コツブキンエノコロの刺毛は紫色を帯びた汚褐色、キンエノコロは黄金色
コツブキンエノコロの小穂はエノコログサ程度に小さい。
そんな解説を基にして、花序が長く垂れ気味で少し汚れた感じのものをコツブキンエノコロとして上げている。
今日撮った場所では、まだ花序が垂れていないものと、草丈は半分程度にしか育っていないものが混在している。
様子を見ないと何とも言えないけれど併せてキンエノコロとしてしまうのはどうだろう。
▲ 花序は垂れていないし、小穂はかなり大きく感じる。▼
▲ 幾つかの花序ではすでに果実が落ち始めている。▼
▲ 花序は長いけれど、垂れてはいない。▼
▲ 草丈の高いものでも30センチ程度 ▼
▲ 草丈の高いものと低いものが混在しているけれど、小穂は大きく見える。▼
(2022.07.06 新明町)
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コツブキンエノコロ(小粒金狗尾)イネ科エノコログサ属 Setaria pumila ssp. pallidefusca(=Setaria pallidefusca)
キンエノコロ(金狗尾)Setaria glauca(= Setaria pumila)
(2022.07.09 新明町)
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コツブキンエノコロはキンエノコロに比べて花穂が細いので、先が垂れる傾向があると説明されている。
花穂の長さは一定ではないのだから、長さによっては垂れないものもあるだろう。
区別点はやはり「小粒」と言うことで小穂の大きさに拠ることが説明されていることを考えると
単純に花穂の長さだけで区別することは良くないかもしれない。
それでもここに見る小穂はエノコログサよりもはるかに大きく見える。
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▲ キンエノコロ㊧としているものとコツブキンエノコロ㊨としているもの ▲
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イネ科植物の護穎や苞穎についている細長い突起物は『芒(のぎ)』と呼ばれているのだけれど
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈(茎にあたるもの)を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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