日本一美しいといわれる前浜ビーチの前にある島が来間島。
宮古島から約2キロ先にある。
昔は定期船で行き来していたが平成7年3月13日に全長1690mの
橋が開通した。もともとは農道の一部として整備された橋で、
開通時には日本最長の農道となった。
来間島の面積は2・75平方km, 周囲約10キロほどの島に
約170人ほどが暮らしている。
来間島にはこんな伝説がある。
昔、子宝に恵まれなかった川満の按司に待望の子供が生まれた。
その娘が年頃になったある日、東から登る太陽の強い光に気を
失ってしまった。その後、娘のお腹は大きくなり三つの卵を産み、
その卵から三人の男の子が生まれた。
成長した三兄弟はある日来間島へ渡ると、島には人っこ一人
見かけることなく不審に思っていると、大きな鍋に怯えながら身を
隠す老婆を見つけた。
老婆によると夜な夜な赤牛が現れ、毎晩一人ずつの島の人を
さらって行くという。昨晩は娘がさらわれ、島にはもう自分しか
残っていないから、今夜は自分がさらわれる番だという。
そこで三人は力を合わせて老婆を守って赤牛に立向い。
娘や島の人たちを返すようにお願いすると、島の人がいつしか豊年祭を怠るように
なったから赤牛は怒っていると聞かされた。
そこで三兄弟は豊年祭(ヤーマス・プナカ)を復活させ、
毎年盛大に行うことを赤牛に約束した。
三兄弟の長男は助けた娘と結婚して二人の娘をもうけ、娘たちは
次男三男と結婚し、この兄弟を元にして島は子々孫々と栄えてきた。
これが来間島に伝わる島立伝説である。
以前は盛大に行われてきた豊年祭も人口の減少で、寂しくなってきている。
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