うんたま森のキジムナー

民宿

民宿に宿泊していた人が、予定を変更して市内のホテルに移って
くると言うのはよくある話。忙しい時期なら、民宿側は、
困るだろう。宿替えをする理由のほとんどが、民宿側に落ち度はない。
宿泊される方が理解されていない事が原因になっている。

「夜中にキュッキュッと不気味な鳴き声がする」
「ムカデが出た」「蚊に刺された」「大きなゴキブリを見た」
民宿は普通の家を改造して建てられているところが多く、沖縄の普通の
家だと思った方がいいだろう。
夜中に「キュッキュッ」と鳴き声がするのは、ヤモリで、沖縄なら
どこにでもいる。ヤモリは「家守」鳴き声が聞こえているなら
安全だと言われている。

ムカデやゴキブリ、シロアリは、あまり気持ちの良いものではない、
とくに沖縄のゴキブリは巨大で、私もいまだに慣れない。
しかし、これらの虫はどこにでもいるものだ。
ゴキブリを理解しようと、ゴキブリ(方言でヒーラー)について
調べてみるとゴキブリの語源が「御器被り」つまり台所の食器の下に
潜り込んでいるところからきているらしい。
ある学者がゴキブリの体表と人間の手の平、それぞれ1平方センチ
の細菌数を数えたら、人間の手の平の方が多かったと言う。
虫やヤモリは、いるのが当たり前、逆にいないなら、その家に危険が
迫っていると考える。


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