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騎牟礼城址の樹



今年最後の柴犬アミの散歩。
騎牟礼城址まで登りました。
阿蘇久住高原と荻岳・阿蘇山の景色です。

この樹、飽きることなく何年も撮り続けているお馴染みの樹です。



雄大な高原の眺めと、樹のどうどうとした勇姿。
私たちは明日になったら、「A Happy New Year」を発信しますが
この樹にとって、this year と new year の区切りはなく
禅師のようにゆったりと“永遠の今”を生きる風情・・・



ところが今年は、このクヌギのように
今だ落葉しない樹をよく見かけます。

竹田よりかなり温かい大分市あたりは
今頃になって紅葉している山を見かけます。
明日1月1日を迎える季節に広葉樹が落葉せず
紅葉して樹に残るような年を初めて経験しました。
季節が狂ってきている、農業が難しくなったとの声をよく聞きます。

総理は増税を断行しようとしていますし
自民党は徴兵制度を提案しようとしています。
ヨーロッパの財政危機問題は拡大の可能性があるし
アメリカ合衆国だって没落が進むかも知れないし
中国も民族問題、階級格差の問題、バブル問題が
吹き出すかも知れません。

100年に一度の危機の時代と言われますが
もっと根源的な危機の時代かも知れません。
マヤ歴が来年で終わっていることから
世の終わり説をとなえるひともあります。

私たちは樹ではない、まして騎牟礼城址の師のような大樹
の生き方をマネすることはできません。
たぶん時代に翻弄されて焦ってあたふたしたり
ひどく苦しんだりするでしょう。

のたうちまわる苦しみの先に、絶望的な暗闇のなかに
それを経験する者しか見いだせない光があるのでしょう。
希求するまで暗闇をさまようのでしょうか
希求するまで追いつめられるのでしょうか・・・

山鹿温泉・山伏の湯



今年9月に行った熊本県山鹿温泉・山伏の湯。
ラドン泉、つまり放射能泉です。

微量の自然放射能がカラダにいい影響を及ぼすことは
よく研究されている事実です。
秋田県の玉川温泉や鳥取県の三朝(みささ)温泉が有名です。

私たちは今年も、ピュアなお湯がたくさん湧き出る
大分・熊本の温泉のお世話になりました。
水、光、大地、空気、たくさんの生物のお世話になりました。
こうした大自然の豊かな恵みに感謝します。

私たちは忘れていますが、大自然の恵みなくして
生命を維持することができません。
私たちの細胞は大自然の断片でした。

私たちの現代文明はそのことを軽視する文明だと思います。
その最たるものが原子力発電所なのでしょう。

現代文明は化学物質によって世界中の河川や湖、大地、空気を
汚染してきましたが、地球や地球をとりまくオゾン層を
傷つけるだけでなくあらゆる生命の遺伝子を傷つけています。
放射能の恐いところもそこですね。

文明の転換期が来ている・・・
経済・産業のありかたから、食、農、教育、文化すべての分野が
転換期に来ています。

明治維新以降の急激な近代化の歴史
大東亜戦争敗戦後のアメリカ植民地化と急激な経済成長が
問われるでしょうが、何かもっと根源的な人間の生き方というか
人間とは何なのか、世界はなぜ存在するのかというところまで
問わなくてはならないときが来ていると思います。



『私たちはどこから来たか?
私たちは何者なのか?
私たちはどこへ行くのか?』

という長い題名。フランスの画家ポール・ゴーギャンの絵。
今から114年まえ、1897年にタヒチ島で描かれました。

あれから114年も流れました。現代版が描かれるべきだと思います。

メリークリスマス!



エンジェルファームにあるお気に入りの天使像等を使って
桂子がコーディネートしました。

あなたは誰?

エマヌエルは、あなたは天使だといいます。

約4年まえ、2007年12月06日のブログでそのことを書きました
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/b342661a3a41882ab1fb77dac97ebfb0


あなたはまず第一に天使です
二番目に人間としてのあなたがいます
                  
              エマヌエル『天使の鼓動』 

私たちはめったに自分の本質を問いません。
問うと答えは、男、女、若者、中年、日本人、大阪人
九州人、営業マン、工芸家、○○大学卒・・・
みたいな感じでしょうか。

ところがエマヌエルは、あなたは天使だというのです。
メリークリスマス! 

