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狛犬(湯島天神)
1月14日(金曜日)
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昨日は寒くてPCで写真と資料の整理をしていた。
PCに頼った生活になってきているが、時代なんだろうな!
ネットでサーフィンしていると時々方向性が全く変わってしまい、
何を調べたかったのか、わからなくなってどうでもよくなることが時々起きる。
今日は 阿 吽 (あうん) の 呼 吸に出会った。
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お寺さんの山門の両脇に、凄い形相で並んでいる
おっかない筋骨隆々の仁王様。
その仁王様の口元を注意深く観察してみると、
たいてい、阿(あ)と吽(うん)の形をしています。
神社さんの入口に鎮座されている狛犬さんの口元を注意深く観察してみても、
たいてい、阿(あ)と吽(うん)の形をしています。
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一般的な意味としては
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二人以上で何かひとつのことをする時、微妙なタイミングも多くを語らず
ピタリと決まること、気持ちが一致している関係を「あうんの呼吸」と表現する。
この「あうん」とはどういう意味なのだろうか。
あうんは「阿吽」と書く。
インド古語のサンスクリット語の「a」と「hum」の音に
漢字を当てたもので、口を開いて出す音(開声)と閉じて出す音(合声)の組み合わ
せにより、呼気と吸気という意味も持つ。
また日本語の五十音表に似たサンスクリット語の悉曇では、
それぞれ最初の音と最後の音である。
神社の狛犬・獅子や寺の仁王像のコンビは、
一方は口を開けた阿(像)で、もう一方は口を閉じた吽(像)となっている。 これは阿と吽で万物の始まりから終わりまでを象徴したもの。
つまり「あうんの呼吸」と言えば、最初から最後まで全てにおいて
呼吸の合う、心の通じ合った関係というわけである。
社会見学で行ったつくばの山水亭の玄関わきに大きな二体の石像があったが
これもあうんであった。
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又
狛犬(こまいぬ)も・・
狛犬は高麗(こま)犬の意味で、もともとは渡来の信仰に基づくもので、
魔除け(邪気祓)の意味や装飾の為に神社の境内や殿内に置かれる像です。
たてがみがあることからも普通の犬ではなく獅子などとともに想像上の神獣(動物)と
されています。
原型は古代のオリエント・インドのライオン(獅子)像からとされています。
一般的には左右一対で置かれ、境内には石製のものが多く、殿内などには木製や陶製のものが多く置かれます。
また、宮中では凡帳(きちょう)の裾に置く重石(おもし)として
木製の狛犬を用いていたようです。