唐津市近代図書館のイベント情報

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佐賀県立美術館コレクション「岡田三郎助と同時代の画家たち」開催中!(2/8まで)

2015年01月18日 | 展覧会
近代図書館美術ホールでは、佐賀県立美術館コレクション「岡田三郎助と同時代の画家たち」を開催中です。

日本近代洋画史に大きな足跡を残した画家 岡田三郎助を軸とし、
佐賀県立美術館コレクションの核ともいうべき近代洋画の名品を厳選しました。

少年の岡田が作品に感銘を受けて洋画を志すきっかけとなった百武兼行、
フランスの明るい外光表現を日本にもたらした黒田清輝、
その親友であり、岡田の同郷の先輩でもある久米桂一郎、
フランスの師 ラファエル・コラン━━岡田に影響を与えた画家から、
同世代として切磋琢磨した藤島武二や中澤弘光、
山口亮一をはじめとする後進まで、
15人の画家の作品57点を一堂に紹介しています。


会場の正面には、岡田三郎助の代表作「矢調べ」「裸婦」「花野」を展示しています。


●「矢調べ」 1893年(明治26) 佐賀県重要文化財

 画塾・大幸館の卒業制作として描かれました。
 岡田三郎助が24歳のときの作品です。
 小代為重の回想によれば、モデルは、たまたま画塾を訪れた
 「清楚な感じの針売りの老人」であったといいますが、
 岡田の親戚の軍人だったという説もあります。

●「裸婦」 1935年(昭和10) 佐賀県重要文化財

 1935年(昭和10)帝展改組に異を唱える若手・中堅洋画家たちによる
 第二部会展(東京府美術館)に友情出品された作品で、
 のちに李王家の愛蔵品となりました。
 1940年(昭和15)の「岡田三郎助遺作展覧会」(東京府美術館)に
 出品された記録が残るのを最後に、長く行方知れずとなっていました。
 2012年(平成24)、約70年ぶりに福岡市の個人宅で見つかり、
 同年7月から佐賀県立美術館で特別公開され、
 「幻の名画」として話題を呼んだ作品です。


○「岡田三郎助と同時代の画家たち」チラシ


【展覧会名】

  佐賀県立美術館コレクション
  岡田三郎助と同時代の画家たち

【とき】

  1月10日(土)-2月8日(日)まで
  午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)

【休館日】

  月曜日

【ところ】

  唐津市近代図書館 美術ホール(1階)

【出展作品】

  洋画など 57点
  出展作家:百武兼行、ラファエル・コラン、黒田清輝、久米桂一郎、
       藤島武二、岡田三郎助、青木繁 ほか

  「岡田三郎助と同時代の画家たち」出品目録はコチラ

【ギャラリートーク】

  1月25日(日)、2月1日(日)、8日(日)
  午後2時から(約30分)
  ※ 要入場料、事前申し込み不要

【入場料】

  ・一般 300円
  ・唐津市内の75歳以上の人 150円
   (受付で市のシルバーカードや健康保険証などをお見せください)
   ※ 有料入場者20人以上の団体は2割引
  
  ・高校生以下の人は無料
  ・障害者手帳を持っている人と同行者1人は無料
   (受付で障害者手帳をお見せください)

【主催】

  唐津市近代図書館

【協力】

  佐賀県立美術館



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町23番地(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/


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