サンタさんと大黒さん



サンタさんと大黒さん、似てると思いませんか?

小学6年の学級会で「キリスト教徒でない僕たちがなぜ
クリスマス会をする必要があるのでしょうか?」と問題提議しました。
すると担任の先生は言われました。
「君の言うことはわかる。正論だ。
しかしみんなクリスマス会を楽しみにしている。
ここはまあ先生に免じてよしとしてくれ」

大好きな先生にそう言われて意見を引っ込めました。
クリスマスがやって来るたびに、そのときのことを思い出します。

サンタさんと大黒さんは似ているけれど
サンタさんがメジャーなのに対して
大黒さんはマイナーですね。

大黒って、ヘンな名前だと思いませんか?
実はインドの神さまなんです。
マハカーラと言います。

「マハ」はマハトマ・ガンジーの「マハ」です。
「偉大な」と訳されます。
ラマナ・マハリシとか
マハリシ・マヘッシ・ヨーギという
インドのグル(精神的指導者)がいますが
「マハ」は偉大なという意味です。

私がインドに行ったとき、マハコーラなる飲物がありました。
インド版コカコーラでした。

マハカーラの「カーラ」は闇、黒を意味します。
マハカーラは「偉大なる闇」、「大いなる闇」を意味する破壊の神。
だから大黒です。

大黒は、日本の大国さんと同一視されて
七福神のなかに入っています。

日本の大国さんの本当の名前は大国主命(おおくにぬしのみこと)であって、インドのマハカーラとは別人、いや別神なんです。

まあともかくインドびいきの私としては
大黒=大国さんを応援したいけれど
サンタさんが圧倒的に優勢ですね。

ネオンサインから天の川へ



今夜はかなり寒いですね。
星はきれいです。
上の写真ほどではないにしても
昨夜は天の川が見えるほど澄みわたった夜空でした。

日々の仕事、目先の用事に追われると
私たちの本当の住所について忘れてしまいます。
壮大な宇宙が私たちの本当の住所でした。
そのなかの小さな小さな星のひとつが私たちの家です。

無数の生命体がここに棲息していますが
私たちのようなヒューマノイドは70億個体。

地球全体で70億個体ですが
土壌微生物は1㎤中に1億個体。
個体数に注目するならこの星は菌類の星です。
植物の個体数も多いし、動物では昆虫の個体数も多い。

びっしり生命体で覆いつくされているような奇跡の星。
でも人間だけが国家をつくり文明を生みだし
産業を起こし、車に乗りスーパーマーケットに買い物に行き
パソコンを操り、インターネットで情報発信する。
生きる意味や死の意味や、存在の神秘について思惟する。



↑私たちが属する天の川銀河に似ていると言われるアンドロメダ銀河。

銀河には約2000億個の恒星があるという。
恒星のひとつである太陽をまわる小さな惑星が地球なんですね。

そして宇宙には200億とも2000億とも言われる銀河があるという・・・
途方もない広さです。

ネオンサインも悪くないけれど、そのために原発が必要というなら
無くてもいいと思いませんか?

ネオンサインが無くなったら天の川が見えるようになります。
私は天の川のほうがお洒落だと思います。

電気を消して、蝋燭の揺れる炎の仄かな明かりのなかで
宇宙の神秘、生命の神秘、存在の神秘を話題にしましょう。

上の二点の星の写真を採用した2007年版の香山桂子のプロフィールは↓
http://angelfarm.jp/index.php?go=6TlxBO

奈良裕之コンサート



竹田の但馬屋さんの山頭火・秋山巌版画館で開催された
奈良裕之ソロ・コンサートに行ってきました。

映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー) 第六番』に出演されたかたです。

但馬屋さんは旧岡藩御用菓子司。
創業190年の大分県下一古い和菓子舗です。
その職場スペースの一部が山頭火・秋山巌版画館となっています。



今年の6月ぐらいから一眼レフのデジタルカメラを使っているのですが
シャッター音の「カシャッ」という音が消せません。

今夜のような音楽では静寂がぜったい必要でした。
それで演奏中の撮影を遠慮しました。
上の二枚の写真は演奏終了後の様子です。

奈良裕之さんのコンサートは
多くのひとがイメージするコンサートではなかったです。
演歌の歌謡ショーとか、西洋クラシックのオーケストラ演奏とは
全然違います。

コンサートというより“瞑想”とか“祈り”というべきでしょう。

太古から伝わる神聖な宗教音楽のようでもあり
前衛的・実験的な現代音楽のようでもありました。

大分市春日神社



先日、桂子と大分市の春日神社を訪ねました。
非常に強いバイブレーションがあります。
桂子は頭が痛いというほどでした。
↓詳細は
http://spot.angelfarm.jp/index.php?go=fvfRgC

