鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
川辺の樹、
葛の蔓、葉にがんじがらめにされ、
もはや何の樹か不明だけれど、
その樹の周りを、
2頭のウラギンシジミが飛び回っていた。
飛び回ると言うか、
テリトリー争いの追いかけっこ。
なかなか一ヶ所にじっとしてくれない。
止まったとしても、高い所。
周りを見張っているんだろうね。
せっかく翅を開いてくれても、
ちょっとだけよ~状態。
2頭のうち1頭は、
翅が少し傷んでいた。
ウラギンシジミは、
特別珍しい蝶ではないけれど、
高い所が好きだからか、
なかなかお目にかかれない。
もう1頭のウラギンシジミには、
翅の損傷は見られなかった。
たぶん、お母さんは同じの兄弟だろうに、
超仲が悪い。
女の子は一向に現れず、
この兄弟(たぶん)の縄張り争いが、
延々と続いていた。
今朝の空・・・
やっと雲が秋めいて来たかな?
土曜日、いつもの川辺へ。
クロツバメシジミのポイントを、
ウロウロしていたら・・・
いた~!
クロツバメシジミ!
ん? ちょっと待てよ。
なんか、違う感じがするんだけど・・・
クロツバメシジミより、
なんか濃くない?
濃ゆいと言うか、くどい、と言うか・・・
デジカメのモニターを見ながら、
暫し、???
あ! もしや・・・
これが噂のムシャクロツバメシジミ!?
すぐにスマホで色々とチェックして、
ムシャクロツバメシジミだと確信。
ちなみにコチラがクロツバメシジミ👇
似てはいるけれど、
ムシャクロツバメシジミより、
少しスッキリ(?)している。
ムシャクロツバメシジミは外来種。
ムシャは台湾の地名で『霧社』
園芸植物にくっついて輸入されちゃった。
2013年に、名古屋市内で初めて発見され、
2016年には、福岡市内でも発見。
以来、愛知と福岡限定で生息。
でも最近、
神奈川県内でも確認されているらしい。
福岡市内で見られると言うのは、
前々から知ってはいたけれど、
ついに来たか~!って感じ。
在来の近似種で準絶滅危惧種でもある、
クロツバメシジミとの交雑が懸念され、
名古屋市では駆除が行われたりもした。
でも、九州大学の先生によると、
両種はオスの交尾器に形態上の違いがあり、
交雑が起こる心配はないらしい。
とりあえず、良かった。
こんな可愛い蝶が駆除の対象になるのは、
外来種とは言え、ちょっと悲しい。
川の土手道では、
やっと緑色の実が見られる野葡萄。
それがこの水路沿いでは、
早くも美しく色づいて、
ちょっぴり秋を感じさせてくれる。
ん、あれは・・・?
そこそこ大きな実。
テニスボールよりは大きく、
ソフトボールより小さい感じ。
カラスウリだったら、赤く熟すだろう。
キカラスウリだったら、黄色。
この実が熟す頃には、
涼しくなっているだろうか?
なんか落っこちていた。
ザリガニ!
カラスにでもやられたのかな?
ちょっと離れた所にハサミの片方が・・・
このザリガニは、アメリカザリガニ?
この水路に生息しているのか?
水路の中を眺めながら歩いた。
生きている個体には逢えなかったけれど、
ここで生息しているのは間違いないだろう。
子供の頃、祖父母の所に遊びに行って、
従弟たちと、近所の神社の池で、
ザリガニ釣りをした記憶がある。
あれはアメリカザリガニだったのだろうか?
日本の在来種のザリガニって、
今どういう状況なのだろう?
ちょっと気になって調べてみた。
子供たちにも分かりやすいように、
イラストを多用していて良かったよ。
日本唯一の在来種のニホンザリガニは、
北海道と東北北部にのみ生息って、
初めて知った。
ってことは、私たち九州人にとっては、
ザリガニ=アメリカザリガニ、だったのね。
※イラストは全て環境省HPより拝借
カラスたち、
厄介者のアメリカザリガニを、
せっせと食べてくれたら、
みんなから喜ばれるかも知れない。
野葡萄の花?
