一歩前へ

秋草誠のブログ
困ることは考えない!
いいことばっかり考えよう!!
だから一歩前へ

オペレーション「みんな」

2015-11-10 11:56:08 | FMICS

平成24年10月26日にFMICSに書いたモノです。

加筆は赤で入れています。

この感覚が今でも重要だと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先日、あるガイダンス業者主催の「高等学校教諭対象 進路指導研究会」に参加しました。参加高校は26校で、上級学校は四大・短大・専門学校を交え28校の参加でした。メインテーマは、「将来を見据えた自力進学とは~制度の理解の将来設計(返済計画)~」でした。

 その日配られた資料には、「学費に関するアンケート調査」が載っていました。その中でも、特に印象に残ったのは「進学断念の二大要素」として「学力と学費」が挙げられ、すでに高校現場では学力より学費の壁が高いことを知りました。そして、驚いたのは奨学金は貸与ではなく、給付されると思っている生徒が多く、その行動は「みんな」が「借りるから借りる」という安易な考えが多いということも知りました。

 このように、奨学金の話からも分かるように、今の生徒たちの考えの中心にあるのは「みんな」なのです。以前からガイダンスや面接指導を通して直接高校生と接していて感じるのは、高校生の「みんな」という感覚は私たちが考えているものとは違うのではないかということでした。そして、この感覚の「みんな」という意識を広報に活用できるのではないかと思いつきました。

この「みんな」は今でも同様です。「みんな」がモンストやるから、白猫やるからって感じですよね。

「みんな」感を大切にしていますよ。

 模擬面接時に志望動機を聞くと、多くの高校生が在学生のみなさんがとても優しかったからとか話しやすい先輩だったとかいう体験が多く聞こえてきました。それまでは、うちのオープンキャンパス(OC)の学生スタッフはとても素晴らしいと自画自賛していましたが、その言葉を聞き、改めることにしました。そうです、自分が気に入っている大学のOCの学生スタッフは、誰もが輝いて見えるのです。だとしたら、在学生以外のポイントはなにか。 振り返ってみると、よく聞かれる質問に併設校からはどれくらい入学してきますか?というのがありました。この質問の裏側には、併設校から多くの入学者があり、他校から入学した学生には居づらい空間ができていませんかという心配があるのではないかと、気づきました。

こういう現場のニーズを大切にしたいです。

 そこで考えたのがOC時に在学生との空間を縮めることはもちろんですが、高校生同士を仲良くさせる仕組みです。それが、今年の8月26日の学生企画のOCでした。午前中は高校生が5才児の、在学生が先生の役割を演じ、幼児教育学科を理解しながら在学生と親しくなってもらい、午後からは運動会と女子会を体験してもらいました。ここで高校生同士が、安心して話し合い、汗をかく空間を作ったことにより友人関係(みんな)が形成されました。結果は、それ以降のOCで制服の違った生徒たちの集団の参加が目立つようになりました。

このOCのカタチは今でも継続中です。

年々進化しています。今年も新たな気づきがあったので、来年のOCに反映させます。

その生徒に話を聞くと、8月26日に友人になり、連絡を取り合って参加したということでした。作戦成功です。ひとり一人だった不安な心を「みんな」という意識に変えたのです。

この学校が違う生徒たちがグループでOCに参加してくれる光景を見るたびに喜びが溢れてきます。

そうそう

みんな初めは初対面で恥ずかしいのさ

でも

ここから始まりなんだよぉ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