虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

オランダ人がやってきた

2011-07-27 17:12:14 | 南ア-学校-

南アフリカの田舎で活動しているのですが、
意外や意外、ヨーロッパからの人に出会います。

おそらく植民地時代の名残なのでしょう。

南アは、かつてイギリスとオランダの植民地だったそうです。

そのせいもあってか、
イギリスとオランダからの訪問者は、現在でもたくさんいます。

先日もイギリスから教育委員会のおばちゃんが、
学校視察に来ていました。
(そのときの記事はこちら)

そして今週は、オランダ人の大学生(?)が来ています。

それも総勢24人。

ほとんど女性でしたが、
どうやら南アの学校のようすや文化、食事などを知りたいようです。

彼女たちは、小学校や中学校を訪問して、
子どもたちと交流イベントを行っているようです。
(私のいる学校には4名来ました。)

私も参加したいと言いたいところですが、
まあ無難に通常業務をこなします。

彼女たちは、今週いっぱいSchoemansdal地区の学校にいるようです。

最後に、今回は、写真撮っていません。
許可取れなかったもので。期待した方、ごめんなさい。


季節はずれの雨、春よ来い‥

2011-07-26 23:07:52 | ひとりごと

いまの南アの季節は、冬。
冬の終わり。

だんだんと温かくなってきて、春の訪れを感じるかな
と思った矢先に、また急に冷え込んできました。

そして、季節はずれの雨。

昨年のこの時期は、
まさに乾季の名のごとく、カラッとしていて、
また雨が降ったとしても、
一時的なもので、ものの5分で止むようなものでした。

しかし今日の雨は、違います。

朝から夕方、いま(夜)も断続的に雨が降り続けています。
決して止む気配がありません。

そして、気温も真冬並み。

一日中、雲に覆われて、肌寒い。
というか、寒い。

私の住むムプマランガ州のエルメロという街では、
今日、雪が降ったとか降らないとか。

こんな愚図ついた日ですが、ひとついいことがありました。

それは、今日、学校帰りに
雨のなか、道を歩いていると、
たまたま通りかかったコンビのおっちゃんに、
タクシーランクまで無料で乗っけてもらいました。
(私はお金(通常料金)を払おうとしたのですが、
「おれが乗れと言ったから、おまえから金はうけとれねぇ~」的な感じでした。)

明日まで雨が降り続けるのなら、
学校でテルテル坊主でも紹介しようと思います。


第1週に何が起こったのか‥

2011-07-25 23:33:17 | 南ア-活動の記録-

当ブログの読者の方は、もうすでにお気づきだったかと思いますが、
先週1週間、私の活動についての記事をほとんど書いていませんでした。

というわけで、今日は先週(第1週)何が起こったかを簡単に紹介します。

先日の第4号報告書(リンク)にも書いたとおり、
今タームは、従来の巡回活動を一旦止めて、
ワークショップや他のイベントの準備に本腰を入れようとしていました。

そこで、第1週(つまり先週)は、
従来行っていた学校の巡回指導を止めて、あいさつ回りのみに限定して、
その分、普段ほとんどいないサーキットオフィスに比較的何度も通い、
ターム休み中に書いたいくつかの提案書(Proposal)を観てもらおうとしましたが‥

多忙を理由にまったく取り合ってもらえず、無残な結果に‥。

学校からは、サーキット全体を巻き込んでのイベント開催を頼まれていて、
そのためには、その長であるサーキットマネージャーの承諾が必要です。

たしかにターム休み明け第1週は忙しいのは分かるので、仕方ないのですが
私の配属先なので、もう少し融通を聞かせてほしいところではあります。
(ものの5分で終わる内容なので。)

結局、1週間経っても、まともな返事はなく、参っています。

どうもサーキットオフィスを絡めたイベントは、うまくいきません。

となるとどうするか。

サーキット全体ではなく、
サーキット内に5つあるクラスター単位でのイベントなら、
クラスターの長と話をすれば、企画が比較的すぐに通るので、
今後は、そちらをメインに考えていこうかと検討中です。

