新年を迎え、皆様に福がおとずれますように!!
辰年に明日への希望初明り
今年は、壬辰(みずのえ・たつ)ですが、どんな年なのか干支から
みました。
「壬」:前年の問題がいっそう増大してくるので、ここのため任務
や仕事が増えてくる。これを処理する人物がどんどん出て
こなければならない。
「辰」:今まで内にあった、あるいは紆余曲折していた陽気、活動が外に
出て活発に動く。理想に向かって辛抱強くかつ慎重にいろいろの抵抗
や妨害と闘いながら歩みを進めていく。
今年は、
・昨年の東北大震災からの復興事業、放射能除染作業、福島第一
原子力発電所の廃炉に向けた作業など
・必要な財源を確保するための行政改革の実施(国会議員定数の
削減、公務員定数の削減、公的年金の統一化、無駄な公共事業
の削除など)
・消費税増税など税制の整備
など多くの仕事がある。
昨年のような紆余曲折、因循姑息は許されないので、これらの仕事を、
理想に向かって辛抱強くかつ慎重に、いろいろの抵抗や妨害と闘いながら
歩みを進めていくことができる、自分を捨ててもやり抜く覚悟を持った人物
が、多く出てこなければならない。
私利・私欲・野心を持った人が多く出てくると、日本はますます
混迷の中に入り込むのではないかと心配ですが。
(安岡正篤氏著書「干支の活学」を引用しています。)
昨年(辛卯 かのと・うさぎ)の一年を顧みたいと思います。
「この一年
政権政党の民主党を始め各政党は、昨年を受けて斎戒し、党利党略や
私利私欲ではなく滅私奉公の気持ちをもって国益を優先し、将来を
見据えた革新的な判断・行動をともなう政策を実行し、日本を繁栄に導き、
将来に光明が見出せる一年としなければならない。
そうしないと、下からの突き上げで色々な事で紛糾し、内政・外交が停滞し
国民が辛い目にあうことになる。
事態は、昨年よりも深刻・切迫していることを自覚しなければならない。」
と昨年初めに書きましたが、
放射能汚染を伴う東北大震災という悲惨な災害が発生したにも係わらず、
まさに党利党略や私利私欲に明け暮れた一年ではなかったかと思います。
管首相・野田首相をはじめ各閣僚、原子力事故を起こした東電役員、原子
力委員会など「想定外」という言葉で責任を逃れ、無責任な発言で人を傷つ
け、だれも責任をとらない民主主義をはびこらせ、国民が辛い思いをした
一年だったと思います。
もう二度とこんな年は来てほしくないと思います。