クリスタル温泉



一昨日、大分市にでたついでに
初めて「クリスタル温泉」につかりました。

↓詳しくは、HPの「温泉療法のススメ」へ。
http://onsen.angelfarm.jp/index.php?go=YNbiYD

菜園にキジが!



朝、エンジェルファームの菜園に立ち入ると
何かガサゴソ動く大型の鳥がちらっと見えました。
大急ぎでカメラを取って戻ってくると
何とキジのオスの勇姿。
派手な色です。

近くにメスもいたけれどその姿は撮れませんでした。
メスはもっと地味です。



明け方、布団の中でキジの鳴き声がしたんです。
まさかこの菜園に来ているとは思いませんでした。

キジは「ケンケン」と鳴くと言われますが
かなり違います。言葉で置き換えるのが難しい音です。
「コーコー」と表現するひともありますが
やっぱり違います。

旬旅



竹田市観光ツーリズム協会主催の着地型ツアー「旬旅」の
ひとつとして今日、長湯温泉の上野屋さんの和室大広間で
「セラピーであなたを幸せに」と題したツアー開催。

↓「これは何の香りでしょうか?」という
香山桂子の話から始まりました。



今日はジンジャーとティートゥリーの精油を採用しました。
参加者のうち二人がジンジャーだとわかりました。



今日のフットバス(足浴)用に使ったジュニパーを
砕く体験をしているところ。
スパイシーな香りを楽しみます。



同じくフットバスに入れるローズマリーの香りを体験。
これはエンジェルファームで栽培しているものを
持ってきました。



ジンジャーとティートゥリーの精油を感じる。



それから桂子のリードでタッチヒーリング(癒しのマッサージ)の体験。
行い手(ヒ-ラー)、受け手(ヒーリー)にわかれて
家庭でできるセラピーを学びます。
後半は交代して、ヒーリーがヒーラーになります。

“家庭でできる”といっても、エンジェルファームのセラピールームで
行っているプロの“秘法”です。
それを惜しみなく公開しました。

みなさん、人に優しく触れてもらうことが
想像以上にキモチイイということに驚き感動されました。



参加者一同すっかりくつろいだあとは
上野屋旅館さんによるこんな素敵なお料理が待っていました。



紅花入りつくね鍋です。
他にも見た目にも美しい小鉢、汁物、香の物
それにデザートまで付いていました。

そして仕上げは上質な炭酸水素塩泉。

ちょっとありえない贅沢な企画だったと思います。
詳しくはHPの方にアップします。
今日はとりあえず速報です。

満月



一昨日の夜、月の強いバイブレーションを感じて撮りました。



昨夜の月。



今夜の満月。
今夜は月食なので、それを撮りたいところですが
明日の仕事のために断念します。

今夜も月の強いバイブレーションを感じます。
全身の感覚です。
特に舌や口蓋上部にフツフツときます。

けっして特殊な感覚ではありません。
レイキや気功を習ったかたが
テレビを消し、新聞や雑誌を読むのを止め
おしゃべりをやめ、内側の感覚に意識を向けたら
ごく普通にこの感覚がわかるはずです。

車を運転していてもわかります。
散歩していてもわかります。
本を読んでいてもわかります。
本当はごくごく普通の平凡な感覚だと思います。

月のこの感覚は大阪の街なかに住んでいたときからありました。
でも樹や岩のバイブレーションを感じるようになったのは
大分の大自然のなかに暮らすようになってからです。
ある日、ふっとわかるようになっていました。

だからレイキヒーリングを習ったひとが
月や樹や岩のバイブレーションがわからないとしても
そのうちふっとわかるようになるはずです。

わかるようになったとしても
自慢するようなことではなく
自転車に乗れるようになったとか
逆上がりができるようになったとか
泳げるようになったとかいう感じでしょうか・・・

