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ウリ



お風呂のふたの上で昼寝するウリ。
寒い季節、この上が暖かいことを知って以来
ウリはこの場所がお気に入り。

お腹をだして、お股を広げて、のびのび、無防備な姿。
本当はネコだって、仰向けに寝るのが気持ちいいらしい。

このウリが今日、家に入ってきたツバメを捕らえました。
ツバメは巣作りの場所を探して家のなかに入ったのでしょう。
逃げようとして窓ガラスにあたって床に落ちたところを
ウリが素速くくわえ、追いかける私をふりきりました。

エンジェルファームのネコたちは
こういう自然環境で生きていることもあって
ときどき野生的な狩猟の姿を見せます。

狩猟してきたものをわざわざ私たちの足もとに
持ってくる場合もあります。
「やったね!」とほめてもらいたいせいだといいますが。

ネズミ・モグラ・トカゲ・バッタ・セミ・カエル・・・
そして様々な野鳥が彼らの獲物になりました。

“かわいい”だけがネコではない。
“人間的”だけが人間じゃない、というところでしょうか。

ツツジ



ツツジ満開。
もしツツジが四季を通して咲く花だったら
日本の文化は違うものになっていたでしょう。




ツツジを見ると熱帯のブーゲンビリアを想います。
ツツジとブーゲンビリアは、全然違う植物なんですが
日本で、ブーゲンビリアに似た笑いのような
歌い踊るような華やかさをかもしだすのは
ツツジかなと思うんです。
もし、ツツジが一年中咲き乱れる花だったなら
日本人の気質は違うものになっていたと思います。
気候や花が、民族の気質をつくる・・・
和辻哲郎は「風土」と言いました。




ブーゲンビリアはオシロイバナ科。
オシロイバナは紫色系ピンク、紅系ピンク、黄色、白等色々あるけど
ブーゲンビリアも同じで、ツツジも同じです。
めったに見かけないけど、近所に黄色のツツジがあります。




自然は偉大な芸術家。
かつて京都市立美術館や大阪市立美術館等に足繁く通ったけれど
田舎に住んで、今はもう全く美術館に行く機会がありません。
というより美術館に行きたいと思わなくなりました。
裏山や畑が偉大な美術館だからです。
この美術館の展示物は、すべて自然という名の神の作品です。

金魚の赤ちゃん



金魚の赤ちゃん。現在体調約6mm。
初め水槽で孵化させようとしたけれど
水槽を置いた場所(室内の日陰)が悪かったのか
気温が低かったせいなのか、全く孵化しなかった。
それで、例年通り池に戻すとこんな赤ちゃんが誕生。
ざっと数えて40匹ぐらいかな。




池に戻すといっても、植木鉢を池に置いて飼う方法です。
今年の工夫として、網戸の網をかぶせています。
これで赤ちゃんを守ろうとしています。
さあ、これでどれぐらい生き残ることができるでしょうか。




今日、庭仕事をしていたら、いきなり仮面ライダー
じゃなかった。トノサマバッタの顔が!




庭の草むらにひそむトノサマバッタを見ていると
やっぱりエンジェルファームのガーデニングには
こういう雑草の草むらも必要なんだと再認識しました。
雑草の草むらは嫌われます。
でも草むらを排除するとトノサマバッタの住まいが無くなります。




草むらにはこういうのもいました。
ナミテントウです。




庭のジシバリ。「雑草」というけど
よく見ると、素晴らしい造形です。
雑草を排除するのではなく
雑草と共生するガ-デニングを試みたいと思います。

阿蘇薬草園

天気がよかったので、桂子の提案で阿蘇地方へ。
でも阿蘇が近くなると曇り空になり霧がたちこめ
偉大なる阿蘇山が全く見えない。



阿蘇薬草園ハーブの里Webサイト
ここで贅沢なお昼ご飯をいただきました。
(5月の連休にアストロヒーリングのワークで大分にみえるかたは
5月6日にここでお食事することになります)




阿蘇薬草園の茶園。
草ぼうぼう。だけど健康的な感じです。




阿蘇は寒い。茶の芽もやっとでたところです。




阿蘇薬草園の裏山の遊歩道で見たマムシ草。
遊歩道には様々な薬草・毒草が植わっています。




日曜日だったので、昼食のお客さんは多かった。
身土不二(しんどふじ)・・・
身体と土がひとつだという思想があります。
アタマであれこれ考えた思想ではなく
大地で汗して働く人々の直観でしょう。
健康な土とは・・・


