ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

同窓会

2007年03月29日 | Weblog
先週の土曜日、熊本・阿蘇の温泉で卒40年の同窓会(同年)で集った。
計13名参加、名簿29名中ちょうど3分の1。(去年東京でもやったので関東組は欠席が数名)
自分たちで手作りの卒業アルバムと較べてみると
外見は変わっていても考え方はそのまんまだから
いかに十代の頃が大切か! 実感した次第。
(写真:そのアルバムに載っている寄せ書き)サユリストというのが流行って、同年の吉永小百合もアルバムの仲間いり!

合ハイやダンスパーティーなど遊び上手なクラスだった。
それぞれの会社人生を経て、学生時代に泊り込みで研修・宴会をやった
同じ旅館ということもあり、大いに盛り上がった。
傑作は、屋久島の友のキャンピングカー、これで鹿児島→宮崎→大分そして阿蘇の
会場に3日がかりで観光ドライブでやってきた。
その荷台には、屋久島の農家の方からのお餞別:野菜類(聖護院ダイコン、ねぎなど)が人数分に分けて整列していた。

僕たちが生まれたのは、ちょうど終戦S20.8.15の前後の年、
すべてが戦争で壊されて、新しく作り出すことから始まった時代。
自然に”ものづくり”への思いが高まり、engineerへの進路が決まった者が多い。
アメリカからの技術導入とそこからの改善(製品開発、生産性向上など)があらゆる業界の挑戦目標となった。

立ち止まることは脱落を意味し、変わり進化すること=
”カイゼン(国際語ともなった)”こそが善なり!といえる半生だった感がある。
自動車、電機、産業機械、造船などそれぞれの業界だが、40年の戦後の変化とともに生きてきた。
しかし、その変化は、ゼロからのスタートしか知らないから出来たことで、もし戦前の良さ・悪さを強く身に着けていたら、もっと悩みが多かったかも知れない。
(終戦1945年物心つく年齢の方たち(70代後半以上か?)は負の遺産を背負っての再スタートだったので”ゼロから”どころではなく、大変な思いをされたことだろう。)
今の日本の社会のヒズミの中には、そういった問題が潜んでいるように思えてならない。(宗教・信仰心、家族の絆、礼儀etc.)

参加したほとんどがまだ現役だが、会社経営とかいろんなコンサルタントで、”ものづくり”に直接携わっていない。一息ついて、仕事だけでなく社会全般をふり返り、これまでと違った意味で創造していく役割を担っている。
皆の関心が強かったのは、
やはり自分の子供、学校の教育の問題と社会の変化の激しさ。

その点、自分たちは実に恵まれた時代を生きてこれた、
と皆が同じように回顧していた。
でもこれからは、”あれもこれも”ではなく、”あれかこれか”そのためには
何を捨てるか?その決断が大切になってくる。
(学生時代にも実存主義ブームがあったっけ・・サルトルとボーボワール)

”みんなで渡れば怖くない”に慣れた身には、これがなかなかシンドイ。
仕事でカイゼンしてきたことを、自分の人生そのもので実践すること、
が求められているようだ。(創造的破壊:会社人生の垢落しほか)
デミングサークルで言うと、Cから始めるPDCA=過去をよく反省してほんとうのカイゼンを!
それぞれ、
頭は薄くなったり、白いものが混じったりしているが、
まだまだひとガンバリできるゾ~ッ。

みんな飲みすぎないよう、稼ぎすぎないよう、
少しずつでも世の中に良いことをやって行きましょう!!




























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