風の声

想いつくまま

人の命は地球より重い

2021年01月08日 | 日記
今日の全国の感染者数は7,757人だという。
4日連続して最多を更新している。数値は10日から2週間前の状況を示す。年末の人の動きが反映されたものだ。

年末年始の人の動きを想定し、もっと先手を打った対策がなされるべきだったと声が上がっているのもうなずける。確かに「勝負の3週間」のときに、GoTo停止などの強烈なメッセージを打ち出していればと思える。

「緊急事態」初日の今日、人の流れはわずかに減少しているだけ。菅総理の発信は響かなかったようだ。

早めの対策でピークを脱した北海道。鈴木知事の発信は道民の心に響いた。政治の発信力はその場でにわかに出来上がるものじゃない。そこに至るまでのその政治家の人物像がそれを決める。

安倍政権時代ずっと要役のナンバー2だった菅総理。ナンバー2として、安倍総理の数々の疑惑を握りつぶし、ウソにウソを重ねてもみ消してきた。そうやって辿ってきた政治家としての人物像がそっくり発信力となっている。
うつむき上目使いにきょろきょろする仕草にそれが表れているように思えて仕方ない。響かない最大の要素は人物像の醸し出すたたずまいなのかもしれない。

菅政権は支持率低下に慌てて法改正の作業を始めたようだ。”泥棒がきて縄をなう”そんなドロナワ政治にあきれてしまう。与野党問わず政治の怠慢に辟易する。
正月返上で国会を開いてやるくらいの姿勢を見せろ、と言いたくなる。

ダラダラと時短といったような小出しの対策をしないで、一気にやった方が経済的ダメージも少なく回復も早い。どうやら政治は「経済か命か」の発想から抜け出せていないようだ。

命を守らず人を失って経済の復活などあり得ない。そう言えば必ず「経済のダメージで自殺者が出る」とうそぶく輩がいる。それはウソだ。セーフティネットに予算を手厚くすれば救える。その対策をしたくないばかりに経済優先をうそぶくのは犯罪行為に等しい。命を犠牲にして成り立つ経済などない。

菅総理のコロナ対策の根本的な過ちは、財界のほうばかりに目を向け耳を傾けた政治バランスの偏りにある。

「人の命は地球よりも重い」かつて自民党の総理大臣はそう言った。





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孤立するトランプ

2021年01月08日 | 日記
民主主義を象徴する議事堂。
そこへ暴徒となって乱入したのは、トランプに煽られた集会参加者だった。

4人の死者まで出す最悪の事態となったトランプの集会。民主主義を踏みにじるトランプの軽薄な言動に世界の首脳からも批判の声が上がっている。オバマ、ブッシュ、クリントン元大統領らも批判声明を出した。

トランプの足元からも抗議する閣僚や高官らが辞任し去りだした。下院議長は副大統領に、トランプは職務遂行不能だとして合衆国憲法修正25条の適用を要求。

孤立するトランプは、自分が煽って暴動させておきながら、「暴力や無法に憤っている」と暴動の責任を集会参加者になしりつけた。つける薬がないというのはこんな人物のことだ。

世界で最も強大な権力を有するアメリカ大統領。4年前のアメリカの選択の過ちと混乱の4年が今更ながら悔やまれる。

そういえば、そのトランプの唯一の盟友が安倍だった。



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