阿蘇薬草園のWebサイトにはこうあります。


<3NO主義自然農法>
 戦後日本は高度経済成長政策によりめざましい発展を遂げましたよネ
 この発展に大きく寄与したのが科(化)学だったことも
 みんなも知ってるよネ
 残念なことだけど、発展の裏に科学物質による地球環境汚染は
 見過ごせなくなっちゃっいましたネ
 「水俣病」「環境ホルモンによる動植物の生態系への影響」は
 すごく怖いことです。
 そこで、薬草園では、少しでも自然環境の汚染を減らそうと
 日々研究をしています。
 ひとりでは何にもできないけれど
 この点に関して、今、農業者がやれることといえば
 「自然環境の保全・保護型」の農業以外にないよね。
 薬草園では20年前からこの理論で農業を考えてきました。
 それが今、薬草園で取り組んでいる
 「農薬NO」「化学肥料NO」「除草NO」の
 「3NO主義自然農法」なのです。
 「農薬を使わない」「化学肥料を使わない」
 「草を採らず他の作物との共存」で作物を作る薬草園独自の農法です。








阿蘇薬草園の熱い手書きメッセージ。




そしてお昼のサラダ。
ナスタチュームの花や桜の花びら。
サンショウの葉も。




じっと見つめしまう炭火。
客が自分で焼くという趣向も楽しい。




五穀米。




ご汁みそ汁。




薬膳スープ。

素晴らしい食事でした。
薬草農園を維持するだけでも大変なのに
こうした真面目な薬膳レストランを経営していくことは
本当に大変だと思います。
高い理想と毎日の粘り強い努力の賜物なんでしょう。




阿蘇薬草園は阿蘇山の北に位置します。
阿蘇の南側を回って帰るころ
やっと霧が晴れてきました。

雨天



パソコン画面は昨日の「きょうのエンジェルファーム」。
今日は終日雨天。外仕事もお休み。
移植した植物たちには“恵みの雨”でした。
写真右下にアミの家の屋根が見えます。




立ち上がって桂子を見つめるアミ。
アミは、雨でさえない。




近くのスーパーで買ったゼンゴアジ。1パック、98円。
南蛮漬けとかフライにしていただくと美味しいのですが
申し訳ないけれど、安いのでアイガモやネコや犬のご馳走に
させてもらっています。安く手に入るのでできることですが。

青空



夕暮れまで強風が吹き荒れたけれど
今日も裏山で作業。
ふと見上げると、はっとするような美しい青空。
無限の透明感があって、純粋で輝くような青空。
萌え出たばかりの若葉は裏山のクリの樹です。
なんて素晴らしい光景・・・
これを見るために、ここに来たのだと思いました。




裏山で私はギボウシやハラン、ヤブラン等の移植をし
桂子は、ミョウガ、フキ、ミントの移植をしました。
その場所でアオイトトンボ発見。
ブルーグリーンのメタリックなボディ。
糸トンボというだけあって、かなりスリムです。




同じ場所で舞っていたベニシジミ。
小型の蝶です。




前庭のシャガの花。小型ですが上品に造形・彩色されています。

春の嵐



終日、台風みたいな強風が吹き荒れる。
シュロの葉は強風をうまくやりすごすようにできています。
左下に少し見えるソテツの葉も
うまく風を通して、強風のダメージを受けないようにしています。
強風や豪雨のとき、彼らはうまいなあと感心します。




外が嵐で寒いので、ネコたちはストーブのそばから離れず
昼間からのんきに居眠り。
これはウリ。
柴犬のアミは、エンジェルファームのガードマンとして
日夜働いてくれるのに、ネコたちは何にも働いてくれない。
庭仕事・畑仕事を手伝えとは言わないけれど
「ビールとおつまみを持ってきましょうか」とか
言ってくれないかなー・・・




ひとりでいるのが好きなウリに
お母さんのラティがくっついてきそうになったので
意地悪な顔をしてお母さんの顔をけるウリ。




こんな寒い日は嫌われても、少しでもくっついているほうが暖かい。




そのうちウリも完全リラックスのアーサナ(体位)。




ミロクとビッチはいつものように愛のアーサナ。




今日は強風のなか午後から、桂子とアジサイを3本掘り起こして
裏山の一カ所にまとめました。

果樹の移植



裏山の梅の古木にかわいい小さな実がたくさん。




ブルーベリーのつぼみ。
中庭にあった4本を裏山に移しました。




大きな実のなるグミの花。ビックリグミという品種。
ブルーベリーもこのグミも、母の離れ家が建つ場所にあるので
移動させました。




月桂樹の花。
強風や霜が直撃し、西日が射す場所にあった月桂樹も裏山に移動。
風や霜が当たりにくく、西日が射さない場所を選びました。
約4年間、月桂樹とつき合ってきて、あのかたには
そういう環境が必要だとわかりました。