ちっちゃな虫さんたちが、
入れ替わり立ち替わり訪れていた。
チャバネセセリ
安定の可愛らしさ。
ヤマトシジミ
黄色い花は、シナガワハギ。
強烈な日差しの中、白にしか見えず、
モンシロチョウと思いきや、
モンキチョウだった。
産卵中だったみたい。
こちらは、吸蜜中。
花があまり咲いてなくて大変だね。
ツバメシジミ
女の子かな?
ベニシジミ
この夏初のクロマダラソテツシジミ。
もうすでに翅がボロボロで痛々しい。
この子は翅ボロボロ過ぎて、
誰だか判別出来ない。
黒い目をしているから、
ヤマトシジミ、シルビアシジミではない。
ツバメシジミかな~?
お盆休み中は、
昆虫展に出掛けたのみで、
後は引き籠り生活。
あまりの暑さに、
出掛ける気になんてならない。
日頃手が回らない家の中のことも、
色々とあったし・・・
その一つが、浴室内の鏡。
めちゃくちゃ汚い!
日頃の掃除をさぼっていたわけじゃない。
なのに、ウロコ汚れが取れない。
取れないだけじゃなく、段々ひどくなる。
いろんなクリーナーを試しても駄目。
この夏になってから、
なんか黒いカビみたいなものまで出現!
鏡表面はツルンとしていて、
ウロコ汚れ特有のザラザラ感もなく、
これは表面ではなく、
裏側の問題なのでは?と、
数年前から思ってはいたけれど、
鏡を取り外す勇気がなく、放置していた。
でも、さすがに黒カビとは・・・
思い切って、鏡を取り外して見た。
このマンションに入居して、
初めてのことだ。
・・・って、普通こんな浴室内の鏡、
割れたりしない限り、
取り外すものではないだろうと思うけど・・・
鏡の取り外しは、
マイナスドライバーを使って、
金具を押し上げるだけだった。
案の定、バッチイ・・・(笑)
でも、ここは、
カビ取り剤だけで済みそう。
シュシュッとな・・・
うん、綺麗。
さて、問題は鏡の方だ。
取り外した鏡の裏側は、こげ茶色で、
ウエッ!と言うほどの汚れはなかった。
なんか、狐につままれたような感じ。
絶対汚いはず!と思っていたから、
ちょっと拍子抜け。
でも、何気に撫でまわしていたら、
そのこげ茶色の被膜のようなものが、
ペロ~ンと剥げた!
ヒエ~~~ッ!
その被膜と鏡本体の間に、
ウロコ汚れがビッシリ!
黒カビ状のものも、そこに存在した。
こりゃ、いくら鏡表面を磨いていても、
綺麗になるはずがない。
今までの私の労力と、
お値段の高いクリーナーは、
無駄だった・・・ってことだ。
さて、どうしよう?
一応、裏側磨いてみる?
でも、なんか、
取り返しのつかないことになるかも・・・
ま、その時は、その時だ!
最初から鏡取替えるつもりでいたので、
ミリ単位でオーダー出来る所を探し、
すでに見積もりも取っていた。
くもり止め加工の有無で、4千円の差。
どっちにするべきか、ちょこっと悩む。
そして、鏡の裏磨きに取り掛かったら・・・
鏡が、ただのガラスになってしまった~!
お盆に、鏡がガラスに変身して、
もう1週間以上。
まだ鏡ないまんまだけれど、
別に不便は感じない。
普段から、
浴室の中で鏡を見る習慣はないからね。
逆に、浴室内に鏡が必要な理由は何?
セルフ毛染めとかの時に要るのかな?
先週末、友人が泊まりに来た。
彼女がシャワー浴びる時に、
ことの顛末を話したら、大爆笑。
で「浴室内に鏡必要?」と聞いたら、
彼女も「必要ないでしょ」と言う。
だよね~!
鏡があるから、鏡磨かなきゃいけない。
なければ、ないほうが楽。
このまま当分は鏡なしでいっか~。
新しい鏡の購入は、
必要に迫られてからで、と言うことに・・・