鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
先週金曜日、
大きな山桜に逢いに行った折、
林道の行き止まりで、
さて、どちらに行くべきか?と、
少々悩んでしまった。
だって、こんなんですもん・・・
どう考えても、この先は無理・・・
途中の看板を見落としたのだろうから、
戻ってみるか・・・
そんなことを考えていると、
沢の方から、犬の鳴き声が聞こえた。
ワン!と・・・
え!?
こんな所に、犬?
でも、すぐに思い出した。
犬のように鳴くカエルがいるって・・・
以前、テレビで見たんだった。
スマホで、その声を拾ってみた。
どちらも、30秒ほどの短い動画。
グェ~グェ~、ゲェ~コゲェコは、
いかにもカエルらしい鳴き声だけれど、
終わり近くを、良く聞いていて頂きたい。
割とはっきり「ワン!」と入っているはず。
この声の主が「ワン!」と鳴くカエル、
タゴガエルだろうと思う、たぶん・・・
残念ながら、姿は見てないので、
推測でしかないけれど・・・
タゴガエルは、
アカガエル科のカエルで、日本固有種。
本州、四国、九州の山地や、
森林内の渓流付近に生息し、
体長3~4センチ。
九州地方では2~4月に繁殖期を迎え、
鳴き声はオスがメスを呼ぶ求愛行動とされる。
🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸 🐸
翌日、土曜日、
里山で虫さん探索をしている時、
私の車の横にいたカエルさん発見!
見たことないカエル!
ここは、前日と同じ場所ではないけれど、
もしかして、もしかして、
このカエルが、タゴガエル?
そう思って、追いかけ回した(笑)
なにぶんカエルに関する知識がないもんで・・・
でも帰宅して調べてみたら、
ニホンアマガエルのようだ。
そう、ごく一般に見られるアマガエル。
彼らは、その居場所によって、
体表の色を変化させることが出来るらしい。
ちょっと・・・ね、
なぁ~んだアマガエルか、とガッカリ・・・
今朝は、いつもより50分程早く家を出て、
ルンルン気分で林道の入口に向かった。
ゆっくり朝活出来る~!と・・・
なのに、たどり着いた林道の入口は霧の中。
朝陽は真っ白で、空気も冷たい。
あ~、これじゃあ虫さんたち、
まだ出て来ないな~と、少しガッカリ・・・
案の定、蝶も、蜂も、アブも、
誰一人として姿を見せない。
もう少し霧が晴れて、陽が射せば、
活動始めるのだろうけれど・・・
仕方がないので、林道を歩いてみた。
ヒンヤリを通り越して、寒い!
しばらく歩いたところで、
目の前を鹿が横切った!
この辺りに鹿がいるのは知っていたから、
そう驚くことでもない。
カメラを構えたけれど、
あっという間に林の中に消えてしまった。
林道を、更に先へ進んだら、
林の中に動くものの気配が・・・
霧でぼんやりとしていたけれど、
鹿がいるのが見えた。
さっき目の前を横切った鹿とは別のはず。
2頭連れ立っていたんだと思う。
こんなチャンスは滅多にないんだから、
「お願い、逃げないで~」と願いつつ、
少し近づいてみた。
あ、逃げちゃう!と思ったけれど・・・
えっ!? どうした?
脚に、何か絡まってる?
ジタバタするけれど、外れない。
もしかして・・・
罠にかかっているのか?
木の蔓や根っこではない、人工的なモノ・・・
間違いなく、人間の仕業。
この辺りの畑には電気柵が設置されている。
鹿が駆除の対象であることは、
ちゃんと頭では分かっている。
でも一瞬、外してやりたい!と思った。
だけど、どう考えても無理・・・
まず、そこへ近づけない。
近づけたとしても、
50kg以上はありそうな大きな鹿。
暴れられたら、ひとたまりもない。
オバサンひとりで、
どうにか出来る代物ではない。
それに、鹿の捕獲自体は、
違法なことをしているわけじゃないはず。
ごめんね、ごめんね・・・
私には、何もしてあげられない。
君たちが悪いわけじゃないのに、
ごめんね・・・
今朝の朝活は、
なんとも後味の悪いものになってしまった。
いつもの川沿いの散歩道、
今日は下流の方から歩き始めた。
下流の方の対岸は桜並木になっているので、
その開花具合の確認を兼ねて・・・
チラホラと咲いている樹もあるけれど、
まだまだだね。
今週末ぐらいからが見頃かな?
・・・と、対岸の桜の樹を眺めていたら、
土手で何かが動いた!
モフモフとした茶色い物体。
猫か?
慌ててカメラを向けた。
えっ!?
タヌキ~!?
間違いなく、タヌキだよね~!
ここには、山も畑も田んぼもない。
すぐそばには、片側3車線の幹線道路。
こんな所に、タヌキが住み着いているとは・・・
上流の方には、少し田んぼはあるけどね~。
それとも、川さえあればいいのかな?
他には、いないのかな?
この1匹だけ?
ウツラウツラし始めて・・・
とうとう寝ちゃった。
ここには、
このタヌキの外敵となる生物はいない。
いるとしたら、それはヒト科、
そして、車ぐらいか・・・
畑がないぶん、苦情も出ないだろうから、
のんびり暮らして欲しいな。
ちょっと郊外へ行ってみた。
年に数回訪れる、お気に入りの場所。
畑の中を横切り、
民家の方へ向かう生き物がいた。
猫?
いや、違うな~、タヌキか~?
でも、タヌキって夜行性よね~。
なんか、ちょっと、不気味な生き物。
タヌキっぽいけどな~。
ちょうどそこへ、地元のおじちゃんが・・・
おじちゃんの話によると、
ハクビシンだと・・・
2匹がこの辺りをウロついていたけれど、
数日前、1匹が死んでいたらしい。
この残った1匹も、皮膚病みたいだ、と・・・
こんな、福岡市の近郊にも、
ハクビシンがいるんだ~!と、
ちょっとビックリ。
★ 追 記 ★
この生物は、ホンドタヌキだと、
ある方が教えて下さった。
わざわざ『本土』と付くのは、
別の種類のタヌキがいるのか?
と思って調べたら、
日本に住んでいるのは、
ホンドタヌキと、エゾ(蝦夷)タヌキらしい。
と、言うことは・・・
ふつ~のタヌキってことね(笑)
地元のおじちゃんの話では、
ハクビシンだったんだけどな~。
おじちゃんの話、
もう少し詳しく書くと・・・
数日前、このおじちゃんの家の近くで、
得体の知れない動物が死んでいたので、
町役場へ連絡して、
回収に来てもらったらしい。
で、その時集まった人たちの間で、
何だろう?となり、
タヌキじゃないよな~、
ハクビシンじゃないか~?
との結論に至った、と・・・
その死んでいたタヌキも、
私が撮ったタヌキ同様、
首から下、ほぼ全身脱毛していたらしい。
Wikipedia によると・・・
疥癬に罹患する本亜種は多い。
疥癬は重篤化すると
細菌の二次感染を招き、
また体毛が全身が脱毛するために
体温維持が困難となり、
冬季に死に至る。
疥癬の伝染により
地域個体群が絶滅したと
考えられる地域もある。
仕事場の駐車場で、トカゲさん、見っけ!
背中に白いラインがクッキリの、
まだお子ちゃまのニホントカゲ。
全長20cmほど。
青いシッポが綺麗だね~。