午後大分市内へ出て、わさだタウン、デオデオ、サンガーデン
アルカイック、ハンズマンに寄る。
写真は日没後の空。

花の香道











やや半日陰気味で、風が当たりにくい場所では
今、シバザクラが満開。
風・直射日光・霜が当たる場所では最盛期が過ぎ
やや痛みかけています。




裏庭では白藤が満開。
言葉の無力さを痛感させられるような香り。
桂子は“悩殺されるような香り”と言うけれど
悩殺的、官能的といえば
熱帯系のジンジャーリリーの花を思い出します。
白藤はジンジャーリリーほど濃厚な香りではありません。
ユリの花とジンジャーリリーの中間という感じかな・・・
でもそんなこと言っても、藤の香りは全く伝わりません。

自然の花の香りは、工業生産された香水より
はるかに深みがあり密度があり非言語的な神秘性があります。
今年になってすでに梅、ジンチョウゲ、スイセンの香りを
鑑賞してきました。花の香道です。




中庭のストロベリーキャンドルが咲きだしました。
中庭は土が肥えているので、葉が茂りすぎて
雑草みたいな姿になっています。
こういうのは「裏山行き」。
裏山も少しずつ手を入れているので、けっして「島流し」とか
「左遷」という感じではありません・・・




裏山にはこういう山ツツジが自生しています。
ヤブツバキとかテイカカズラ、ヤブラン、シュンラン、ネムノキ
ヤマグリ、ヤマフジ、シュロ、ワラビ、ゼンマイ、山桜等も
自生しており、それらを上手に生かす里山ガーデニングを
試みていきたいと思っています。

遅霜

朝、予報どおり遅霜。
日中は汗ばむ陽気。
今日も野外で肉体労働(ガーデニングという名の土木作業)。



黄ショウブを掘り起こす作業をしていた桂子が
「カメラを持ってきて!」と呼ぶので慌てて駆けつける。
指さす方向を見ても、すぐにはわからなかった。よく見ると
そこには黄ショウブの去年の花茎に紛れて交尾するトノサマバッタ。
上にいる小さな方がオスです。




先日桂子がまいたウグイス菜にも霜が。




同じく桂子がまいた小松菜の双葉子葉。




ブロッコリーの葉にはこんな霜が。




抗白菊の霜。
霜のせいで、抗白菊の若葉がやられました。
他にもカンナ、ホトトギスの若葉が被害を受けました。
ウグイス菜や小松菜やブロッコリーは大丈夫でした。
意外にシバザクラは大丈夫でした。


夕陽



久々に終日晴れ。ただし気温は上がらず、冷たい風。
でも貴重な晴れ間なので、裏山に山菜コーナーを作るべく
桂子と共に奮闘(土木作業)。
写真は今日の夕陽。右端にシュロ。




シュロの花に夕陽があたる。




部分を拡大。
桂子は「気持ち悪い」というけれど・・・




夕陽があたるカリンの花。




夕陽があたるアヤメのつぼみ。
こんな時期につぼみをつけるなんて、あまりにも早いと思います。
異常気象があたりまえの時代になってきた感じです。
農家はたいへんです。ある農場は偽って外国産タマネギを
自家栽培として売っていたそうです。
自分の農場でタマネギが不作であったために
かわりに外国産を買って販売していた。

実はそういうのはよくある話で
大分の人が北海道に旅行してお土産としてジャガイモを買った。
あとで、そのジャガイモが実は熊本産だったということがわかった。
北海道で九州のジャガイモを買うなんて・・・

あまり大きな声では言えませんが
聞くところによると、このあたり大分・奥豊後のお米も
新潟のコシヒカリに混ぜられている・・・
売れるブランドであるコシヒカリとして売られているとか・・・

雨にも負けず



中央にシュロ、今日も終日雨。
路地栽培している農家は、種まきとかどうされているかなと
思います。雨や曇りが非常に多い春です。
桂子が11日ぐらいに葉ものの種をまいたけど
ちゃんと育ってくれるかな・・・




こんな気候だけど雑草は強い。
彼らは、雨にも負けず、風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだを持っています。
これはイラクサ科のオドリコソウ。




マメ科のレンゲ。




マメ科のカラスノエンドウ。




バラ科のヘビイチゴ
雑草というけど、みんな実によくできた自然の芸術作品。
神の作品と言うことができます。
ひとが種をまかなくとも育ち
ひとが水やりをしなくても育ち
ひとが農薬や肥料をやらなくても育つ。
神が育てていると言うことができるでしょう。




