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花の競演









以上、シバラザクラ三色。




ハナニラ。










スイセン三種。
今年は建物のリフォームの準備等々で忙しく
庭も畑も雑草生え放題で、野菜の種もまけない状態ですが
雑草のなかで咲くべき花はちゃんと咲いています。

庭や畑がきれいになるのは、来春からかも知れません。

祖母の眺め



柴犬アミを放してやる丘陵の田んぼ。
ボールを投げると、全力疾走で追いかける。
ボールをくわえると、また全力疾走で戻って来る。
それを十数回繰り返す、アミにはこれが至高の時らしい。

振り返ると祖母山が見えて、それが下の写真。




祖母山は原生林がたくさん残る奥深い山で
山を越えると宮崎県高千穂。
この景色が見えるポイントをほんの少し下るとエンジェルファーム。




右から母屋、蔵、馬屋(牛小屋)が並んでいます。
右方の樹木が植わっているのがエンジェルファームの裏山です。
これは27日の明け方に撮りました。



特別な景色ではありません。
ありふれた日本の田舎の風景、平凡な里山風景ではあるんですが・・・

登城



母の荷物は今日到着。
快晴だったけれど、風は冷たかった。




母の転入届けのためにお城、いや竹田市役所に行ってあれこれ手続き。
人口27500人程度の小さな市にしては、やけにりっぱな建物。
竹田市は去年、久住町、直入町、荻町と合併したんですが
合併して27500人程度。




市役所の前でひとり裸になって手を広げているのは
竹田高校出身の彫刻家・朝倉文夫の作品『翼』。
作品の右に見える緑は、大分県特産のカボスの葉。




おっぱいは小さい。
足も短くやや太い。
セクシーでもスマートでもないけれど
朝倉文夫はそれを肯定的に表現しました。

欧米のモデルさんのように、おっぱいが大きく、ウエストが細く
お尻が大きく、足が長い・・・そういう体型だけが美しいのではないと
朝倉文夫は感じたのでした。高村光太郎もそうでした。
私もそう思います。
けれど太平洋戦争敗戦、美意識がアメリカナイズされていきます。
そのことについてはまた・・・

寒のもどり



陽が射しているのに急に雨が降ったかと思えば
突風が吹いたり雷鳴がとどろいたりという荒れ模様の天気でした。
そんな今日、母が来ました。
遊びに来たのではなく、移住。
76年間住み慣れた関西を離れて、思い切った決断です。

強風のため、飛行機がすんなり着陸できず
再び上昇を繰り返したりしたため、到着時間が遅れ
乗る予定だったバスに乗れなかった。

満開のユキヤナギが激しく揺れた日
今日から九州での母の生活が始まりました。

地震の朝



日の出前(6時前)のユキヤナギ。満開です。




樹木の間から登る太陽。









畑のアヤメの葉についた朝露。








正午前、九州に地震があり、豊後竹田市は震度4。
(佐伯市は震度5)
寝そべっていたネコたちが、あわてふためき
ミロクはゴホゴホッと咳き込む。

桂子は新潟のワークを終えて、今日帰りました。

山茶花を掘る



東南の空、今朝6時半頃の月。




中庭の山茶花。私の背丈より30cmほど高い。
これはいっぱい剪定し、丸坊主になった姿。
中庭に母の離れを建設予定なので
掘り起こして移動する作業をしています。
(移植のときには、思い切った剪定が必要)

すでに山茶花4本とブルーベリー、ザクロ、グミ、サンショウ
オシロイバナ、ヤブラン、エビネは移動させました。




こんな花を咲かせてくれた山茶花なので
何とか枯らさずに移植したい。(これは去年の12月撮影)


ちらほら



ちらほらですが、近くの桜が咲き始めました。
今日はかなり暖かかったので開花は急に進みそうです。




春を宣言してくれるのは、やはり桜かな・・・
寒くて暗い冬の季節がやっと終わって
暖かくて明るい春を迎えるという歓びのとき、開放感でいっぱいのとき
その絶好のタイミングで、華やかに開花する桜。
桜は何かうきうきとしたお祭り気分にしてくれます。

ところで、桜の花粉には興奮剤のエフェドリンが含まれているそうで
うきうき気分にさせてくれるということと
何かの関係があるかも知れません・・・
スポーツ選手がエフェドリンのサプリメントを摂取したら
薬物違反になります。いわゆるドーピングです。
桜の花粉はなぜそういう成分を持っているのでしょうね?




