風の声

想いつくまま

官房機密費のうさん臭さ

2021年01月20日 | 日記
「官房機密費」という予算がある。

その官房機密費は官邸が好きに使えて領収書すらいらない。官房長官に渡った時点で執行となるから何に使ったかも公表しなくていいカネだ。年に14億円も予算されている。

安倍政権で菅長官の手に渡り消えていった官房機密費は86億円にものぼる。毎日300万円以上を好き勝手に使っていた計算になるから凄い。

官邸主導で立候補させ逮捕された河井夫妻の巨額買収事件。その資金源が機密費からも出されているのではないかと見る向きが多い。ばら撒いた2,901万円は表に出ない闇のカネということがより疑惑を深めている。菅総理に近かった河井大臣だっただけに余計にうさん臭さが漂う。

菅長官の連日連夜の会食癖もこのカネで賄うのなら、高級料亭も安いものだったんだろうなとついゲスの勘繰りをしてしまう。
庶民派をもっぱら演出している菅首相だが、報道されているところでは随分リッチなようだ。「農家の出で苦学した庶民派」の虚像が次第に暴かれていく。

政治とカネの闇の深さを象徴する官房機密費だ。



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