風の声

想いつくまま

誇り高き政治を取り戻すための今日であれ

2020年08月28日 | 日記
13年前とかぶる退陣シーンだった。
朝のネクタイ姿の官邸入りがそれを思わせた。

唐突に体調を理由に辞任表明した安倍総理。
13年前に、突然、投げ出し辞任したときと重なってくる。あの時も相次いぐ疑惑で4人の大臣が辞任し、追い込まれ体調を崩しての退陣だった。

「モリカケ」に「桜をみる会」疑惑はくすぶり続け、河井法相夫妻やカジノ逮捕が相次いだ今回。黒川検事長をめぐる不透明な人事、そのあげくの賭け麻雀での辞職騒動は今も生々しい。
そこへ、後手後手となったコロナ対応やアベノマスク迷走で危機管理能力のなさが露呈した。支持率が大きく下がり、国会開催も会見すら開けず、追い込まれての今日だった。

自ら招いた疑惑や失策のストレス蓄積で体調を崩し、今回も追い込まれての退陣となった安倍総理。政権のメイン看板だった憲法改正も北方領土も拉致も、成果をあげることは無かった。
皮肉にも歴代総理の在職日最長の更新だけがレガシーとなった。

1強での長期政権で「忖度政治」という病巣を作り上げた安倍政権。森友疑惑では省ぐるみで公文書改ざんを命令し、職員を自死にまで追いやった。安倍総理に不都合なものを隠ぺい改ざんする「忖度」がなした犯罪だ。国家行政をここまで「私物化」した総理大臣をこれまで見たことがない。

”ちりぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ”
細川ガラシャの句に喩え、「引き際の美学」を貫いた小泉元首相。支持率は高いまま、2期でひくという政治家の志を貫いた。行政の私物化などとは縁遠い人だった。引き際の美学で言うなら、とっくに過ぎている安倍総理だ。

本来、政治は「高い理想と正義」を追求するもの。
誇り高き政治を取り戻すための、今日の辞任劇であってほしい。





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EVにもっとワクワクを

2020年08月28日 | 日記
ホンダが初のEV小型車を発売した。
ニュース写真を見て拍子抜け。
保守的で中途半端なスタイルはインパクトなし。
それに450万超の価格帯は高すぎる。

走行可能距離もあえて274キロに抑えたという。
その理由は、ホンダユーザーのほとんどが90キロ以内だから。
その論理なら最高速も100キロでいいことになる。
ならなぜ、最高速300キロを超える車を売るのか。
性能にゆとりがあればドライブにストレスがなく楽しいからだろ。

それに、普段使いは1日90キロかもしれないが、
休日のドライブは片道200キロはざらにある。
どこかで充電しなければ帰れない。
しかも渋滞などで途中で電気切れして走れなくなるリスクもある。
そのゆとりの無さはドライバーのストレスだ。
EVに対する一番の不安は走行可能な距離。
あえて274キロに抑えた意図が理解できない。

かつてのようにワクワクさせる車を作れよホンダ。

この先10年、国際的に本格化するEVの開発競争。
自動車大国JAPANなのに出遅れ感は否めない。
本来は3・11から国をあげ取り組み、
世界のモーターシーンをリードすべきだった。
原発に頼る政府の姿勢がEV競争の足を引っ張る。

未来のモーターシーンを創るEV。
もっとユーザーをワクワクさせてくれ。



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