エンジェルファームの畑に咲いているスイセン。
暖かい年には1月に咲くこともあるのに
今年は今ごろになってやっとスイセンの花と再会しています。
スイセンも得難い高貴な香水をまとっています。

何やらゆかし



カエデの枝でじっとするアマガエル。
冬眠から覚めたばかりなのでしょう。
声もださず、ひたすらじっとして陽を浴びています。




紫花菜(ムラサキハナナ)。
桂子が格別に好むので増えつつあります。
栽培しなくても、こぼれ種でかってに繁殖していきます。
雑草的に発芽力の強い植物なのでしょう。




野生のスミレ。栽培しなくても勝手に生えている野生種です。

     山路きて 何やらゆかし すみれ草  (芭蕉)

ブーゲンビリアとかハイビスカスやカンナ、ヒマワリといった
強烈な存在感を持つ花もいいけれど
ひっそりと咲く小さな小さなスミレには
また独特の美しさがあります。




ここに移住してきた初めのころ
桂子はこうした野生のスミレ(色々ある)の美しさに感動して
集めて栽培しようと提案しました。

栽培するといっても、そのへんに生えているスミレを掘り取って
一カ所に集めて管理するというだけのことですが
うまくいきませんでした。

こういう野生のスミレは、ふつうの植物が嫌うような
悪環境に自生しています。
大切に育てようとして、いい環境に植えるとダメみたいです。




今日、ふと見るとシュンランの花が咲いていました。
シュンランは日本の野生種のラン。
滋味だけど、「何やらゆかし」という感じがします。 




実際には開花したものより、つぼみのほうが多かった。
裏山に自生していたものを株分けして庭に植えたものです。

座布団に集う



小雨が降り続いた一日。
日中も温度が上がらず、うそ寒かった。
丸い座布団に集まって暖めあう(手前から)ミカ・ビッチ・ミロク。




ラティも加わる。




夜になっても、ラティ&ミカの仲良し親子はくっついたまま。




群れることを好まないウリも来て、このとうり・・・




こんなうそ寒い雨の日でも
野良猫のノリで外で暮らしたマルが帰ってきて
座布団に加わりたいのに、加われないでいる図。




生まれたときから臆病なマル。
私や桂子に対してすらビクビクします。
でも、私たちにベタベタ過剰に甘えようとするのもマルです。

6匹も同居するとネコにも“社会が”生まれ
“人間関係”の原点みたいな“ネコ関係”の姿を色々見せてくれます。
これだけいると、一匹一匹の個性が際だってきて
面白くて、たいへん勉強になります。 
一匹だけだったらけっしてわからなかった個性です。  (樹)

花三色



ユキヤナギ、七分咲き。




レンギョ、ほぼ満開。




今日のヤブツバキ。裏山に自生している野生種です。

梅の花を惜しむ



今年の冬は格別寒かった。
冬がかなり長かったように感じます。
だからいっそう梅の花が美しく見え
いっそう香りに惹かれました。








小梅の花はほとんど散ってしまいましたが
この梅は、まだきれいな花弁が残って
夕方の陽光が映り込んでいます。




エンジェルファームには桜がないので
近所の桜の様子を見てきました。
裏山に山桜の大木が一本はえていたので、桜の苗は植えませんでした。

大分地方気象台によるとソメイヨシノの開花予想は
大分市で3月29日、平年並みとか。
このあたりは内陸だから、それより少し遅れるかな・・・


昨日、薪ストーブのことで別府のfuegoさんを訪問して
2時間もあれこれ教えていただきました。

原油が高騰し、灯油が根上がりしているとはいえ
煙突とその設置工事や、チェーンソーで原木を倒し
山から運んで1年以上ねかせて乾燥させ
あと斧で一本一本割る手間等考えたら
石油ストーブの方がはるかに安価です。
労力をお金に換算すると、薪ストーブは大変高価。

私たちも石油ストーブは必要です。
薪ストーブは贅沢な遊びとして導入したいと思っています。 

曇天



終日、雨天・曇天でした。



雨天・曇天の日は、柴犬アミの表情も何だかさえない。




ちょっと首をかしげてみたりもする。
それにつられてカメラも傾けてしまった(^_^;)




何かウソ寒くて、どんより暗いし
桂子母さんも、どっかへ行ってしまったみたいだし
何も楽しいことない、まあとりあえず家にひきこもろう。




雨が止んだときに、今回の建物の増設予定の中庭の植物や石を
掘り起こす作業続行。
でもこういう天気だと何だかさえず勢いがつかない。

天気と気分の関係、桂子とよく話題になります。

寒くて、どんより暗かったら
やっぱり気分が沈みますよね。


“気分の次元”は天気やまわりの色んな状況に影響される・・・
天気が刻々変化するように、気分も刻々変化する。
夕暮れ時、また別の気分になっていました。            


             

