夢色

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火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「Diner ダイナー」>

2019-07-17 | Movie

蜷川実花×藤原竜也で殺し屋とか、面白そう~と思って行ってきました。


あのね~、、、私は面白かった!(笑)
蜷川実花ワールド満開だから、あの どぎつい色遣いや演出には好き嫌いがあると思うけど、私はこういう物だと思って行ったから、楽しめました。
んでもって、演出はちょっとツッコミどころ満載だったりもするけど(笑)まぁ、蜷川実花のPVだと思えばアリかな、と。
唯一、菊千代はCG感強すぎて、いやまぁそりゃ実際のワンちゃんに人襲わす訳にはいかないんだけど、もう少し何とかならんかね、と思ったけど(笑)


漫画はもっとエグイらしいのだけど、死ぬところとかをバラの花びらが飛び散ったり、影絵で絵本風にしたりして、直接内臓ぶっ飛ぶとかが無かったから、そこまでグロくは無かったです。
どっちかというと、来る、のほうがヤバかったくらい
撃たれて死ぬ時も、タカラヅカじゃん!ってなる。
バラの花びらが敷き詰められた所に倒れ込んで、耽美・・・。
全編通して、色やキャラでテーマが決まってるというか、各お部屋とか各カラーで纏めたカットとか、そういうのが好きだと落ち着くのかも。
インテリア好きな人も楽しいかも。
横尾忠則の作品も出てるし、盛大に何度も爆破されるし、あぁ~内装が勿体ない~って(笑)
あと、BGMもヤバくてカッコいい。
ご飯も美味しそう
ボンベロが作る料理食べたい。。。
あのでっかいハンバーガー食べたいなぁ。。。


最初から最後まで、竜っちゃんの色気が半端なかった(笑)
あのツンデレ
現実に居たら、ただのDV男(笑)
後ろで括ったロングに、前髪流して表情を少し隠して。
竜っちゃんとか、亀とか、ああいう男性って年取ったら頬がふっくらとしてくるタイプだから、あぁ年取ったなぁって思うけど、でも色気やカッコよさは増しマシやもん
菊千代を守ったのを気付いてご褒美にご飯出してくれたり。
最後は師弟関係も出てきたり。
いや、恋人なのか、良く分からんけど。
カナコを倉庫に閉じ込めて守る所とか、いやはや、キュンキュンするわ。。。
要らなくはない、と告白するとことか(え
最後カナコにキスされたり。
ようやく安堵したように抱きしめたり。
なに、ヒーローなの?ヒロインなの?(笑)
菊千代大好きでじゃれてるところを見つかった瞬間のあの顔( ´艸`) 最高だよ


ていうか、実際はカナコみたいな女が、一番したたかなんだよね~
一人で生きていけない顔して、一番図太いんだよ、こういう女。
俺が居なくちゃダメなんだ!って男はこういうのに弱いんだよね~。
はー 男ってバカ(笑)
そして、食に執着する人間は、一番生命力があるんよね、実は。
一番ずるくて強い人間は、カナコなんじゃなのこれ、この映画、それが描きたかったんじゃないのこれ、って勘ぐってしまった
最初の人質を取りました、とか、スキンが死んだあとの殺す殺さないのところとか、急になんか強気になって、キャラが深く掘り下げられてないまま話進んでる感じに印象受けたけど、結局そういうことなんだろうねぇ。
あ、ティナちゃんのメイド姿、好きな人には眼福ですな。


蜷川幸雄さんが出てきてびっくりした
井出らっきょさんとか、気付かないくらいで、あれ?いつ撮ったんこの映画?ってなった。
遺影代わりの額縁とか、そのまんまやん
ボンベロがデルモニコに対する気持ちを語るセリフ、竜っちゃんと蜷川さん、そのまんまやんって。
寧ろそっちの方で泣きそうになったわ
実花さんがお父さんへのオマージュとして作ったのかなって思うくらいの作品でした。。。


窪田正孝くんが、すごかったな~。
あの優しい声で、優しい言動されたら、誰だって堕ちるやろ~!!!ってなった(笑)
あまり普段思わないけど、あー こんな優しくされてみたい!って思ったわ
肉体美も披露してて、竜っちゃん×窪田くんはサービスショットでした
壊れていくところも、あぁ・・・って観てるしかなくて、ボンベロがそっと語り掛けるのに、分かってないカナコが飛び出ちゃって、結局最後ああするしかなくて、ボンベロが可哀想だった。。。

旬ちゃん、せっかくちょっと良い奴風で出て来たのに、一瞬であんなことに・・・残念過ぎる・・・。
土屋アンナは相変わらずだし、真矢さんはタカラヅカ全盛期が垣間見えて、ラッキーです。
コフィは思ったよりも小物だったから、え、まじで、、、ってなった


好みは分かれるとは思います。
でも、エンタメとしては面白かったし、竜っちゃんと窪田くんは観に行く価値があると思う
時々ツッコみながらも、アクションや、ハチャメチャな動く蜷川実花ワールドを堪能するに面白い映画でした。



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