goo

ボロブドゥール遺跡


出典:whitemonkeynewsbureau.wordpress.com

世界最大級の仏教寺院、インドネシア・ジャワ島のボロブドゥール遺跡。その広大な回廊には仏教説話にもとづくレリーフが施され、登場人物は1万人という。その中のふたりが上の写真。

桂子がマッサージの歴史について調べてくれというので、じわじわやってみます。庭の植物のことや昆虫のこと、温泉や神社のことを調べるようなノリで興味のおもむくままに楽しんで。

上の写真のことを知ったのは、最近取り寄せたRobert Noah Calvert著「The History of Massage」HEALING ARTS PRESS 2002年にあった下記の写真からです。



この本の説明によれば、これは女性のマッサージ師(masseuse:マッサース)に手のトリートメントを受ける仏陀の像という。

女性は実際には手と足に触れているように見えます。力まかせにグリグリやる方法論ではなく、手当療法として今、世界中に広がっているレイキヒーリングのような印象を受けます。



Wikipediaのボロブドゥール遺跡の写真。
現在のインドネシアはイスラム教一色のようですが、8世紀末、ジャワ島では大乗仏教である華厳宗の影響を受けたこんな途方もない仏教寺院を建造しました。華厳宗といえば、巨大な奈良の大仏さまで知られる東大寺が華厳宗です。東大寺の創建は8世紀前半でした。

科学技術の分野については、今の時代は抜きんでています。飛行機、自動車、高速道路、新幹線、パソコン、携帯電話等々。けれど、内的な分野ではどうでしょうか・・・。人はなぜ生きるのか? 宇宙はなぜ存在するのか? 死んだらどうなるかというような、もっとも重要なことはほぼ解明されていません。というか、過去の時代より幼稚な理解が蔓延しているように見えます。