黒い洋服を着たので 先に 別洗いしようと 洗濯を急いだのがまずかった
配られたプリントを 後ろポッケにいれていたのを すっかり 忘れていた
出来あがった 洗濯物には ありとあらゆるところに
もしゃもしゃになった 紙が ついている
プリント2枚は 跡形もなく すべて 洋服に張り付いたよう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我が家の洗濯機は 結婚当初 2槽式の3KLの小さなものからスタートした
兄からのお下がりだったと思うけれど これが 本当に 大変だった
当時 共働きだったので 仕事から帰ってきてから
夕食を作りながら 時間がきたら洗濯機へ行って
小さな小さな脱水槽と洗濯物を 右へ 左へ入れ替えては ダイヤルのタイマーを回すことになった
水も節約のため お風呂の残り湯をフロ水ポンプやバケツで入れていたので かなりの手がかかった
これのおかげで 洗濯物を 減らすよう とんちゃんとの 夫婦のバトル
も 数々勃発した
この洗濯機はとっても 丈夫で 結局 壊れず いまだに とんちゃんの実家にある
この愛する2槽式を 手放すことになったのは
友人が両親との同居のため 使っていた 全自動の 洗濯機を 譲ってくれたからだ
この洗濯機は からまん棒 という タワーが 洗濯槽の中心に そびえる 個性派だった
一度に5KLも洗えるのには 感謝の気持ちで いっぱいだった
が お風呂のお湯とり機能は なかったため 相変わらず タイマーで
お風呂の残り湯を 入れる日々が続き 全自動でありながら スイッチを 入り切りする
ドタバタ洗濯は つづいていた
その からまん棒は 引っ越しの時も 大切に 連れてきたのだけれど
子どもが産まれてから どうも 5KLでは 小さくなってきたので
そろそろ 大きなものに 買い替えを せまられた時・・・
からまん棒の元主人が
「洗濯機が壊れたと思って 買いにいったら まだ動いたけど いる?」
と 8KLの でっかいのが やってきた
が ワクワクのお湯とり 機能はあっけなく故障していたので
フロ水ポンプのスイッチを入り切りする日々に変わりはなかった
ある日 急いでスイッチを 切りに行くと フロ水を抜いていたホースが
洗濯機から外れ 床が水浸しになっていて 思いっきりころんで むち打ちになった こともあった
数年前この 洗濯機が 壊れ 新しい 正真正銘の
「全自動洗濯機」が やってきた時
「全自動」に対する感謝は ハンパでなかった
手洗いをしていた 祖父母の時代を 思えば なまぬるいけれども
多少 苦労 した方が 日々の生活に 感謝が できまする
いつも いつも 助けてくれる からまん棒の友人夫妻と 愛する洗濯機に 感謝