宮古島で不思議に思ったことのひとつがお弁当。
現場で5人が手作り弁当を開ければ、必ずと
いっていいほど赤飯の弁当を食べている。
祝い事の多い宮古島のことだから、昨日の残りを
持ってきてもおかしくはないが、オカズに刺身が
入っているのにビックリした。船には冷蔵庫も
あるけれど、弁当を冷蔵庫に入れている奴など
いない。この高温多湿の宮古島で朝に作った
お弁当のオカズが刺身だなんて考えられない。
「そんなもの食べて大丈夫なの?」と作った奥さん
に失礼な言葉だけど聞いてしまう。捕れたてのカツオを
刺身にして濃い塩水に浸した後にお弁当に入れる
そうだ。これがなかなか旨い!もうひとつお弁当のオカズ
として、塩漬けのカツオがある。半年以上寝かせたものが
一番おいしいと言われるが、一年前のものを好む人もいる。
漬ければ漬けるほど臭いがきつくなって、何ヶ月も漬けた
ものはクサヤを超えるほどの臭いがする。私が食べられる
のはせいぜい三ヶ月ものが限度だ。
カツオの腹側をこまかく刻んで、酢と泡盛、塩、砂糖少々、
鷹の爪を入れて漬け込む。冷蔵庫のなかった時代、
保存するために工夫を凝らしたのだろう。一口食べると
汗が出るし、後から喉が渇いてくる。血圧の高い方や
心臓病の方には進められる一品ではなさそうだ。
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