4月11日、晴れた日の畑で桂子が発見しました。
ベニシジミの交尾。
オスもメスもかなり羽が痛んでいます。
小さな小さな存在ですが
ベニシジミにはベニシジミの生の営みがあります。
私たちの文明はこういう小さな存在を価値無きものと
みなしてきましたが、実はそれは間違ったものの考え方でした。
菌類、微生物たち、小さな小さな昆虫や、魚たち、植物たち
彼らの存在こそが、私たちがこの惑星で生存できる環境を
作ってくれていたのでした。

土木作業



ロケット(ルッコラ)の花。
ゴマの風味とピリッとした辛みがあって
個性的なサラダになりますが
花も楽しめます。
花びらが紋白蝶の羽みたいな紋様です。




紫花菜。
ロケットの花に似ています。ツボミの感じも似ています。
紫花菜もロケットも、こぼれ種で勝手に育ちました。




これは裏庭のツツジ。
4月11日、雨上がりに撮りました。
ツツジがこんなに早く咲き始めるなんて・・・




これは今日の白藤。
5月の連休ごろに咲く花だったはずですが・・・
藤の香り、よく甘い香りだと表現されますが
“甘い”という言葉だけでは
あの香りの密度というか質は伝えられていません。
伝える言葉はないと思います。




紫花のダルマ藤も、こんな感じです。




そしてジャーマンアイリスも
つぼみをつけているのもがあります。
このぶんだと例年より相当早く咲くでしょう。

花の様子を見ていても、異変が起きていることがわかります。
でも、素晴らしい花、素晴らしい香り・・・
自然=造化の偉大さにうたれます。


今日も一日曇天で、気温も低かったけれど
花類の植えかえ等、畑仕事もしました。
「ガーデニングというより土木作業みたいだね」と
桂子が言いました。
面積が広いのと植物の量が多いせいです。
これからの季節、雑草の管理も大変です。

でも、自然から学ぶことがたくさんあるので
土木作業も続けるつもりです。
今年は新たに“ビオトープ池”を作りたいと思っているので
ますます土木作業です。

アオミドロ



昨日、約1年ぶりに池の水を抜いて
デッキブラシで、底にたまったドロを排出しました。
このドロはドブ臭がします。
アオミドロの死骸だそうです。




これは掃除するまえ、一昨日の写真です。
春、暖かくなってきてから晴れの日にかぎって
底にたまったドロ状のものが水面に浮いてきて
それはあんまりいい景色ではありません。

アオミドロ対策、私もこれまで色々調べ、色々試みてきましたが
いい結果は得られませんでした。
浮いたドロをこつこつアミですくうしかありませんでした。

除草剤や農薬でアオミドロを殺す手があるそうですが
それはもちろん私たちの選択肢ではありません。
金魚の健康にも良くないと思います。




昨日ふと思い立って、今年から使っている「地球洗い隊」の
微生物洗剤「とれるNo.1」を一部にだけアオミドロに噴霧してみました。
地球洗い隊Webサイト




今までいろいろ試みて効果なかったので
今回もあまり期待していなかったんですが
今日見ると、「とれるNo.1」を噴霧した部分だけ
アオミドロが消えたり少なくなっていました。
ふつうは下の写真のように緑のアオミドロが
びっしり張り付いています。




張り付いているアオミドロを食べている金魚。
これが去年この池で生まれた子です。
金魚が食べるていどは、アオミドロも必要ですが・・・




アオミドロの生えているところ、上から見るとこうです。




とれるNo.1を噴霧した部分を上から見たところです。
明らかに違います。


曇天の一日



用事で外出したついでに、豊後大野市三重まで買い物に出て
三重の道の駅に寄って、ホテイアオイやヤーコンの種根茎を購入。
この建物を設計されたのがアルカイック建築都市設計事務所さん。
エンジェルファームの増改築の設計をお願いしている設計事務所です。
今日は終日こんな曇天でしたが、この建物は魅力的です。
まず第一に風景を壊しません。
むしろ風景が美しく見えます。




三重の道の駅の風景とはこれです。
このごろ自然の風景をぶち壊しにするような
無粋な商業施設が多くなってきたと思います。




アルカイックさん設計のこの施設は
この雄大な自然環境の景観を壊さず
むしろこの風景の魅力を引き立てているように見えます。
(現在、窓掃除のためか他の目的があってか
大きな窓ガラスの前に鉄の足場が組まれています)




豊後大野市三重では、国道沿いの東営団地が
アルカイックさんの設計。
通りがかったので、撮りました。




帰り、豊後大野市清川の道の駅に寄って
桂子がメダカ数匹を買いました。
地域で棲息しているメダカです。
蛍光灯下の撮影のためか、実際のカラダの色とは違います。
実際には白銀色です。

ともかく「目高」というだけあって
目はちょいと高いところについていて
この写真のとおり目パッチリ、印象的。
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