おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

アケビコノハ ~2020年最後の虫さん~

2020年12月31日 11時07分17秒 | 虫さん
クリスマスの朝、
アケビコノハを見つけた。
壁に止まったまんま、動かない。
越冬しているんだね。
あとで、写真撮りに来よう!
数時間後、
デジカメ持って見に行ったら、いない。
あれ~、越冬してたんじゃなく、
た~だ、止まっていただけなのか~、
と思いながら、ふと足元を見たら・・・

落ちてた!

朝、その姿を見ていなかったら、
絶対気づいていない。
踏んづけていたかも~!

だって・・・ こんなですもん。



枯葉にしか見えない見事な擬態!

まったく動かない。
死んじゃっているのかな~?

しばらくしたら・・・







左側の足が少し動いた。
良かった~、生きてた!
なぜ落っこちてしまっていたのかは、
わからないけれど、
落っこちても、越冬モードのままで、
仮死状態だったのだろう。





右側の足も動き出した。



可愛いモフモフあんよ。
白い水玉模様つき。


左の触角は、どうしちゃったんだろう?

自分の足でしっかり立てたら、
元の場所に戻そうと思ったけれど、
これが、なかなか・・・

どうしよう?
仕事は今日までなので、
仕事場に置いて帰るわけにはいかない。
自宅に連れて帰るか・・・
でも、今夜は車中泊するし~。
え~い、一緒に車中泊だ~。



午後、車に積んでから、
ずっとブランケットで包んでいた。
夜になって見てみたら、
翅を広げていたので、一安心。

で、この写真を友人たちに見せたら、
案の定ドン引きされてしまった(笑)

翌日、お昼過ぎに帰宅。
この子は、夜行性の蛾だから、
昼間は翅を閉じてじっとしている。
暖房の入っていない部屋に置いて、
夜まで待った。

もし、この子が、
我が家で越冬するならば、
このまま春まで置いておこうと思った。



夜になって見に行くと、
翅を広げ、動き回っている。
暖房が入っていなくても、家の中。
この子にとっては暖かく、
越冬モードにはならないようだ。
やはり、外に出すしかないな~。



とりあえず、狭いプラスチック容器から、
飼育ケースに引っ越してもらうことに・・・
なかなか出てこないので、しばし放置。



お引越し完了。
あ、左の触角、ちゃんとあるね~。






しばし観察しながら、どうするか考えた。

よし、決めた!
作業開始!


って、大した作業はしていないけれど・・・(笑)

このダンボール箱の中に、
飼育ケースの蓋を外して入れ、
ベランダに置くことにした。
この中で越冬するならば、それで良し、
どこか別の所へ行きたければ、
どうぞご自由に・・・だ。


また、翅を広げていた。
これが見納めだね~と、
写真撮っていたら、いきなり・・・


コテッ!と・・・

ちょ、ちょ、ちょっと、なに~~~!?



死んだふり~?

あとで調べたら、
ネット上に結構あった。
アケビコノハの死んだふり作戦(笑)

まあいい、
そっちがそう出るなら、そのすきに・・・


この角度から見ると、お魚みたい。



うへへ・・・(笑)


なんか思わず笑ってしまう。


ケースに戻したら、パッと翅を広げた。
威嚇のつもりかな?






さて、そろそろお別れ。


この中で、越冬してくれる保証はない。
深夜、寒いベランダに出した。

翌朝、そっと覗いてみた。
やっぱり、いなくなっていた。
ベランダじゅう見て回ったけれど、
どこにも、その姿はなかった。

昨日から、雪が降っている。
どこか気に入った場所で、
越冬してくれればいいけれど・・・

ふと、有名な詩が口をついて出た。


太郎を眠らせ、
太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、
次郎の屋根に雪ふりつむ。

三好達治(1900 - 1964)の詩「雪」


いろんな解釈があるだろう。
詩の解釈は自由だ。

私は・・・

生きとし生けるものすべてに平等に、
雪は降り積もる、と・・・
太郎、次郎が人間とは限らない。
冬眠するクマ、越冬する昆虫たち、
雪は、そんな生き物たちにも降り積もり、
そして眠らせる、と・・・






コウノトリ JO133 4歳の女の子のこと

2020年12月30日 09時11分40秒 | 鳥さん

JO133
私が筑前町で最初に出逢ったコウノトリだ。


その前日、前々日には、太宰府市で、
1羽でいる所を目撃されている。
私が最初に見た時も、1羽だった。
単独行動が好きな子なのだろうか?


