今日は、母の精神科の通院日。
脳梗塞の後に発症した鬱病も10年になろうかとしている。
今の病院は4軒目で、3軒目の病院に通院している時に、入院することになり今の病院を紹介され、退院後もお世話になりもうすぐ2年になる。
とても大きな病院なので、医師も多くいらっしゃる。
入院時からの母の担当医はとても若くて、見た目も今時の若者の医師であったため、最初は母も気にいっていた様子であったけれども、話しが噛み合わないことが続いたり、医師の不機嫌や冷たい言葉が、母をまた頑なに黙らせてしまった。付き添いの私にも突き放すような態度や言葉が責められている気がして辛くなってきたので、担当医を変えてもらうことを思い切って相談してみたが、病院の決まりとしてできないとのことであった。転院先を探すも近隣では患者さんがいっぱいとのことで予約もとれず、仕方なく今日の受診となった。夫が付き添ってくれている時は幾分横柄な態度がマシになるので、今日も3人で受診した。
が、
予約しているにもかかわらず、担当医が不在とのことで、違う先生が診てくださることになった。
名前を呼ばれて、診察室に入るとわたしたちと同年代か少し上のお年かと思われる落ち着いた話し方の先生は、
何と言っていいやら、母の状況や体調に配慮したデイサービスの使い方を考えてくれたり、薬にもきめ細やかに対応してくださる。先月より尿閉になってしまった事を話すとそれに対する注意も優しくアドバイスしてくださる。
心底「この先も先生に診てもらえたら」と心の中で思っていたら、夫が「実は…」と担当医との関係がうまくいっていないことを話しだすと、なんと、担当医は来月でお辞めになるそう。今日、診ていただいた先生の担当の曜日に通院することはできないのが、残念でならないけれど、あの先生に会わなくてすむと思うとほっとした。
今日は、先生への感謝の気持ちでいっぱいになり気が沈むことなくいい1日となった。