写真は豊田市上中のしだれ桃
日本の首相の発言を聞いていると、威勢がよくて
自信たっぷりで、経済力世界一の国の指導者に見えます。
今日も米国大統領を日本に招き、オバマ・アベ首脳会談で
TPP合意の共同声明を発表する予定でした。
強気の首相も、日本の聖域を容易に明け渡すことができず、
不本意にも交渉妥結を約したに留めた。
日本の現状(震災・原発被害・温暖化策・赤字国債)を考えたとき、
威勢よく憲法改正・国防軍創設増強・集団自衛権行使
特定秘密保護法の制定を図って、民意を封じ込めてまでして
戦前日本のように、世界一を目指してよいのでしょうか。
日本を元気にするには、現状を無視して、経済の窮状を
放置して、精神論でもって国を一つの方向(保守政治の堕落、
ナショナリストの流れ)に持っていくことではありません。
68年間続いた戦争のない平和な時代、守られてきた憲法
アメリカ人に押し付けられたのではありません。
世界の人を相手に戦争をした日本の軍隊が
無謀であったことを認め、生き残った天皇や政治家が、
戦争の放棄、威嚇や武力の行使をしないことを
憲法に定めたのです。
4月21日岐阜へ大宅映子女史が講演に来ました。
日本はエネルギー自給率4パーセントの国であるのに
「52基ある原発をすべて停止している。放射能漏れがあり
安心と安全性のコントロールが可能であるのに
安全性ばかり強調されている。
もっと科学的知識を深めて、放射能対策を図って行ける。」
と述べていました。
国民一人ひとりちゃんとした意見を持って
平和・憲法・主権者・戦争・自衛権について考えましょう。
蘇生