鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
21日だったかな?
川辺の散歩道で青い翅のシジミ蝶に出逢った。
チラッと見た時、ヤマトシジミ?
って、思ったんだけれど・・・
よく見たら、目、黒いし、尾状突起がある。
ツバメシジミかぁ~!?
でも、肉眼で見た限りでは、
ツバメシジミの特徴のひとつ、
裏翅のオレンジ色の斑紋が見えない。
写真で見ても、この大きさじゃ判らない。
ピンボケだし~(涙)
そこで、大ボケ覚悟で拡大。
あった~!
微かにだけれど、薄いオレンジ色が・・・
そんなに翅が傷んでいる様子はない。
どうして、こんなに薄いんだろう?
斑紋異常なのか?
謎のまんま、
一週間経過したこの間の日曜日・・・
ほぼ同じ場所で、また逢った!
前日の風雨のせいか、翅が傷んでいた。
絶対、こないだの子と同じだ!と信じ、
裏翅を見せてくれるまで粘った。
う~ん、もうちょっと・・・
見えた!
やっぱり、こないだのツバメシジミ!
更にオレンジが薄くなってないかいっ!?
これじゃあ、誰もツバメシジミだなんて、
思ってくれないよね~。
まあ、本人(蝶)には、関係ないか・・・
いや、待てよ。
女の子の目には、どう映るんだろう?
オレンジ色が鮮やかな男子の方がモテる、
とか・・・
不思議なことに、
このツバメシジミを初めて見てから、
一週間経っていたけれど、
この子の姿しか見当たらない。
他のツバメシジミの姿は、
この川辺には、まだない。
昨日の朝、いつもの林道の入口で朝活。
ツバメシジミの姿があった。
羽化したての、ピッカピカ!
そして、目に鮮やかなオレンジ色が・・・
クサイチゴの花に1番乗りしていたのは、
やっぱりセイヨウミツバチ。
働きモンだもんね~。
昨日はニホンミツバチも見かけたけれど、
写真は撮れなかった。
ここ数年、クサイチゴの花が咲くと、
ニッポンヒゲナガハナバチに逢うために、
この場所に陣取ってるわけなんだけれど、
他にもいろんな虫さんに逢えるので、
実に効率がいい。(笑)
一見ミツバチに見えるけれど、
この虫さんはアブ。
アシブトハナアブ
その名の通り、後脚の太ももが太い。
ホバリングが得意なので、
飛んでいる時には、
ミツバチとの見分けが簡単。
でも、花の上に止まっていると、
やっぱりミツバチ・・・
こちらも、丸っこいタイプの蜂、
マルハナバチたちにそっくりだけど、アブ。
オオハナアブ
独特な模様の大きな目がユニーク。
この丸っこいアブも、
けっこうホバリング上手。
ツチイナゴもいた!
「なにか文句でも?」と言いたげ・・・
ちっこいけれど、目立つカメムシも・・・
ヒメマダラナガカメムシ
初めてお逢いするカメムシだ。
そして本命の、
ニッポンヒゲナガハナバチくん!
ヒゲナガなのは、男子だけ。
あまり近づけず、
ピントが合わないのが残念。
でもまだまだ、シーズン始まったばかり。
そのうち可愛いお顔を、
じっくり撮らせてもらお~!
仕事場の外壁に、
それも、すご~く高い所に、
なんか・・・ いた!
蛾・・・ だよね~!
とりあえず写真撮って、お名前を調べた。
割とすぐにお名前判明。
キバラモクメキリガと言う蛾だった。
そのお顔、見てみたいと思うけれど、
手が届かないし、どうしようもない。
それにしても、
上手いこと化けてるな~と感心する。
白い壁に止まっているから、
見つかっちゃっているけれど、
樹の幹や、草むらにいたら、
きっと気付かないだろう。
枯れた樹の破片にしか見えないんだもん。
同じ場所に3日間ほど、
じ~っと止まったまんまだったけれど、
ある日の朝、いなくなっていた。
どっか飛んで行ったんだろうと思った。
でも、ふと見た足元に、茶色い物が・・・
落っこちてる~!