26日に、4羽でいる時も、
この子が1番動いて回る。
仲間から離れて、
1羽でウロウロするのが目に付いた。



アオサギが近くにやって来たら・・・


つつつ・・・ と近づいて・・・


なにげ~に・・・


チラッ・・・


そして・・・


また、チラッ・・・


それから・・・ じ~~~っ・・・

よほど、アオサギが気になると見た。


デジカメのバッテリーを交換するために、
車を止めているため池の方へ戻ったら・・・



彼女が、1羽だけで飛んで来た!
餌を探しに来たのか?


でも、ため池に入ることなく、
そして、何かに目標を定めたらしく、


スタスタと、歩きだした。





アオサギ~!



彼女は、アオサギの後ろを通り抜けた。


私は一瞬、何か起きるのか!?と、
ハラハラしつつも、
期待しながら見ていたのだけれど、
何も起きなかった。


民家の近くにまで来ると・・・


クルッと向きを変えた。


また、アオサギの所へ行くのか?
と、思ったら・・・



仲間の所へと、戻って行った。


この時点では、このJO133の年齢、
性別しか分かっていなかった。
30数年生きたと記録のあるコウノトリ。
4歳なんて、
まだまだお子ちゃまなんだろう。
この子は、お子ちゃまだから、
好奇心旺盛で、じっとしていられない。
アオサギが気になって気になって、
仕方がないのだろう。
そう、思っていた。

でも、他のコウノトリたちのことを調べ、
その年齢を知った時、
あ、逆だ!と思った。

ずっと片足立ちだった1羽は、
年齢不明だけれど、
あとは、3歳と1歳。
このJO133が、1番のお姉さん!

彼女は、この小さな群れの中での、
最年長としての責務を果たしていたのでは?
アオサギに対して、
「うちの若い子たちに、
 変な真似したら許さないから!」と、
威圧行動を取っていたのではないだろうか?



写真を整理しながら、
そんなことを、ふと思った。





クリぼっち車中泊 2020/12/25~26

2020年12月29日 11時36分35秒 | 車・車中泊
私のこのブログを、
初めてご覧になる方は、
なんで、この12月の寒い中、
車中泊なんてやっているんだ?
と、お思いになることだろう。
なので、敢えてご説明すると、
今回の車中泊は、
福岡へ飛来して来たコウノトリに、
逢うためと言う明確な理由、
いや口実が・・・(笑)

そう、今回は、完璧に口実。
コウノトリの飛来地は、
自宅から1時間もかからない場所。
前夜から泊まり込むほどのこともない。
それなのに、車中泊をするのは、
たぶん、家でのことを何も考えず、
一人きりになりたいから・・・

ま、そんな、こんなでの車中泊だ。







沈む夕陽を眺めながらの散歩の後、
車の中が外から見えないように、
目隠しカーテンなどをセット、
それから、夕食。



車中泊地の道の駅で購入。
今回は、デザート付き~。



地元のお菓子屋さんのブラウニー。
天神や博多駅のお店ならまだしも、
このサイズで220円とは、
なかなか強気なお値段じゃなぁ~い?
オバチャン、普段の生活で、
お菓子は食べない分、うるさいのだ~。
どれどれ・・・
ふむ・・・ 
うん・・・ 美味しい・・・
他人様にお土産で渡しても、
恥ずかしくないお菓子として、認定!
デカ猫に、お留守番のご褒美として、
買って帰ろうかな?
・・・とか思いながら、買うの忘れた・・・(笑)




食事も済んで、20時近く、
車内温度は、9℃。
まだまだ、たいしたことないな。

遠くで、花火の上がる音がしだした。
ああ、クリスマスだもんね。
どうせ音だけで見えないだろうと思って、
しばらくは無視していたけれど、
たまたまトイレに行こうと車外に出たら・・・



ありゃ、見えるやん・・・



どこで、打ち上げているのだろう?



