おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

テングチョウ&クロコノマチョウ ~九大の森の蝶~

2022年10月26日 10時47分34秒 | 虫さん

九大の森に、ミゾソバの咲く一角がある。


今年はもう遅かったのだろう。
チラホラとしか咲いていなかった。




そこへ、ちっちゃな地味~な、
セセリ蝶かな?って感じの虫さんが・・・


写真を撮って、よく見てみたら、
テングチョウだった。
表翅にはオレンジ色の紋が入っていて、
そこそこ綺麗な蝶なんだけどね~(笑)



高い樹の上に飛んで行って、
そのオレンジ色は、
最後まで見せてくれなかった。




薄暗い森の中で、
黒っぽい蝶に出逢った。


暗くて、何が何だか分かんないね~。

一瞬、幹から離れた。


チラッと見える先端のオレンジ色、
そしてこの翅の形、
たぶんクロコノマチョウだろう。

もう少し撮らせて欲しかったけれど、
森の奥に姿を隠してしまった。
待っても良かった。
時間はゆっくりあるんだから・・・
でも、クロコノマチョウと、
入れ替わりにやって来たのは、
悪名高きスズメバチ
クロコノマチョウスズメバチも、
樹液酒場の常連さんだもんね。
仕方ないな~と、退散。







ムラサキツバメ ~九大の森の蝶~

2022年10月25日 11時41分21秒 | 虫さん
何の樹かは分からないけれど、
地味~な小さな蝶が2、3頭、
その樹の周りを飛び回っていた。

あの辺に止まったような・・・?と、
当てずっぽうでシャッターを切る。
撮れたかな?


数枚撮った中に、1枚だけ写っていた。
ムラサキシジミか・・・
この時は、まだそう思っていた。

それから待つこと20分程、
ようやく1頭が下に降りて来てくれた。



3m程先、
自分でも良く見つけた!と感心する。


比較的じっとしていてくれたので、
倍率を上げて撮ることが出来た。


そしてモニター画面で確認。


ん?
尾状突起がある~!?
ムラサキシジミだと思っていたけれど、
ムラサキツバメだ~!

ムラサキシジミは仕事場の近くにもいて、
九大の森でも、良く出逢うシジミ蝶。
でも今まで、
ムラサキツバメには逢ったことなかった。
今回、初めての出逢い!



ちょこっと舞い上がった瞬間、
美しい青紫色を見せてくれた。

ムラサキツバメは、
メスの方が鮮やかな青紫色の翅を持つ。
なので、これは女の子。


もうちょっと、もうちょっとでいいから、
その青紫色見せてくれないかな~。


おっ、開いてくれるかっ?



駄目・・・、見せてくれない・・・(涙)


ムラサキツバメは、
もともとは南方系の蝶で、
生息域は紀伊半島辺りが北限だった。
それが2000年ぐらいから、
関東圏でも見られるようになったらしい。
幼虫の食草は、マテバシイ
最初の写真の樹は、
マテバシイだったのだろうか?


頭隠してしまって、
もう、枯葉にしか見えないね。(笑)


ムラサキツバメも、
ムラサキシジミ同様に成虫で越冬する。
今飛び回っているこの成虫たちが、
越冬するのだろうか?
それとも、この成虫の子供たち?


今回、九大の森では、
あまり多くの蝶には出逢えなかった。
でも、ムラサキツバメのポイントであろう、
マテバシイ(たぶん)を見つけたのが、
1番の成果かな。








ご近所のジョビ子も、帰って来た~!

2022年10月24日 11時28分50秒 | 鳥さん
土曜日の朝、
ベランダで洗濯物を干していたら、
ジョウビタキの声が!

その姿を確認するよりも先に、
デジカメを取りに部屋へ・・・

まだ声はしてる。
場所は、きっとアソコ・・・




いた~!
ジョウビタキの女の子、ジョビ子だ。
おかえり~、ジョビ子


ああん、行かないで~!


良かった・・・
すぐに戻って来てくれた。


仕事場のジョビ男の鳴き声に比べると、
このジョビ子の声の方が力強い感じ。


力強い、と言うか、大きく鋭い。
ジョビ男の声は、
ちょっと情けない感じを受けるけれど、
ジョビ子の声には、
ハッキリとした自己主張がある。


オス、メスの差?
季節的なモノ?
単なる個体差か?


これから、いつもの川辺も賑やかになりそう。
彼ら1羽当りの縄張りの範囲は不明だけれど、
例年、4、5羽のジョウビタキに逢える。


ジョウビタキは、他の野鳥に比べると、
かなりフレンドリーだと思う。


比較的、人間のそばにやって来てくれる。


これから春まで、
いいモデルさんになってくれるんだもんね。
よろしくね~!








ジョビ男、やっと、ちゃんと逢えたね!

2022年10月21日 11時10分08秒 | 鳥さん
昨日の午後、
ジョウビタキの声が聞こえて来た。
あ、この聞こえ方は、アソコにいるね!



やっぱり!
ジョウビタキの男の子、ジョビ男

一昨日は、このアンテナにモズ子がいた。


この界隈で1番高いって訳じゃないけれど、
なぜかみんなのお気に入り。

みんなの、アンテナ!ね。

ジョビ男、先日の再会の日には、
証拠写真しか撮れなかったからね~。



真っ青な秋空をバックに、キリっと!


そのシルバーグレーの御髪も素敵ね。


ヒ~、ヒ~ッと、やや情けない声の割に、
結構大口開けて鳴くんだね。




来年の春まで、ゆっくりして行ってね。
そして、もっと近くで、
写真撮らせてくれるといいな~。








クロセセリ ~浅黄より、よね~

2022年10月20日 11時17分58秒 | 虫さん
仕事場のお隣の敷地に、
ほんの少しだけれど、
フジバカマの咲く一角がある。
そのフジバカマ目当てに、
旅する蝶アサギマダラが、
たま~に来てくれるんだけれど・・・

今年は、駄目・・・


だって・・・


フジバカマ、まだ咲いていない・・・(涙)

確か去年も、
花の付きが悪くて来てくれなかった。

一昨年は・・・


2頭のアサギマダラが立ち寄ってくれて、
ちょうど2年前、
10月20日と22日に記事にしていたんだけど・・・



今年も逢えずに終わるのかな~、
そう思いながら眺めていたら・・・


黒いちっちゃなお客さんが!


クロセセリがやって来た!


クロセセリは、南方系のセセリ蝶。
以前は山口県から四国、九州以南だけに生息。
今は、近畿地方でも見られるらしい。



日本の北半分以上の方は、
見たことないだろうから、
ある意味、
『アサギマダラよりも珍しい蝶』
と言っていいのかもね~(笑)