死んじゃってるのか~?
ちょっとツンツンしたら、動いた!
まだ、生きてる!
慌てて、拾い上げた。
人間に踏み潰されたりしない前に、
気付いて良かった~!
キバラモクメキリガは、
11~12月頃に羽化し、
成虫で越冬するらしい。
3月の終わり近くの今、
もう寿命で弱っていたんだろう。
しがみついている力もないようで、
ちょっと風が吹いただけで飛ばされてしまう。
こんな状況の時に申し訳ないけれど、
ちょっと、お顔を見せてね。
モフモフ・・・ とまでは行かないけれど、
可愛い顔してる。
そして、このオデコ!
小枝の折れた断面、そのものじゃない!
ここまで念の行った擬態をするとは・・・
なんて素晴らしい!
・・・と、いつまでも眺めていても仕方がない。
私に、延命する術はないし・・・
最期は、緑の上で、ゆっくりお休み・・・
先週金曜日、
この春初のヤマトシジミと出逢った。
このボケボケ写真1枚で、
飛んで行ってしまったけれど、
これから嫌って言うほど逢えるんだから、
ま、いいや~。
とりあえずの証拠写真ということで・・・
そして、昨日のご近所散歩、
川辺で出逢ったちっちゃな蝶。
もっと綺麗なブルーだったろうに、
可哀想なほど色褪せてしまってて、
表翅だけでは誰だか判らないほど・・・
裏翅を確認しないとね。
地面スレスレの所にいるちっこい蝶を、
横から撮る難しさ、
分かって頂けるだろうか・・・
カメラのモニターが見えないんだから、
ほぼ当てずっぽう。
ちゃんと写ってたら、ラッキー!で、
いったい、何枚撮っただろう。
今、これは、写真だから判るけれど、
肉眼で見ている時はグレーにしか見えず、
誰だか判断できなかった。
撮った写真の中で、
ピントが合ったものを選び拡大して確認。
これは・・・
ヤマトシジミ~!
この翅の傷み具合は、
成虫で越冬していたのか!?
参考までに、
傷みのない綺麗な翅のヤマトシジミを・・・
これは去年の4月の撮影。
羽化したての、ピッカピカ!
って、感じのヤマトシジミ。
ヤマトシジミは幼虫か蛹で越冬する、
と言うのが通説だ。
でも、ネットであちこち見ていたら、
『暖地では成虫での越冬もある』
との記述を見つけた。
暖地の定義がイマイチ分からないけれど、
福岡は、やっぱり暖地に入るんだろうね。
まだ、ヤマトシジミの大好きなカタバミは、
ポツンポツンとしか咲いていない。
早く、一面黄色!になるといいね~!
頑張って、冬を乗り越えたんだもん、
一日も長く、春を謳歌して欲しいな。
昨日の福岡は、
トラックが横転するほどの強風が吹き荒れ、
春の嵐となったけれど、
今日は一転、穏やかな陽気。
これは当然、散歩行くしかないでしょ!
で、やっぱり、桜は外せないよね。
桜の名所と言われるような所へ、
ヒト科を見に行く気は毛頭ない。
ご近所の、いつもの散歩道で十分だ。
いつもの散歩道の下流の方。
この辺りが、1番満開状態かな。
この桜並木の向こうはちょっと大きな公園。
今日はさぞかし、
ヒト科で賑わっていることだろう。
このあいだ、
ジョウビタキのお嬢さんが飛び込んだ桜の樹。
今日は見事に咲きほころんでいた。
ジョウビタキたち、もう旅立っただろうか?
中流の遊歩道沿いの桜。
満開まで、あと一歩か、二歩か・・・
なんとなく、
ソメイヨシノではない気がするんだけれど・・・
地面には、雀たちが落っことした花が・・・
上流の方の桜も、ほぼ満開。
青空をバックにお花見が出来て、
今日のお散歩は最高。
明日から数日、居候デカ猫は遅番。
晩ご飯食べさせなくていい。
夜桜なんぞ、見に行こうかな。