風の声

想いつくまま

「緊急事態」の響きに期待

2021年01月06日 | 日記
全国の感染者が5,000人を超えた。
東京も1,591人と最多を更新。
予測されていたことだが、それでも驚く。

心配されるのは医療。東京の3,500病床のうち3,025床が入院患者を受け入れている。分母の感染者数を食い止めないと重症患者の増大は防げない。
1都3県の緊急事態は「会食」の場となる飲食店に絞ったもので、その効果がよめないだけに不安は残る。

現行法からすれば政治のできる最大の措置となる「緊急事態」。だが、実際は時間短縮などを「お願い」するだけのものでしかない。法の不備が分かっていながら手を打たなかった政治のツケは大きい。

もはや菅総理の発信力に期待はできない。それに、総理就任後の3か月で150回を超える会食をやっていただけに、「会食を控えてくれ」と訴えてもブーメランに迫力はない。コロナを甘く見ていたツケが発信力を失わせてしまった。
緊急時に発信力の欠乏は、菅政権の大きな痛手となっている。

「緊急事態」の響きでどこまで人の流れが止まるか、そこに期待するしかない。


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