このアテツマンサクの所在を教えて下さったのは小石川のコゴメイヌノフグリの広がる場所で
「幕の内弁当」を一緒に食した退官教授。
『あなたは関西の人だから、ぜひ季節には新見に出掛けて自生のアテツマンサクをご覧なさい』
と教わってからもう20年は過ぎている。
念願の…と何度も呟いた自生地のアテツマンサク。
そこに植栽されていたとしてもここの広がりは期待以上だった。
それでも一部の樹に少し花弁の色が違うものが混じっていたから気がかりだった去年。
アテツマンサク(阿哲満作)新見-3 のページにもウイルスのことは書いた。
かなり広範囲にマンサクの被害は及ぶと、森林植物園での実体験もあるから気になっていた。
二年目、到着した場所に育つ樹も心なしか元気が無い。
『わぁー、まだちらほらしか咲いてない、早かったわぁ~』の声も聞こえたけれど
そんなことではなく、ウイルス感染の影響かもしれない…が現実だとすれば由々しきことだ。
樹木の専門家でもないのだから、軽々しくは話せないけれど
お世話をなさっている柴田さんにその話をして帰った。
▲ ほとんどの花芽は、花を咲かせている。残っている花芽は少ないからこれで満開。▼
▲ 早すぎたのではない、花芽は殆ど残っていないから、この木ではこれが満開状態。
花後に開く、葉芽が伸び始めている。▼
▲ 背景色は、この黄色とは歴然と違う色合い。▼
☆
▲ 一本、夥しい果実殻を残した木があった。
去年は多くの花をつけたのだけれど、今年はほんのわずかしか咲かせていない。▼
☆
▲ 一番気がかりな木、花色も鈍くくすんでいる。▼
アテツマンサク(阿哲満作)
Hamamelis japonica Sieb. et Zucc. var. bitchuensis(Makino) Ohwi
(2022.03.10 新見・大佐)
☆
最初にこの花を撮った折の画像。
日付は2006.02.21 だから15年も昔の画像になる。
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