12月8日 (月曜日) 晴れ
寒い日だ
床から起きにくい時期になった。今朝は
冷え込んだ。
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記事に
インフルエンザの事が・・
「
印弗魯英撒」。はて何のことだろう。
幕末の人はこれで「インフルエンザ」と読んだのだそうな。
そこには
印度(インド)、弗蘭西(フランス)、魯西亜(ロシア)、英吉利(イギリス)がおり込まれている。
つまりそれら外国の人によって「撒」−−持ち込まれて広がったというわけか
激しいせきの出るインフルエンザらしき
病気の
日本最古の記録は平安時代の貞観(じょうがん)年間にさかのぼる。
この時、都の人は渤海(ぼっかい)国からの使節が持ち込んだとうわさした。
病気が海の向こうから来たのが何となく分かったらしい
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さてこちらは
現代の季節性インフルエンザである。
その全国的流行が昨年より
約3週間も早く始まった。
定点報告をしている全国の医療機関で治療を受けた患者数から割り出したものだが、
1機関あたり患者数の多いのは岩手、福島、埼玉、神奈川、東京の順だった。
ウイルスの9割以上はA香港型で、高齢者は肺炎による重症化に要警戒である。
今は季節性インフルエンザのA香港型だが、
1968年の香港かぜの世界的流行当時の小紙を見ると
名古屋港や四日市港、東京・羽田空港からの「日本上陸」が大々的に報じられていた。
インフルエンザ菌}(WEB上から借用)
今冬、その日本上陸が心配なのが
鳥インフルエンザの方だ。
すでに島根、千葉、鳥取の各県やツルの飛来地で有名な鹿児島県出水(いずみ)市で
渡り鳥やそのふんから強毒性の高病原性ウイルスが見つかり、養鶏場の厳戒態勢が続く。
こちらは人への感染はまれだというが
、アジア諸国の流行を聞けば人ごとではない。
人への脅威を増すウイルスの変異も気がかりだ。
空飛ぶ鳥にとりつくウイルスのずる賢さ(?)が憎いが、
ここは全力を挙げて防ぎたいその「撒」である。
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もう一つの記事は
未だ生まれる前の事ではあるが・・・
今年の七曜は73年前と同じ巡りである。
1941年12月8日の月曜の朝、臨時ニュースがラジオから流れた。
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そのときの心情を、有名無名の多くの人が歌に詠んだ。
〈日米が正に戦ふこのニュース頰こはばりて我は聴きゐつ〉
〈宣戦のビラに痺れしごとき街今朝(の静けさかつて見ざりき〉
『短歌で読む昭和感情史』から引いた。とある。
寒い朝の緊張は、戦果の速報とともに興奮へと変質していく。
歌人の斎藤茂吉は、正午に娘と「勝鬨」をあげたという一首を残した
敵方の英国にも、日本軍の真珠湾攻撃に内心欣喜する人がいた。
首相のチャーチルだ。
「我々は戦争に勝った。ヒトラーの運命もムッソリーニの運命も定まった」
そんな記述が自著『第二次大戦回顧録』の12月8日にある。
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米国の参戦で対独戦は一変するとの読みだった。
米の国力を巨大なボイラーに例えたくだりもある。
「その下に火がたかれると、つくり出す力には限りがない」。
圧倒的な物量に対抗して人の命を湯水のようにつぎ込んで、日本は降伏する。
おびただしい流血であがなった平和国家の体制(レジーム)だが、
いまや風前の灯火といえる。
特定秘密保護法は選挙の喧噪に紛れて、
あさって10日に施行となる。・・・
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そして
集団的自衛権。景気論議に埋没させてはならないテーマだと、
痛恨の日に改めて思う。
あとになって「
あのときが」と言われる節目が歴史にはある。
最後に
人を救うのはアクセルよりもブレーキのことが多い。
苦い歴史の教えるところだ。・・・とあった。
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