日本全土に生息しているセミは36種類いるそうだ。
沖縄県には、そのうちの21種類が分布している。
これは全体の58%にあたる。
しかもそのうちの19種類は沖縄のみ生息し、
他の地域には見られない特産種。
沖縄はまさにセミの宝庫である。
窓の外から聞こえてくる鳴き声は
「ジィー ジィー」と鳴いているが
時折「チッチッチッ」と小鳥のような声を出す。
この鳴き声は「イワサキクサゼミ」で
沖縄特産種の一つ。
元石垣島測候所所長の岩崎さんという人が
発見したセミである。
体長わずか15ミリほどで、日本一小さいセミである。
はじめてみた人はハエと思うだろう。
若夏の陽のふりそそぐ草原や、サトウキビ畑に
多く見られ、夢中で鳴いているときなどは指で
突いても滅多に逃げることはない。
それどころか鳴き続けながら指に這い上がってくる。
日本産のセミの中で、もっとも愛敬があり
人懐っこいセミである。
八重山、宮古群島にには広く分布するが、
沖縄本島では、知念半島の一部地域
久高島、久米島に生息しているそうだ。
八重山では晴明の節に鳴き出すので
「シーミー サンサン(晴明 蝉)」と呼ぶ。
イワサキクサゼミの鳴き声が窓の外から入ってくる。
季節は夏にむかっている。
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