教会のクリスマスは午前10時のミサに出た。神父様がサンタクロースに扮して子供たちにクッキーを配っておられた。おこぼれに与るお年寄りも多かったようだ。そのあとの茶話会は晴天に恵まれ盛会だった。
【待降節が過ぎイエス様が飼い葉桶に収まる】
【サンタに扮した神父様】
午後は11歳の孫娘のダンス発表会に誘われた。ダンスといってもいわゆる「コンテ」だ。コンテといっても高齢者は聞いたこともないし、なんのことだがわからないだろう。コンテとはコンテンポラリー・ダンスの略らしい。コンテンポラリー・ダンスといっても聞いたことがない方が多いだろう。東京五輪開会式で森山未來が披露したダンスといえば思い出されるかもしれない。コンテンポラリー・ダンスとはいわゆる「モダン・ダンス」を批判する形で登場した新しいダンスだという。モダン・ダンスもバレーのようなクラシック・ダンスを否定する形で登場してきたのというのだから、モダン・ダンスとコンテがどこが違うのかがよくわからない(1)。いずれにせよスポーツのようなダンスだ。「型」にはまらないというのが特徴らしく、思想的にはポストモダニズムの影響があったという。振付家の役割が大きいようだ。大音響の音楽も特定のタイプの音楽というわけではなさそうだ。
何組にもよる合同発表会はまるまる2時間半に及んだ。ダンサー(演技者、プレイヤー、なんと呼ぶのかわからない)は5歳から65歳までいたという。かならずしも子供のお稽古事というわけではなさそうだ。あっという間に時間が過ぎた。こういうクリスマスの過ごし方もあるのだと感心した。妻によれば公会議前にはクリスマスには聖歌隊が信者さんの家を一軒一軒回って家の前で聖歌を歌ってくれたという。わずか半世紀でクリスマスの過ごし方は変われば変わるものだ。
【コンテンポラリー・ダンス】(デコボコダンススクールより)
注
1 HipHop ダンスともいうらしい。違いは分からない。