海上保安庁が定める11月1日の「灯台記念日」に
宮古島海上保安部東平安名崎灯台支局長が22年間の功績を称えて表彰されたと
新聞に載っていた。
昭和の映画に「喜びも悲しみも幾歳月」1957年にヒットした映画があった。
生まれる前の映画で実際に見たわけではない。
灯台の多くが人里離れた辺境にある。
今は機械化されているが当時は灯台を管理する人がいた。
そんなところに勤めたいと思う人が少なく、この映画のおかげで
希望者が増えたという。
海に出る者にとって灯台は必要。日本に灯台は3300あるそうだ。
その中で人が登れる灯台が16基、その一つが宮古島の東平安名崎の灯台である。
そこに勤めている人がいたとは知らなかった。
宮古には東平安名崎と池間島、そしてフデ岩に灯台が設置されている。
中でも池間島の灯台の灯りは沖縄の中で一番明るい。
夜の海に出ていたときは、どれだけ灯台の灯りに助けられたわからない。
灯台のあかりに励まされ、灯台の灯りに守られていた。
現在のように航法装置などなく方向を示すのはコンパスと
何よりも灯台の灯りだった。沖縄から船を回航してきたときに東平安名崎の灯台の灯りを
見つけたときはうれしかった。
その灯台に22年間も勤務していた人がいたとは知らなかった。