虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

これって本当?×2

2011-04-26 19:38:45 | 南ア-生活-

朝から我が家から徒歩15分のFETコレッジに行き、
その後、散歩することに。

いつもの散歩コースで、
いつもの方たちと世間話をしながら歩きました。

さて、今日は、
最近、よく訪問している、CircuitOfficeの前の家庭での話。

スワジ文化だと聞いたのですが、
これってホンマですか?
と疑いたくなるようなことを2つ発見したので紹介します。

まずはじめに、下の写真を見てください。

このお母さんは、最近知り合った方で、
最近、私にSiSwatiを教えてくれます。

ただ、今回見てほしいのは、赤ん坊の方です。
手首にひもとボタンを巻いているのがお分かりでしょうか。

これ、何故だか分かりますか?

聞くところによると、
これを巻くことによって、
①斜視にならないようにする
②目をぱっちりおめめにする
のだそうです。

本当なのでしょうか。

 

次に、もう一枚の写真を見てください。

頭に紙を貼っているのがお分かりでしょうか。

何故だか分かりますか?

これは、しゃっくりを止めるためだそうです。

しゃっくりを止めるために、
日本では、驚かすのが一般的な対処法かと思いますが、
この国では、紙を濡らして、あでこに貼るようです。

他には、のどの下の方を親指で3秒ほど押さえるのも効果的だそうです。

みなさんも次にしゃっくりが止まらなかった際は、
南ア式をお試しください。
(私は、効果を保証していませんので、あしからず。)

南アには、
私の知らないことが、まだまだたくさんあります。

そう思った、今日一日でした。


水汲み場は社交の場

2011-04-26 18:51:08 | 南ア-生活-

昨日も書いた、Schoemansdal地区の散歩の話。

この地区もKamhlushwa同様、地域によって、
水が出る場所と出ない場所があります。

Kamhlushwa水事情(過去の記事)

出ない地域では、共同の水汲み場で、水を汲むことになるわけですが、

それぞれの家から最寄りの水汲み場を利用するため、
いつも同じ顔ぶれが見えるわけで、
水汲み場が、ある意味社交の場と化しています。

日本でもかつて、このような光景が見られたことと想像しますが、
水汲み場で、井戸端会議などをするのは、
どこの国でも変わらないようです。

残念ながら、どのようなことを話しているかは、聞き取れませんでしたが、
日本と変わらぬ光景に、懐かしさを感じました。

さて、水を運ぶ担当は、ほとんどが子どもたち。

毎日2回、こうやって水を運びます。

「大変だね」と言ったら、「まあね。でも慣れた」って言っていました。

すぐ隣の道では、
普通に水道から水が出るのに、この格差はなんなんだと思ってしまいますが、
これもまた南アの格差の現実なのでしょうか。

私としては、普段の学校とは違う子どもたちの顔を見られて、
とても勉強になりました。


今日は歩いて帰ろう

2011-04-25 11:40:24 | 南ア-生活-

先週水曜日に、Schoemansdalのいつもの学校の帰りに、
その学校の生徒と一緒に、普段行かない道を歩いて帰りました。

普段歩かない場所を時間をかけてゆっくり歩くことは、
さまざまな出会いがあります。

まあほとんどが私の巡回校の生徒なのですがね。

普段関わる子どもたちの家庭環境、家庭状況を知ることは、
授業をする上でも、重要なことだと日々私は思っているので、

散歩がてら、街のようすを見て歩くわけです。

前置きが長くなってしまいました。

というわけで、
今日は、Schoemansdal地区の散歩の話。

まず舗装道路から小道へ。

最初に見つけたのは、小川。

日本だと、ザリガニなどを見つけて遊んだものですが、
南アでは、小川で遊ぶ子は、ほとんど見かけません。

その後、すぐに行き止まりを発見も、
いつも訪問している学校の子どもたちに案内をお願いしながら、
さらなる小道へ。

遠くに見えるは、スワジランドの山々です。

遠くに、ダムも見えるのがお分かりでしょうか。

だんだんと進んでいくと、電線がなくなりました。

電気がないということは、この辺りは夜は真っ暗なようです。

調理も窯で火をおこして行っていました。
(写真撮り忘れました。また機会があれば、撮ります。)