これは、別にサーキットマネージャーからも許可をもらっているので、
別段問題はありません。

実際、前タームの算数フェア(リンク)は、
学校からのオファーで始まったイベントなので、
比較的スムーズに実施に至りました。

そこで、今後は、またクラスターごと、もしくは学校ごとに、
さらなる企画を練りたいと思います。

その方が私としてもやりやすいので。

そうすると問題になってくるのが、
私と縁が深くないクラスター。

疎遠になってしまう恐れが充分にあるので、
別途考える必要が出てきそうです。

なんてったって、25人の嫁さんを持つ身ですから(リンク)。

バランス重視でいきたいところですが、現実的にはどの程度できるでしょうか。

と悩んでいる間に、1週間経ってしまったのが現状です。


CIのワークショップ

2011-07-25 23:07:14 | 南ア-算数-

今日は、CI主催のワークショップがありました。

CIについては、過去に書いたことがあるので、そちらをご覧ください。

今回のワークショップは、
ワークショップと言っていいのか分からない、ただの説明会でした。

どうやら来週、Jet主催の算数コンペティションがあるそうで、
その説明に終始時間を費やしていました。

肝心の説明は、ほとんど現地語で行われたため、
聞きとることができませんでした。

さて、来週は、NationalScienceWeekで、
南ア国内中でたくさんのイベントが行われます。

今回、私が聞いているのは、
①南アでも有数の服メーカー、Jet(ジェット)主催のコンペティション
 →これは、Mathematicsの大会
②南アの電気会社Escom(エスコム)のコンペティション
 →これは、Mathematics, NaturalScience, Technologyの3教科の大会
です。

①については、算数科だけあって、AMESAも後援しているようです。

私としては、
これらの大会に参加したいところではありますが、
今回は、現時点でどこからも呼ばれていません。

まあ呼ばれなくてもどこかに行くのが私の使命なのですが、
ちょっとさみしい気もします。


書類は消えるよどこへでも‥

2011-07-24 12:11:13 | 南ア-学校-

私の配属先である、
我がサーキットオフィス(MalelaneCircuitOffice、記事はこちら)は、
当ブログでも度々書いているように、日本で言う市町村教育委員会のような機関です。

基本的に学校を管理・統率するのがCircuitOfficeの役割と言えます。

そのオフィスでは、
当然、学校とのやり取りがされるわけですが、
基本的な書類は、この棚でやり取りを使用します。

配布棚は、写真左から小学校、中高等学校、私立学校と各学校1つずつ割り当てられていて、
学校の管理職や事務員(もしくは教師)が、週に1、2回書類を取りに来ます。

日本でもこのような仕組みを使っている教育委員会もありますし、
私が働いていた市のように、メールカーと呼ばれる車が学校を巡回して運んでいる場合もあります。

サーキットオフィスからのレターは、
Workshopを開催するにも、学校に私のスケジュールを渡すにも、
重要な役割を負っているのですが、これがしょっちゅうなくなるのです。

私の知る限り、30%くらいの割合で、必要な書類が届きません。

何故このようなことが起こるのでしょうか。

大前提として、
サーキットオフィスには、セキュリティの人が24時間、複数人必ずいるので、
基本的に外部の人間が侵入して、書類を盗むことは考えにくいです。

セキュリティが盗む可能性もないこともないのですが、
基本的に、書類に機密事項が書いてあることは少なく、盗む価値も正直ありません。

では、どうしてなくなるのか。

まず考えられる理由は、
学校の担当者が、別の学校のものを持っていくケース。

えっ?そんな単純な理由なんですか?
と思った方がおられるでしょうが、それがおそらく一番高いと思われます。

私が来てから、間違って別の学校の棚から
持って行きそうになることを複数回目撃しているので。

次に考えられる理由は、
学校がちゃんと届いているのになくしてしまい、もらっていないと言い張るケース。

これも実は多いです。

私は職業柄、学校(特に、校長室や職員室)に出入りをすることが多いため、
もらっていないと言い張る書類を見つけたことが多々あります。

いわゆるうっかりしていた(?!)パターンです。

いずれにせよ、書類の紛失は、
校長会議でも話題にのぼったくらい重要な問題です。

必要な書類が届かないせいで、
重要なワークショップに参加できない、必要な申請書類を提出できない、
など職務に支障をきたします。

こうしたミスを防ぐ方法としては、
棚は、鍵のかかる部屋(もしくは事務員がいる部屋)に置き、
事務員から直接手渡しでもらうなどして、
だれでも彼でも簡単に書類を持っていけないようにするのが有効だと思うのですが、
サーキットオフィス側にそこまでのやる気は感じません。

学校側が困っているので、
それなりの対処をすべきだと思うのですが、
みなさんいかがでしょうか。

というわけで、
私はできる限り、棚を使わずに、手渡しを心がけています。
(時間はかかりますが、その方が喜ばれるので。)