北下郡アサヒ温泉



大分市内の温泉です。
商業施設や住宅地に囲まれたエリア
まったくの町なかです。

そんなところにあるのは
普通はスーパー銭湯でしょう。
ところがここは良質のモール泉でした。



左がアサヒ温泉。
右が24時間営業のスーパーマーケット。
後ろは団地。



入ったのは“かけ流しの”家族湯。
夕方の5時までは1000円。
大浴場は大人350円。
さすが日本一の温泉県だと思います。
こんな都市部ですら低価格です。



世界に三か所しかないというのは大げさだと思いますが
間違いなくいい泉質です。
肌の状態が良くなったことを実感できます。
翌日まで温泉効果がカラダに残ります。

調べるとフミン酸は、地下に埋もれた植物体が数万年間
微生物の働きで合成・分解を繰り返した結果
形成される腐食物質だそうです。
アミノ酸やクエン酸などの有機酸、ビタミンや酵素
ミネラルを豊富に含んでいるという。
それは素晴らしいですね。

ウロボロス



昨夜、金子みすゞのことを書きました。
書きながら“ウロボロス”のイメージが浮かびましたが
昨日はそれにふれませんでした。

今日午前中、エンジェルファームのスクールで
レイキヒーリングの講座があって
私は「ホリスティック(全体的)」の意味を説明する役目だけ
果たしました。

ホリスティックを説明するうちに
金子みすゞの昨夜の詩について話が及びました。

彼女は、身近な存在(部分/断片)を見つめながら
視野が狭くならない。視野を宇宙大に延長できる
おそるべき眼を持っている・・・
みすゞは、あの仙崎の小さな漁港で
どうやって宇宙を映し出す魔法の眼を
獲得したのでしょう。

上の絵がウロボロス。
ヘビまたはドラゴン(想像上の動物)が
自分の尾を飲み込んでいる姿。

古代ギリシャ文明、古代エジプト、古代インド、古代中国
マヤ文明、アメリカインディアン等に同様の絵が残されています。

Wikipediaはウロボロスをこう説明しています。

>循環性(悪循環・永劫回帰)、永続性(永遠・円運動・死と再生・破壊と創造)
>始原性(宇宙の根源)、無限性(不老不死)、完全性(全知全能)など意味するものは広く、多くの文化・宗教において用いられてきた。


(C)Abrams and Primack,Inc.

今夜、ネット検索して上のような興味深い図を見つけました。
宇宙はウロボロスだった・・・という図ですね。

金子みすゞ



思いがけず火曜日(11/29)
金子みすゞの故郷・山口県長門市仙崎を歩くことになりました。

長門市の“味な旅モニターツアー”に参加させていただいたことで
金子みすゞ記念館や、彼女のお墓や
その周囲の街をめぐることができました。

金子みすゞは26歳で夭折しますが
512編もの詩を綴った。

下は手帳に残された彼女の筆跡です。



素晴らしいですね。途方もなく奥が深い。
中国の荘子、インドのタゴールと比べても遜色がない。
驚くべきことだと思います。

多くの人は“土塀は町のなかに”という世界に生きていると思います。
“町は日本のなかに”というのは少し志の高い人だと思います。
“日本は世界のなかに”というのはもう少し視野のひろい人ですね。
でもここまではありうるでしょう。

でも“世界は神さまのなかに”となると
これは物の見方が変わってきます。
視野をひろげていくことによって
神という概念に行きつく。

そして・・・

“そうしてそうして神さまは 小ちゃな蜂のなかに”

視野を広げる方向へ“延長”していった詩は
ここでいきなり“蜂”という極小の原点に戻ります。

まるで西洋神秘主義哲学の“マクロコスモス=ミクロコスモス”を
謳った詩のようにも読めるし
インド哲学の“ブラーフマン=アートマン”を謳った詩のようにも
読むことができます。

が、金子みすゞはありふれた日常の奥にある深い哲学的直感を
誰でもわかる優しい言葉で、シンプルな美しい日本語で
表現したんですね。
難しくて不毛な専門用語でしか語れない哲学徒とは違っていた。

今回、仙崎を歩いてみて彼女に強く惹かれました。
512編すべてを読んでみたいと思いました。