今時の告知無しのプチ花火大会か・・・



おおっ、コレはなかなか大きい!
と思ったら、コレが最後の花火だった。


今回の車中泊、
一人っきりのはずだったんだけれど、
予定外にちっちゃな連れが・・・



お嫌いな方もいるだろうから、
ちっちゃな連れは、
ちっちゃな写真にしておく。

メリクリのLINEが来た。
高校時代からの友人たちとの、
グループLINEだ。
このちっちゃな連れの写真を送ったら、
案の定、ドン引きされてしまった。
5人の友人のうち、
私のブログを知っているのは一人だけ。
別に隠しているわけじゃないけれど、
虫さん記事が多い私のブログ、
どうせ気持ち悪がられるだろうから~(笑)

このちっちゃな連れのことは、
また改めて・・・


今年の車中泊は、これで4回目。
2月の終わり頃の車中泊以後、
8ヶ月ほどの空白期間が・・・
春からデカ猫が居候始めたのと、
やはりコロナのせい。
10月の終わり頃になって、
やっと車中泊を再開。
新しい車中泊道具も数点増えた。


その1



カセットガスコンロのケース。



私が使っているカセットガスコンロ、
イワタニの達人スリムシリーズ対応の、
専用のハードケースだ。
今年の6月頃発売されたらしい。
昨今のアウトドア人気に、
乗っかった商品ね。
でも、コレのおかげで、
コンロをお道具箱の中に、
収納せずに済むようになった。


その2



車の中に、
普通のコンセントが欲しかったので・・・
USBは2口あるので、
スマホや、LED照明の充電は、
以前から問題なかった。
駄目だったのが、
デジカメのバッテリーの充電。
デジカメのバッテリーは、
常に予備の1個は持っているのだけれど、
今回は、コレのおかげで助かった。


その3



冬場、車中泊をした翌朝は、
車内の窓ガラスが結露する。
雑巾なんかで拭いても、
追いつかないぐらいにビチャビチャだ。
100均で売っているのを見付け、
コレコレと購入しておいた。
ただ今回は、
コレが全く役に立たなかった・・・(涙)


その4

写真は撮ってなかったけれど、
新たにLEDランタンを追加。
今までのは乾電池式だったので、
USB充電のモノにした。

それから、マグネット多数。
バチンと物を挟めて、
くっつくタイプの磁石。
私の車は、軽貨物車だからだろう。
車内に鉄部むき出しの部分が多い。
おかげで、目隠しカーテンなどが、
マグネットで簡単にセット出来る。
始めての車中泊の時、
カーテンに付属の吸盤に頼って、
翌朝は全滅という悲惨なことに・・・
その後、ロープを渡してみたり、
色々と試してみたけれど、
磁石という手があることに気づいた。


さて、22時過ぎ、就寝。
この時点では、
車内温度はまだ7℃ぐらいだった。
でも、私の車は、前述の通り貨物車。
車内に鉄部むき出し部分が多く、
冷えが厳しい。

私の寝袋は、あまり寒冷地向きではない。
中にブランケットを押し込んで、
暖かさ増し増しにする。
そして、着込む!
着れるだけ、着る!
ヒートテック極暖2枚重ね、
トレーナーに、ライトダウンベスト、
更にフリースジャケット。
下半身は、ヒートテックのタイツに暖パン。
ソックスだって、2枚重ね~!
も~、全身ユニクロ。
おかげで、夜中に目を覚ますことなく、
朝までぐっすり眠れた。


6時、起床。
寝袋から出たら、めちゃくちゃ寒い。
温度計を確認したら・・・



ひぇ~、0℃!
いったい外は何度なんだ~!?
天気予報では、
最低気温2~3℃のはずだった。
内陸部である上、
放射冷却まで加わったか・・・
自分の吐く息で、視界が曇る。

