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薬師如来



現代ネパールで作られた薬師如来像。
長湯の薬師如来は阿蘇溶結凝灰岩製でかなり風化しています。

薬師如来・・・
インド名は「バイシャジャ・グル」。
バイシャジャとは、医療・医薬を意味し
グルは教師を意味します。
医療・医薬の教師だから、「薬師」と漢訳されました。

英語圏ではメディスン・ブッダと呼ばれます。
現代的にいうと“癒しの仏”・・・心身の病を癒すスピリチャルな存在
というところでしょうか。

約300年まえ、岡藩(現竹田市)の六代藩主中川久通公の側女で
京都生まれの陽光院が胃腸病で苦しんでいたときに枕元に
薬師如来が現われ、「湯原に胃腸病によく効く温泉がある」と
告げたといいます。

湯原は現在の長湯温泉。
陽光院は長湯に通って全快し、その報恩として薬師堂と薬師如来を
建立させたという。

現在もその薬師如来が長湯の守り神とされており
それが長湯温泉「癒しフェア」の原点でもあります。