ワクチン接種を慌てたように急ぐ菅総理。
そこには慌てなければならない事情がある。支持率ダウンのなかで衆議院の任期が迫っているからだ。
ワクチン戦略での大失政を隠すために、先ずは五輪で話題をはぐらかし体面を守る。そして、自民党総裁選までに解散に打って出るには、ワクチンの接種が支持率回復の絶対条件だと菅政権は思っている。
ここまで露骨に、ワクチンが政治利用されることに違和感を覚える。
国産ワクチンについても今になってアピールしだした。その必要性は1年半も前から強く求められていたこと。それなのに場当たり的な対策に右往左往し、税金の無駄遣いに明け暮れてきた。
最初から先をよんで、ワクチン開発に予算を注いでいたなら、先進国中で最下位という情けない状況にはなっていないはず。今の緊急事態は政治による人災に他ならない。
政府の失策を、賢い国民の行動がカバーする日本。
政治のツケをまわされるのは、もううんざりだ。