東京ビックサイトの2013New環境展/地球温暖化防止展に行ってきた。
10年くらい前になるが、環境展の前身「廃棄物処理展」にはほとんど毎年顔を出していたが、
やはり、社会のニーズと科学技術の進化に接することができ、頼もしく感じた。
環境展の他にも、「エコ・プロダクト展」というのもあり、今年12月12-14日ビックサイトで開催予定、15周年目。
こちらの方が生活者に近く、エコ製品や生物環境などがテーマのようだ。2010年度に一度参加、佐渡の島挙げての自然エネルギーや無農薬・有機農業への取り組みが印象に残っている。
環境産業の規模は、2000年の60兆円台から少しづつ増加、2012年度は82兆円にもなるという。
4つの分野「汚染防止」「温暖化防止」「廃棄物処理・資源」「環境保全」に分けられている。
この中でとくに次の2つが増加している。
温暖化対策:ハイブリッド自動車、LED照明、省エネルギービル、次世代省エネ住宅(屋上緑化、遮熱塗装)
廃棄物処理・資源有効利用:産廃の解体・粉砕・分別など処理施設、小型家電・食品・プラスチックなどのリサイクル、バイオマス発電
最近の環境分野のトレンドは「小・省・精・軽・短・耐・廉」、出展のセールスポイントにもこれがよく表れている。
小: コンパクト、環境負荷(粉じん、振動騒音、臭気)が小さいこと
省: 原料やエネルギー、作業量のムダを省く
精: 混合廃棄物を分級・選別して、貴金属などリサイクルの付加価値をつける。
軽: 設置や作業、日常の使用が楽になること
短: スピーディな作業や処理ができること
耐: 耐用年数、耐候・薬品性(熱、紫外線、酸・アルカリ)、放射線に強いこと
廉: コストパフォマンスに優れ、効率がよいこと
たしかに、産廃処理でも、アクセスのよい場所や宅地・大型商業施設の近くで、トラブルが多く、
高い処理能力と小さい環境負荷を両立した破砕機が求められている。
そのためのカッター、いろんな種類のメーカーが出展している。
東日本大震災から2年半、出展内容からも、がれき処理や放射能汚染水の処理技術が飛躍的に進歩していることが伺える。
セシウム除去装置、移動式汚染水処理車、処分場の吸着シートなど。
津波防災街づくりのモデルプランの模型も良くできている。
先週、山梨県の仕事先で見せてもらった小水力発電、その推進協議会のコーナーでは、担当者に詳しく説明してもらった。
土木コンサルの本業の傍ら、甲府盆地の小さい川を利用して設計・試作・実験を続けている会社だ。
他にも、自噴井戸に恵まれた地の利を生かして、地中熱を利用した省エネの実証試験にも感心した。
地球規模の資源、エネルギー問題、CO2・地球温暖化問題をはじめ、環境の危機が叫ばれて久しい。
現実には、経済中心のグローバリゼーションの進展によって、環境危機は加速している。
展示コーナーに混じって、一見場違いなコーナーを見つけた。
モルディブ共和国・・・壁に写真が貼ってあるだけ、女性が一人立っている。
これは何?? 後で資料で知ったことだが、
このインド洋上の小さい島・国家は、温暖化の影響で国土が縮小・消滅する危機に直面しているという。
その小さいが切実なアッピール!!
エネルギー枯渇・世界戦争の勃発が先か、環境の汚染・生態系の破壊による生物と人間の生存条件の危機か・・・
こういった地道な環境技術の進歩により時間を稼ぐ一方で、持続可能な循環型社会に向けて大きな転換を必要としていることは間違いない。
10年くらい前になるが、環境展の前身「廃棄物処理展」にはほとんど毎年顔を出していたが、
やはり、社会のニーズと科学技術の進化に接することができ、頼もしく感じた。
環境展の他にも、「エコ・プロダクト展」というのもあり、今年12月12-14日ビックサイトで開催予定、15周年目。
こちらの方が生活者に近く、エコ製品や生物環境などがテーマのようだ。2010年度に一度参加、佐渡の島挙げての自然エネルギーや無農薬・有機農業への取り組みが印象に残っている。
環境産業の規模は、2000年の60兆円台から少しづつ増加、2012年度は82兆円にもなるという。
4つの分野「汚染防止」「温暖化防止」「廃棄物処理・資源」「環境保全」に分けられている。
この中でとくに次の2つが増加している。
温暖化対策:ハイブリッド自動車、LED照明、省エネルギービル、次世代省エネ住宅(屋上緑化、遮熱塗装)
廃棄物処理・資源有効利用:産廃の解体・粉砕・分別など処理施設、小型家電・食品・プラスチックなどのリサイクル、バイオマス発電
最近の環境分野のトレンドは「小・省・精・軽・短・耐・廉」、出展のセールスポイントにもこれがよく表れている。
小: コンパクト、環境負荷(粉じん、振動騒音、臭気)が小さいこと
省: 原料やエネルギー、作業量のムダを省く
精: 混合廃棄物を分級・選別して、貴金属などリサイクルの付加価値をつける。
軽: 設置や作業、日常の使用が楽になること
短: スピーディな作業や処理ができること
耐: 耐用年数、耐候・薬品性(熱、紫外線、酸・アルカリ)、放射線に強いこと
廉: コストパフォマンスに優れ、効率がよいこと
たしかに、産廃処理でも、アクセスのよい場所や宅地・大型商業施設の近くで、トラブルが多く、
高い処理能力と小さい環境負荷を両立した破砕機が求められている。
そのためのカッター、いろんな種類のメーカーが出展している。
東日本大震災から2年半、出展内容からも、がれき処理や放射能汚染水の処理技術が飛躍的に進歩していることが伺える。
セシウム除去装置、移動式汚染水処理車、処分場の吸着シートなど。
津波防災街づくりのモデルプランの模型も良くできている。
先週、山梨県の仕事先で見せてもらった小水力発電、その推進協議会のコーナーでは、担当者に詳しく説明してもらった。
土木コンサルの本業の傍ら、甲府盆地の小さい川を利用して設計・試作・実験を続けている会社だ。
他にも、自噴井戸に恵まれた地の利を生かして、地中熱を利用した省エネの実証試験にも感心した。
地球規模の資源、エネルギー問題、CO2・地球温暖化問題をはじめ、環境の危機が叫ばれて久しい。
現実には、経済中心のグローバリゼーションの進展によって、環境危機は加速している。
展示コーナーに混じって、一見場違いなコーナーを見つけた。
モルディブ共和国・・・壁に写真が貼ってあるだけ、女性が一人立っている。
これは何?? 後で資料で知ったことだが、
このインド洋上の小さい島・国家は、温暖化の影響で国土が縮小・消滅する危機に直面しているという。
その小さいが切実なアッピール!!
エネルギー枯渇・世界戦争の勃発が先か、環境の汚染・生態系の破壊による生物と人間の生存条件の危機か・・・
こういった地道な環境技術の進歩により時間を稼ぐ一方で、持続可能な循環型社会に向けて大きな転換を必要としていることは間違いない。
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