、もう出てないんでしょうっ!」 

あ、拗ねた(笑)不憫だ野間口さん(笑)
 

國 「監督の映像は、作り物だと分かってるはずなんですよ。
でも観ているうちに、実際現実に入り込んでしまったようなクオリティというか、良い意味でのエンターテインメントとしての分かりやすさ、かなと思います。
それに、人と人の出会いを ものすごく優しく見つめているようなストーリーで、そういうものがあるから山崎さんの作品って素晴らしいんだと。」

鈴 「監督の作品はCGとかのイメージがあったけど、改めて自分が出た作品を観ると、そのクオリティが高いから、観ていてCGだということを忘れてしまいます。
『これCGですよ!こんなにすごいんですよ!』 というのではなくて、より人間のドラマに入っていけるから、CGが気にならなくなる。山崎さんのすごさだなって思います。」

染 「ぼくは、あの、言葉にすると安くなるかもしれないけど、ユーモアがあるからかな、と。
重いテーマでもユーモアが入ってて、そこに引き込まれるから。時間を忘れる素晴らしい作品をつくる方なんだなと思います。」 


*今回、國岡商店の社歌というのがありますが、監督はこの曲をどういったことで作られましたか。

監督 「なんか、日本人って、辛い時に皆で歌う民族のような気がしてて。今回も本当に辛い時に、皆で歌って乗り越えるんですね。そこで大きな流れを作れたらいいなと思っていました。

打ち上げでも吉岡さんたちタンカー組が社歌を皆で歌いだして、そういうの見て、ああ、良いな、と。」

岡 「みんなで歌うシーンがあると、頭に残るんですよね。ずっと頭の中で流れてて、つい心で口ずさんでしまう、素晴らしい歌というか。歌に気持ちを乗せて進んでいく。」


*山崎監督との再びのお仕事ということで。

岡 「やはり、監督の素晴らしさをたくさん感じるし、チャレンジャーだなと。
VFXの世界って毎日進化していて、ゼロよりも進化してるらしくて。それをずっと勉強しながらVFXの世界をひっぱってこられた方だと思います。
でもスタッフが皆で物を運んでいると、見ると監督が一緒にそこに入って運んでたりしていて。
その監督のチャレンジに呼んでもらえて、嬉しくてみんなで『山崎アベンジャーズ』と言ってたんですけど。『共に戦おう』と言ってもらえたことが嬉しかったですね。」


*最後に 

岡 「みなさん、この映画がどういう映画になっているのか、楽しみにずっと待ってくれたと思いますが、期待を裏切らない作品に仕上がっていますので、どうぞ最後まで楽しんでいってください。今日は本当にありがとうございました。」


時間があっという間だったし、自分の気が急いていたのもあって、ちょっとあっさりだったかな~。
でも、キャストさんたちの突っ込みが面白すぎて(笑)
おじさんたちがノリがいいのって、ほんと嬉しい
いっぱい笑いました。 



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