コブシ咲く




昨日まで寒かったのですが
今日はうって変わって穏やかで暖かい日でした。
そしてコブシは開花の姿に。




エンジェルファームのコブシはまだ幼木だから
「花ののろし」というような迫力はありませんが
それはそれで、可憐な風情です。




少し前からちらほら咲いていたユキヤナギが
今日の暖かさで急に開花が進みました。




夕方、柴犬アミを散歩に連れて行くと
裏山にいたミカが柿の樹の上に避難。




逃げて上がった柿の樹だけど
鳥の声が聞こえたとたんハンターの顔に。




エンジェルファームの裏山から騎牟礼(きむれ)城址に続く山道を少し散歩。
騎牟礼城址は阿蘇山・久住山・祖母山といった九州を代表する名山を
展望することのできる丘ですが
いつ登っても人に会うことはめったにありません。
ほとんど知られていないおかげで、この道はほぼ私たちのプライベートな
散歩道になっています。
山道を歩いて、丘の展望を楽しんで帰ったら、往復ちょうど1時間です。
                                                                     

炭酸泉と巨木




桂子は明日から新潟出張。
今日はゆっくりしようということで、やっぱり温泉。
ここは初めて浸かる竹田市久住の、め組茶屋の家族風呂。




今日も荒れ模様で天気は良くないけど
湯船からの眺めはこれ。




長湯温泉に近いエリアだから、やっぱり炭酸泉。
濃厚ないいお湯でした。



(撮影:Viramo)

お風呂に浸かったあとは、こんこんと湧き出る天然炭酸水でノドをうるおす。
ほとんど「ペリエ」という感じ。初めて飲む人は感激すると思います。



(撮影:Viramo)

まさに大自然の恵み。
工場で生産されたものではなくて
こうして大地から湧き出たままを飲める贅沢。
今となっては、こういうのが最も貴重で
最も贅沢な遊びではないでしょうか。




この水を使った珈琲が美味しいというから、今度試してみます。




め組茶屋の帰りの道で、はっと驚く大きな樹が見えたので車を止めて
霧雨のなかを歩く。
初めて来ました。ここは籾山八幡社。
樹齢400年を超える巨木が何本も立つ。 









樹齢400年以上といわれる荘厳な杉の樹。
私が生まれる遙か前からずっとそこで呼吸していた。
たくさんの激しい風雨にさらされても・・・。

そんな存在を下から見上げていると
「お前は小さいな~」
という声が聞こえてきそう。      (桂子)







この籾山八幡社には、さらに驚くべき巨大なケヤキが立っていました。
何と樹齢800年から1000年と言われ、九州で三番目に大きいとか。
背の高さは35m。
枝の広がりは、東西47m、南北28m。
根元付近のウエストまわりは約10m。

老巨木というけど樹勢はなおさかん。
私たちが少々長生きしたとしても
ケヤキ様にはかないません。   (香山茂樹)

金魚



エンジェルファームの小池の金魚たちです。
実はもう2年以上、全くエサを与えていません。

市販の金魚用エサを与えていたときは
ウロコにカビのようなものが生じる病気が発生したり
数ヶ月に1度、原因不明の突然死があったりしました。

塩素を全く含まないピュアな湧き水で暮らしているのに
なぜそういうことが起こるのか不可解でした。

ひょっとしたらエサのせいではないかと考えて
試しにエサを止めてみると以後、病気や突然死がなくなりました。

今の彼らは池のなかに自然発生する緑藻類や微生物だけを
食べて生存しているわけですが、痩せていないどころか非常に元気です。
元気な証拠に色が鮮やか。
水にミネラル、特にマグネシウムが含まれていると
金魚の朱色が鮮明になるそうです。
ここの湧き水はミネラル分が多い硬質系なので、金魚たちも恵まれています。

エサをやっていた当時と、止めてからでは
金魚たちの行動様式も変わりました。
やっていたころは、もっと活発に泳いでいました。
とにかく動き回っているという感じでした。
ふたつぐらいの群れにわかれて、群れ単位でスピーディに泳ぐんです。
生殖行動も多かったし、激しかった。

今、彼らは単独で行動することが多く、動きはゆったりしています。
でも、動きがにぶいというのではなく
人が近づいたりすると、さっと機敏に察知して素早く逃げます。

エサを与えていたときは、金魚たちは私たちに慣れ
手を叩いただけで寄ってきたんですが
今は逃げるだけで
それはちょっと寂しいけど・・・    
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