豆が腐ると書いて「豆腐」
どうして腐るという字があてられるのか、冷奴などは
新鮮ささえ感じる。腐るという字に納得するのが「豆腐よう」
豆腐を米麹、紅麹、泡盛などの漬け汁に漬けて、6ヶ月くらい熟成発酵
させた王朝時代から伝わる沖縄の伝統食品。
中国にも腐乳という似た食べ物があることから、豆腐の保存食として
18世紀〜19世紀ごろ、中国から琉球に伝わったとされる。
はじめ食べたときは吐き出しそうになった。
豆腐ようの特徴は、なんと言ってもその独特の風味。
長時間発酵させることで、漬け汁からさまざまなこうそが生成され、
これらが作用して独特のなめらかな食感とウニやチーズのような
特有の芳香が生まれる。
このことから「東洋のチーズ」とも呼ばれることもあるが、
一度にたくさん食べるものではなく、あくまでも珍味。
泡盛、それもアルコール度の強い古酒のアテとして珍重されてきた。
箸の先や楊枝の先っぽにチョットつまんで、舌先にのせて味わうもの。
はじめて食べたときは、そんなことは知らなかったので、パクッと一口で
食べて驚いた。
原料が豆腐なのでタンパク質に富み、胃壁の保護に効果があるといわれる。
また米麹の中にはコレステロール合成阻害成分が含まれているので、
近年はヘルシー食品として脚光をあびている。
色々と豆腐ようをつまんできたが、これは作る人によって大きく異なる。
とてもいただけないようなものから、本当に味わい深い奥深い味のする
ものもある。
土産もので売られているものより、自家製で作られているところのものがいい。
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きじむな
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