なんでも塩漬けにした。
集落では正月前に豚一頭を屠殺し、屠殺した
その日のうちに腐敗しやすい贓物や血イリチー
(豚肉や野菜を豚の血液で揉んで炒め煮にした物)
を食べた。
正月用以外の残りの肉は塩漬けにして保存し、
一年の間小出しにして大切に使った。
この豚肉の塩漬けのことを「スーチキ」
または「スーチカ」という。
沖縄料理には欠かせない一品である。
代表的な沖縄料理なのにメニューにおいてある
お店は少ない。
作り慣れた人が作ると一年以上持つという。
作り方はいたってシンプル。
ブロックの豚肉に塩をすり込んで
3日〜1週間ほどねかす。
単純 いそれで出来上がりであるが、保存期間に
よって塩 お量を使い分ける。
食べるときは一晩水につけてから、二、三度
茹でて塩気を除き、薬味を入れた醤油で
食べたり、炒め物や煮物に使う。
夏は汗をかくので好みによっては塩気の
きついまま食べる人もいる。
豚肉がよく用いられるが昔はグルクンなども
塩漬けにして保存し食べていたそうだ。
私の大好きな沖縄料理のひとつでもある。
とっておきの美味しいスーチキを出して
くれる居酒屋があるのだが、
なかなか予約の取れないお店になってしまった。
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きじむな
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