この地域の方たちから、今度泊まりに来たらと誘われましたが、
JICAから治安上、許可がでなさそうなので、やんわりとお断りしました。

その後、電線のある地域へ。

子どもがタイヤを転がして遊んでいました。
道一本で電気がある地域とない地域に分かれているのが、実に奇妙です。

その後、共同の水汲み場へ。

はじめおばあちゃんに「あんた誰?何しに来た?」と警戒され、
現地語で自己紹介したのですが、いまいち伝わらず、困りましたが、

すぐに巡回校の子どもたちが「せんせ~い」って寄ってきてくれたことで、
とりあえず分かっていただけました。

その後、最近マイブームの折り紙を披露して、
地元の方たちと折り紙を折りました。

そうしている間に夕方になってしまい、
地元Kamhlushwaまでタクシーで帰りました。


南アの学校長になるには‥

2011-04-24 19:35:02 | 南ア-学校-

今日は、南アの小学校の校長先生を
どうやって決めるかの話。

私の配属先のある学校の校長先生が、
このたび、退職したとの情報が流れてきました。

その女性校長は、いつも病気がちで、
ほとんどまともに働いているところを見たこともない方だと言われていました。

アフリカ第2位の肥満大国である、
南アフリカを代表する、超肥満体型の方で
周りから、あの方は、病気でまともに働けないと言われていた方で、

その方が、このたび、年度途中に退職されたことにより、
次の校長先生を選ぶ必要性がでてきました。

日本では、校長先生は、
教育委員会によって選出されるわけですが、
南アの場合は、どうでしょうか。

南アでは、
Step1 まず校長立候補者を公募する。
Step2 候補者は必要書類を提出する。
Step3 特別委員会による候補者の面談。
Step4 校長を決定。

注目すべきは、特別委員会(?)とよばれる選抜委員会。

この委員会のメンバー構成は、
RejionalOffice(州教育省)から数名
CircuitManager(教育長)、
周辺学校の校長先生(今回は、2名)、
地域代表、保護者代表
です。

これらの方たちの面談の無事くぐり抜けた方が、
晴れてその学校の校長先生になれます。

もっとも多くのケースで、
教頭先生がそのままスライドして校長になるようです。
(実際、今回もそうなりました。)


とびつく我が子?!

2011-04-23 19:32:01 | 南ア-生活-

Kamhlushwaの街を散歩していると、
いろいろな方から声をかけられます。

その大半が、私の巡回校の子どもたちなのですが、
最近、ほとんどKamhlushwa地区の小学校に行っていないのに、
本当よく覚えてくれていますね。

うれしいかぎりです。

そうやって声をかけてもらうと、
元気をもらってうれしいのですが、
中には、私に飛びついてくる子もいます。

この子です、この子。

私の配属先のCircuitOfficeのすぐ目の前に住む彼は、
ディオンくん、5歳。

彼のお母さんは、2ヶ月前に第2子を出産したばかりの方で、
いろんな現地語を教えてくれる、やさしい方です。

まあ私より若いのに、2児の子を育てて大変だなと、
はたから見ていて思うのですが、
やはり母は強し。しつけもしっかりとできているようです。

彼とは、片言の現地語でしか会話できませんが、
それでも南アにいる我が子のような存在です。

彼の笑顔にいつもいやしてもらっています。

ただ私がCircuitOffficeに行くたびに、
彼が遠くから走ってきて飛びついてくるので、
いつかぎっくり腰にならないか不安です。

最近、老いを感じ始めた、27歳の私です。