大海をあしらふ時は大指を肩にかけるぞ習ひなりける
大海(たいかい)
大海という名前は、茶入の口が大きいことに由来しています。
大ぶりで、口が広く、やや扁平な平丸型で丈が低い茶入ですので、
横から持ったままでは、不安定で蓋の扱いに無理があります。
大海でお茶を入れるときのあしらいは、「左手で上から半月に持って、茶杓を持った右手であしらい、左手のひらにのせ、左手の親指を茶入れの肩にかけて、右手で蓋をとり茶をすくいます。
このようにして持てば、茶入れが手のひらの上で安定するということです。
(これは、私の個人的な解釈です。)