トイレに行くため、渋々外に出た。
鎌イタチが飛んで来そうな冷たさ。
暗い中、チラッと見ただけで、
フロントガラスが凍っているのが分かった。
あ~あ、やっちゃった・・・
今回、アレを積んでくるのを忘れていた。



ちゃんと用意していたのにな~(涙)


ゴソゴソと車の中を片付けて、
コーヒーを淹れ、朝ご飯。



お湯を沸かしたせいか、
車内温度2℃と少し上昇。
昨日、道の駅で買っていたアップルパイと、
プチ・パウンドケーキ。
いつもならば、
コンビニのサンドイッチだけれど、
この道の駅界隈に、コンビニなかった。



パン屋さんの、アップルパイ風パンね。
オーブンで少し温めたら、
もっと美味しかっただろう。
プチ・パウンドケーキは、
前夜食べて美味しかったブラウニーと、
同じお店のモノ。
でも、開封したものの食べきれず、
お持ち帰りに・・・
帰宅してから食べたけれど、
ブラウニーの方がいいかな~。




朝ご飯を済ませ、目隠しカーテンを撤去。
結露が酷くて、外が見えない。




7時半頃、
日の出の時刻はとっくに過ぎているけれど、
まだ朝陽は顔を出していない。




まわりの田んぼは、霜で真っ白。

そして、私の相棒は・・・






フロントガラスが凍ったことはあるけれど、
車全体がカチンコチンになったのは初めて~!

んじゃ、先に、車中のガラスの結露を・・・



わ~~~!
結露だと思っていたら、凍ってる~~~!

車自体が、大きな冷凍庫になってたわけね・・・




8時、やっと太陽が顔を出した。
お陽さまのパワーで、
自然解凍するのを待つしかないな~。
それまで、この界隈、散歩でもしよ~っと・・・






コウノトリたちの個体検索結果

2020年12月28日 09時03分44秒 | 鳥さん

26日、土曜日に、
筑前町で出逢った4羽のコウノトリたちの、
個体検索をしてみた。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


JO133 歳の女の子



この子が、私が初めて出逢ったコウノトリだ。
この子に関しては、すでに個体検索済みだった。


今年4歳の女の子。
この子は、22日、23日と、
太宰府市で目撃され、
JO133と確認されているので、
間違いないだろう。





※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


JO172 歳の女の子





バレリーナみたいね。








この子、ゆったり構えて、
あまり動き回らなかったので、
高齢なのかな~?と思ったら、まだ3歳か・・・


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


JO247 1歳の女の子







まだ1歳だったとは・・・
素人には、見た目で何歳か?
なんてわからないけれど、
そう思って4羽を比べると、
なんとなく1番華奢な体つきに見える。



1番左側の子が、JO247


ピンボケだけれど、可愛かったので・・・


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


足環判別出来ず不明


この子が問題だ!


だって・・・



ず~っと、片足立ちで・・・



両足写っている写真が1枚もなかった(涙)
でも、片足だけでもと、検索してみた。

右足に、と、見える。



アレ・・・? が選択出来ない。
の組み合わせはない、と言うことか?。
右足だと思ったけれど、左足?


左足には、が表示され、選択出来る。


候補は、9羽か・・・

に見えたけれど、
もしかしたら、かも~と、
念のため検索してみた。



あ~、やっぱり片足だけじゃ無理みたい。
また逢えると期待して、
身元を詮索するのは、この辺にしておこ~。






クリスマスに、夕陽に向かって歩く。

2020年12月27日 21時29分31秒 | 
25日、クリスマスの夕刻、
車中泊をする道の駅で夕食を調達。
でも、まだ、
車の中に籠ってしまうのには早過ぎる。



道の駅から西へ伸びる1本の田舎道。
ちょうどその先に夕陽が落ちようとしていた。
よし、あの夕陽へ向かって歩いてみよう。



少し小高い丘のようになっていた。
あの丘の向こうには、何があるのだろう?




もう少し・・・



あと、もう少し・・・



それにしても、電線の目障りなこと!



丘の上に立った。
電線は消えたけれど・・・
まあ、何もない。



何もない。
それで、いいし、それが、いい。



さ~て、クリぼっち車中泊の始まり。