2005年の最後の日、自宅で葬儀がおこなわれた。
きょうは、また、寒い日である。風も冷たい。
わたしは、父の葬儀以来、5年ぶり黒の着物を着た。
母の葬儀が11時からとりおこなわれた。
お坊さんが2人の中でお経がはじまった。
家の中でも空け広であるから寒かった。
訪れてくれた方々は、次から次へと母へ焼香してくれた。
わたしたちも、焼香した。
お経が30分ほどで、終わり最後のわかれである。
棺の中の眠る母のすがたに、
「ありがとう」といって菊の花をそえた。
もう。永遠に母の姿が見られないのである。
それから、霊柩車で焼き場へ行った。
ここでも、お坊さまのお経ががあった。
お骨をいただいて帰った。
それから、自宅の埋葬場やお寺でもお祈りがあった。
ありがとう きくの花そえし 眠る母